「繊細過ぎて看護師に向いていない気がする」
「HSPの看護師はどうすれば働きやすくなるんだろう」
HSP看護師ゆえに、このように悩んでいませんか?
繊細で傷つきやすく、人一倍ストレスを感じやすいHSPの看護師は、悩みや葛藤を抱えながら働いている人がたくさんいます。
では、HSPの人がどうやって看護師としての強みを見つけ働きやすくなるのでしょうか?
共感力があり真摯に仕事に向き合うHSPは看護師にピッタリですが、向いていないのではと悩みながら働いているのも事実です。
自分の特性や強みがわかれば働きやすい環境に出会えるので、辞めたいと悩んでいる人はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
些細な変化に気付くHSPは看護師に向いているものの、辞めたいと思うほど落ち込んでしまうときもあるのではないでしょうか。
- なんで自分だけ、こんなに心が疲れてしまうんだろう
- 患者さんや家族の気持ちに共感しすぎてツライ
- 自分のペースが乱されて働きにくさを感じる
ついネガティブな感情に襲われることが多いHSPの看護師ですが、自分の特性を知ればカバーして働く方法が理解できます。
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そもそもHSPって何?繊細さんの特徴をサクッと解説
HSPはハイリー・センシティブ・パーソンという視覚や聴覚などの感覚が敏感で、生まれつき刺激を受けやすい人のことを指します。
最近は「繊細さん」と呼ばれるほど些細な刺激にも反応してしまい、疲れやすいのが特徴です。個人差はあるもののHSPの人には特徴があるので、どのような人のことか紹介していきますね。
HSPの総数 | 人口の15~20% |
変化への対応 | 苦手 |
他者への気持ち | 敏感に反応 |
HSPの人が好むこと | 1人で過ごす時間を好む |
特性の一例 | 周囲の変化に気付きやすい 音や日差しなどが負担になる ネガティブな感情で心身ともに不調になる 突発的な出来事に驚いてしまう |
HSPは国民の5~6人に1人が該当するほど割合が多く、当然看護師にもHSPの人は一定数います。
みな働きにくさを感じながら自分にはどういう職場が合うのか模索しているので、HSPだからこその強みを活かせる環境を探してみてくださいね。
HSPは病気ではなく特性なので、自分の体質を受け入れて向き合うと良いですよ。
HSPの看護師が辞めたい人は多い!向いてないと感じる7つの瞬間
つねに人と関わり不規則な勤務形態の看護師は、HSPでなくても辞めたいと感じるほど過酷な労働環境です。
しかし、HSPだからこそ辞めたいと感じる瞬間は多いので、どんなときに働きにくさを感じるのか7つの事例を紹介します。
激務に加え気を使う看護師は疲れてしまう人も多いものの、実はHSPの人に看護師という仕事はピッタリです。
向いていない原因がわかれば対処法も考えられるので、なぜ辞めたいと感じるのか詳しく解説していきますね。
1.不規則な勤務が辛い
人一倍疲れてしまうのがHSPですが、看護師は不規則な勤務を求められる職業です。
慢性的な人手不足が続く看護業界は不規則な勤務に加え残業も多く、HSPでなくとも心身ともに疲弊しやすい環境ですよね。
- 夜勤があり生活のリズムが狂ってしまう
- ときに長時間の残業を強いられる
- 日頃の疲労がなかなか抜けない
ただでさえ刺激に敏感なHSPは疲れやすいのにも関わらず、不規則な勤務が続けば疲労は蓄積される一方です。
元気に働くためには睡眠やリフレッシュも必要なので、自分なりのストレス解決法を探してみてくださいね。
HSPにとって生活のリズムが崩れるのは天敵なので、クリニックなど日勤のみの職場へ転職するのも1つの手です。
2.周囲の人に気を使い疲れてしまう
相手の気持ちを読み取るのがうまいHSPは、周囲の人に気を使いすぎて疲れてしまいます。
看護師という仕事は職場の上司や同僚だけでなく、医師や患者さん、患者さんの家族など多くの人と関わるため、たくさんの人に気を使い心が疲弊してしまいます。
- ドクターの機嫌が悪いから、もう少し後で話をしよう
- 先輩ナースがイライラしているから、今日は余計な話はしないでおこう
- 患者さんが落ち込んでいるから、今日は少し声かけを多くしよう
さまざまな人と接する看護師だからこそ多くの人に気を配りながら働くため、周囲の人の感情の起伏や情報量で疲れ果ててしまいますよね。
職場では「気が利くね」と言われることが多いものの1人のとき以外は緊張状態が続いているため、疲れてしまうのは当然のことです。
気を使いながら働くのは大変なことですが、周囲の変化に気付くHSPに看護師は向いているのも事実です。
3.女性社会ゆえにストレスが多い
最近では男性看護師も増えてきたものの、女性が多い職場ということに変わりありません。
女性が多いからこそ仲間外れや嫌がらせもあり、それ以外にもストレスを感じる場面はたくさんあります。
- うわさ話や陰口が多い
- プライベートでの関わりを強要される
- 相手によって話し方やトーンを変える人がいる
繊細でさまざまな情報をキャッチしてしまうHSPは、誰かがコソコソ話しているのを見ると「自分が悪いことをしたのでは」と不安になってしまいます。
女性が多い看護師として生き抜くのは大変だからこそ、ときに向いていないと落ち込んでしまいます。
看護師は気の強い人が多いので、職場がピリピリしているのも辛いと感じる要因の1つです。
4.人の目を気にしてしまう
他人からの評価を気にするHSPは「どんな風に思われているのか」など、つねに人の目を気にしてしまいます。
人一倍周囲の人へ気を使うHSPは人との関わりが多いほど疲れてしまい、人が気にしないことまで考えてしまいます。
- 相手からどう思われているのか
- 何か変なことはしていないか
ただでさえコミュニケーションをとると気疲れしてしまうHSPが、多くの人と関わる看護師の仕事は疲れてしまうのは当然のことです。
HSPである以上人の目を気にするのは仕方のないことなので、さりげなく相手と物理的な距離をとるなど少しでも回避する方法も模索してみてくださいね。
1人の時間を確保したり、何もしない時間を作り心を回復してくださいね。
5.責任感が重く精神的に疲れてしまう
ときに人の命を預かる看護師は責任のある仕事ですが、あまりにも精神的緊張が長く続くと疲れてしまいます。
つねに完璧であろうとする傾向が強く責任感も強いHSPは看護師に向いているものの、ときに重圧に耐えきれず疲弊してしまっている人も多いのではないでしょうか。
- 責任感が強く、仕事に手を抜けない
- 丁寧に仕事をしてしまうため、時間がかかってしまう
- 絶対にミスをしたらいけないという重圧
人の命を預かる仕事だからこそ先輩がミスをしないか目を光らせていることもあり、重圧と人から見られているプレッシャー両方に押しつぶされそうになってしまいます。
完璧にこなしミスをしない姿勢は素晴らしいものの、自分のメンタルを崩さない職場への転職も検討してみてくださいね。
誰かに見られていると思うだけで、疲れてしまいますよね。
6.急変が起こり自分のペースで仕事ができない
看護師に緊急はつきものなので、急患や緊急オペなど突発的な対応を迫られることが多いです。
自分のペースを大切にしたいHSPは予定通り仕事が進まないことにストレスを感じ、もう辞めたいと追い込まれてしまいます。
- ペアを組んだ看護師と息が合わないとき
- 入退院の激しい職場で、ペースがつかみにくいとき
- 予定外の仕事を頼まれたとき、手が空いていないのに引き受けてしまう
急変以外にも看護研究や新人指導など看護業務以外の仕事を任され、1度にたくさんの仕事を任されたことへのストレスを感じてしまいます。
急性期や大きな総合病院はHSPには不向きな環境なので、泣きたくなるほど辛いときは部署異動や転職も検討してみてくださいね。
自分のキャパシティを超える情報処理は混乱してしまうので、自分の限界を知ることも大切です。
7.患者さんが苦しんでいる姿を見たくない
感受性が強いHSPは外部からの刺激にも反応してしまうため、治療が進まない姿や家族が落胆しているところを見るだけで心を痛めてしまいます。
看取りや急変があった場合は何日も気持ちが切り替えられない人もいるほど感情移入しやすく、衝撃的な出来事以外の場面でも辛さを感じてしまうHSP。
- 人の落ち込んだ姿を見ると、自分のことのように辛い
- 困っている人、悩んだ人を見ると放っておけず話し込んでしまう
- 辛い話を聞いたあと、自分の感情を切り替えるのが大変
ときに衝撃的な出来事が起こる看護師という仕事は感情移入しやすく、ましてやHSP看護師であれば辛さは想像を絶します。
しかし、患者さんの負の感情を受けやすいHSPですが、元気になったときの嬉しい気持ちも共有でき「看護師で良かった」と思う場面もあり辞められないですよね。
HSPならではの共感力こそ、患者さんや家族と良好な関係を築きやすいメリットもありますよ。
HSPの看護師が強みを見つける3つの方法
HSPが看護師として働いていると「辛い」「向いていない」とネガティブな感情に襲われてしまいますが、自分の特性を知れば働きやすくなります。
自分の特性をカバーして働く方法を考えるためには自分を知ることが1番なので、どうやって強みを見つけるのか3つの方法を紹介していきます。
ひとことでHSPといっても1人ずつ異なる特性を持っているので、自分自身を理解しなければ強みは見つかりません。
強みが見つかれば自己肯定感が上がりありのままの自分を受け入れられるので、強みを見つける方法を詳しく解説していきますね。
1.過去の自分と向き合う
自分の強みがわかれば看護師として何ができるのか、どうやって職場の人や患者さんと向き合えばよいのかが見えてきます。
過去の自分と向き合えば客観的に見つめ直せるので、どのように向き合っていくのか考えるべきことを紹介します。
- 頑張ったことを紙に書きだす
- 今まで頑張ったことを紙に書きだし、そのあと「どうして?」「なぜ?」と質問を繰り返し理由を見つけていきます。
「誰とでも仲良くできる」「努力できる」など自分の強みが見つかるので、過去の自分と向き合ってみてくださいね。 - 誰かに喜ばれたことを思い出す
- 家族や友人から、どんなときに喜ばれたのか思い出すと自分の強みがわかります。
落ち込んでいたとき何も言わずにそばにいてくれたなど、どんなときに人の役に立ったのか考えてみてください。 - 自分のダメなところを探す
- 長所と短所は紙一重というように、短所も裏を返せば自分の強みに変わります。
たとえば、趣味を始めると時間を忘れて没頭してしまうのは集中力があるという強みに変わるので、あえてダメなところを探してみてくださいね。
自分で自分の強みを考えるのは難しいことですが、過去の経験やできごとを思い出すと自分も知らなかった本当の自分に出会えます。
頭の中を一気に整理したい場合はマインドマップも有効なので、過去の自分と向き合ってみてくださいね。
2.グッドポイント診断
グッドポイント診断はリクナビNEXTが提供しているサービスで、登録をすれば誰でも自分の強みを客観視できます。
自分の強みだけでなく転職時のアピールポイントも見つかるので、まだグッドポイント診断をおこなっていない人は1度試してみてください。
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診断は約300問設問されているため20~30分ほど時間がかかってしまいますが、無料で5つの強みを知れるのはグッドポイント診断だけです。
自分の強みがわかれば「このままでいい」「今の自分で十分」と考えられるようになるので、だまされたと思って1度試してみてくださいね。
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3.ストレングス・ファインダー
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Webテストのアクセスコードが付属しているので、スマホやPCから約180問の設問に回答をすると5つの強みがわかります。
- 書籍の最後にあるとじ込みを開け、アクセスコードを確認する
- 公式サイトにアクセスし、アクセスコードを入力する
- アカウント登録をおこなう
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ストレングス・ファインダーは1つの質問を20秒で答えるという制約があるので、誰にも邪魔されない環境を30~40分ほど確保してからおこなってください。
書籍では自分ではわからない強みを深堀りし解説してくれるので、自分の特性を知り自己肯定感を高めたい人はストレングス・ファインダーを試してみてくださいね。
アクセスコードは1度しか利用できないので、書籍はかならず新品を購入してください。
HSPでありながら看護師を続けるメリットとデメリット
些細な変化に気付くHSPは看護師に向いているものの、つらさを感じながら働いている人も多いです。
ときには辞めたいと感じるほど落ち込んでしまうので、看護師として働くメリットとデメリットを紹介していきます。
HSPでありながら看護師を続けることは決して楽なことではないものの、自分を理解し特性を活かして働いている看護師もたくさんいます。
辞めたいと悩んでいる人はメリットとデメリットどちらが上回るのか考え、今後どうするのかを決めてくださいね。
HSP看護師のメリット
繊細で患者さんの変化に気付きやすく音やにおいにも敏感なHSPは、看護師という仕事がとても向いています。
自分では気づかないHSP看護師のメリットはたくさんあるので、どのような点が向いているのか紹介していきますね。
- 患者さんの細かい変化や異常に気付きやすい
- 共感力があるため、患者さんや家族が安心して話せる
- 患者さんが言葉にできない気持ちも、汲み取れる
- 思慮深く考えてしまうからこそ、危機管理能力が高い
- 真摯に仕事に向き合うため信頼されやすい
些細な変化に気付きやすいHSPは医療現場向きで、実は管理職など後輩育成にも向いています。
HSPのメリットに目を向けると働きにくさを軽減できるので、自分を否定せず自信をもって働いてくださいね。
HSP看護師のデメリット
周囲の人の反応に敏感なHSPは、上司や患者さん、患者さんの家族などに怒られると「自分が悪い」と落ち込み働きにくさを感じてしまうものです。
それ以外にもHSPだからこそ看護師が辛いと感じる場面は多々あるので、どのようなデメリットがあるのか紹介していきますね。
- 自分のせいだと落ち込んでしまうことが多い
- 自分に仕事があっても、頼まれると断れない
- 1度に多くの業務をこなすのが苦手
医療現場は急な体調悪化がつきもので、ときにマイナスの感情に共感しすぎて疲れてしまうこともあります。
たしかにデメリットはあるものの自分を知れば対策を講じられるので、うまく付き合う方法を模索してみてくださいね。
働きにくさを感じるHSP看護師が仕事に集中する3つの方法
自分の特性との向き合い方に悩み、看護師を辞めたいと思いながら働いている人も多いのではないでしょうか。
たしかにHSPだからこそ働きにくい場面もありますが、実は仕事に集中する方法はあります。これから3つのポイントを紹介するので、できることだけでも実践してみてくださいね。
さまざまな人と関わり仕事をする看護師は辛いこともたくさんありますが、働きやすくするためにできることはあります。
気持ち1つで変わることもありますが環境が原因で働きにくさを感じるケースもあるので、どうすれば特性を活かして働けるのか紹介していきますね。
1.自分を責めない
自分のことを責め落ち込んでしまうHSPは、つねに誰かのために動くという責任感に駆られてしまいます。
ときに「あの人の機嫌が悪いのは自分のせいかもしれない」など自分が悪いと感じ、生きにくさを感じてしまいますよね。
- ありのままの自分を受け入れる
- マイナスよりもプラスの感情を大切にする
- 趣味に没頭する時間を作り、何も考えない
- 自分の良いところを自分自身で褒め、いたわる気持ちを持つ
- 負の感情をキャッチしないよう、人と距離をとる
- もっと頑張らないと!と思う気持ちを捨てる
紹介した自分を責めない方法は一例で対処法は人それぞれ異なりますが、自分を責めすぎず「今のままでいいんだ」「自分は悪くないんだ」と感じることが大切です。
自分を責めてばかりいると自己肯定感が下がってしまうので、自分自身に優しくしてあげてくださいね。
最大の味方は自分自身なので、頑張っている自分を褒めてあげてくださいね。
2.働きやすい環境や強みを知る
HSPだからこそ働きにくさを感じてしまいますが、自分の苦手な環境や強みを知れば働きやすくなります。
「もう看護師を辞めたい」と思っている人でも看護師を活かして働ける職場はあるので、HSPの人が働きやすい職場を5つ紹介します。
- 1人の時間が確保できる「訪問看護」「訪問入浴」
- 変則的な勤務がない「クリニック」
- 1人1人とゆっくり関われる「有料老人ホーム」「デイサービス」
- デスクワークがメインの「企業看護師」
- 人と距離を保てる「単発派遣」
紹介した職場はあくまでも一例ですが、HSPの特性を活かしながら働ける職場はたくさんあります。
自分の向いている仕事、向いていない仕事を知り、働きやすい環境へ身を置くと辞めたいと思う回数もグッと減りますよ。
3.自分に向いている職場を探す
HSPは1人で業務ができる環境、時間に追われず自分のペースでできる仕事を好むため、職場を変えると働きやすくなる可能性が高いです。
些細な変化にも気づきやすいHSPは看護師に向いているので、転職サイトを利用し働きやすい職場を探すことをおすすめします。
- 求人情報誌やハローワークではわからない、職場の内部情報を知れる
- 扱っている求人数が多く、さまざまな職場の中から自分に合うところを選べる
- 看護師に特化しているからこそ、悩みを理解してもらえる
- メールやLINEでやり取りができるため、負担にならない
- 内部情報に詳しく、自分に合う職場なのか判断しやすい
繊細なHSPは「看護師に向いていないのかもしれない」と悩んでしまうものですが、その繊細さを活かして働ける職場はたくさんあります。
辛いと感じたまま働いていると心身ともに疲弊してしまい看護師としての自信を無くしてしまうので、長所を活かせる職場を探してみてくださいね。
悪いのはHSPではなく環境なので、苦手を避けられる職場を探してみてください。
HSPの看護師に向いている職場に共通する特徴5つ
HSPの看護師にとって刺激や変化が多い職場で働くのはストレスが溜まってしまうので、特性を活かせる職場のほうが毎日楽しく働けます。
どんな職場ならHSPが働きやすいのか、これから紹介する5つの特徴に当てはまっているほどHSP向きの職場です。
HSPの特性を活かして働ける職場はたくさんあるので、働きにくさを感じながら無理をして今の職場で頑張る必要はありません。
どんな職場ならHSPの人が働きやすいのか、向いている職場環境の特徴を詳しく紹介していきますね。
1.ルーティン業務が多い
HSPは刺激に敏感で予測できない変化に対しストレスを感じてしまうため、同じ作業を繰り返すルーティン業務が多い職場は安心感あります。
次に何をやればいいのか予測できるほうが精神的な負担が減るので、ルーティン業務が多い科や職場を3つ紹介します。
- 処置や患者の対応が決まっている「透析クリニック」
- 決まった手順に沿って進行する「健診センター」
- 大きな変化や急な業務が少ない「老人ホームや介護施設」
ルーティン業務が多い職場は業務の進行がパターン化されているため、HSPの看護師が感じる不安やストレスを最小限に抑え働きやすいです。
細かいところに気付きやすいHSPは正確なルーティン作業をこなすことで繊細さを活かせるので、仕事の満足感や達成感を味わえますよ。
2.命に関わる仕事ではない
感受性が強いHSPは緊張が続いたり緊急性の高い場面が続くと心身に大きな負担をかけるので、命に直結する判断や処置には向いていません。
プレッシャーが大きくストレスを感じる職場よりも、命に関わらず負担が少ない職場のほうが精神的な安定を保てます。
- 命に関わる状況が少ない「美容クリニック」
- 健康管理や労働環境改善に関する業務が多い「産業看護師」
- 回復を支援する業務が中心の「リハビリテーション科」
命に関わるプレッシャーがなければ心に余裕を持ち働けるので、HSP特有の細やかな配慮や丁寧な対応が発揮しやすくなります。
感受性が強く患者さんや家族が苦しむ姿を見るのがツライHSPだからこそ、命のリスクが少ないことで精神的な負担を軽減し長期的に安定して働き続けられますよ。
3.職場の環境が静かでうるさくない
HSPは外部の刺激に敏感で特に音や騒音に対して強く反応することが多いので、騒がしい環境では集中力が途切れやすく、疲労感が増してしまいます。
逆に、静かな職場環境はHSPにとって心地よく仕事に集中できるので、静かに働ける職場の一例を紹介します。
- 騒音や多忙さに悩まされることが少ない「訪問看護」
- 静かで落ち着いた空気が保たれている「睡眠外来」
- 機械音以外は静かな「透析クリニック」
静かな職場環境では、HSPの看護師は過剰な音や騒音からの刺激を避けられるため、丁寧な患者対応や細かいケアを実践するのに最適です。
刺激が少ない環境はHSPの敏感さを活かし細やかな業務に専念できるので、長期的に安定したパフォーマンスを発揮できますよ。
4.しっかりと休憩時間を確保できる
HSPは感覚や感情に敏感で刺激を多く受けるため疲労を感じやすく、精神的なエネルギーの消耗も大きいです。
短時間でも静かにリフレッシュできる時間があれば、過剰な刺激をリセットし仕事に集中できるようになります。
- 患者数が限られている「予約制クリニック」
- 予約制でスケジュールが整っている「健診センター」
- スケジュールが事前に組まれている「リハビリテーション科」
しっかりと休憩時間を確保できればエネルギーを回復できるので、心身のバランスを保つためにリフレッシュが欠かせません。
突発的な出来事が多い職場は休憩を取れないことも多々あるので、疲労や刺激をリセットするためにも休憩が取れる職場がおすすめです。
5.自分1人でできる業務が多い
HSPは他者との過剰なコミュニケーションや周囲の人々の感情や状況に敏感で、集団での業務やチームワークが必要な場面は刺激を受けて疲れてしまう傾向にあります。
自分1人でできる業務が多い職場では周囲からの影響を最小限に抑えられるので、自分のペースで集中して仕事のほうがHSPに向いています。
- 利用者の自宅を1人で訪問し自分のペースを守れる「訪問看護」
- 施術やカウンセリングを1対1で行う場面が多い「美容クリニック」
- 1人で健康診断や従業員の健康管理をおこなう「産業看護師」
1人でできる業務が多い職場は周囲からの刺激を受けず、自分のペースでリラックスして働けます。
ペースを乱されず働くとHSP特有の集中力や繊細さが発揮されるので、心身のバランスを保ちながら長所を活かし働けますよ。
看護師を辞めたいのはHSPだから?よくある疑問を一挙公開
頑張って働いていると「看護師の仕事が向いていないのか」「HSPだからつらいと感じるのか」自分でもよくわからなくなってしまいますよね。
そこで、HSP看護師のよくある疑問を紹介するので、悩み解決に役立ててください。
- HSPに向いている仕事って何?
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HSPの人は自分の強みを発揮できる仕事を選ぶと活き活き働けるので、とくにおすすめの5つの職種を紹介します。
クリエイティブな仕事(イラストレーターやカメラマンなど)
1人で作業を進められる仕事
在宅で働ける仕事
ルーティーン業務が多い仕事 - HSPは病棟看護師に向いていないの?
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病棟は急変がつきもので、つねに人目を感じながら働くためHSP看護師はつらさを抱えながら働かなければいけません。
もっと心穏やかに働ける職場もあるので、HSPの人でも働きやすい職場を5つ紹介します。
変則的な勤務がない「クリニック」
利用者さんと向きあえる「デイサービス」
わずらわしい人間関係がない「単発派遣」
デスクワークがメインの「企業看護師」のんびり働きたい看護師におすすめの職場一覧
関連記事:
関連記事:医療職や患者と関わらずに働ける15の仕事
関連記事:看護師が一人もしくは少人数で働ける職場13選 - フルタイムがきついのはHSPだから?
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HSPの人のなかには「フルタイム勤務がきつい」と感じる人が多く、責任ある看護師であればなおさら働きにくさを感じてしまうものです。
非正規雇用+副業で生活費をまかなう
単発派遣の仕事を探すきついと感じながら働き心のバランスが崩れてしまっては意味がないので、ゆるく働きながら副業をおこなうなど自分にとって良い環境で心と体を休ませてあげてくださいね。
関連記事:
HSPだから看護師に向いていないと感じてしまいますが、人の気持ちに寄り添えるHSPの人に看護師という仕事は向いています。
たとえ今はつらくても環境を変えると働きやすくなる可能性がグッと上がるので、向いている職場を探してみてくださいね。
HSPで看護師を辞めたいと感じている人は環境を変えるべき
看護師は女性が多い、慢性的な人手不足で慌ただしいなどHSPの人には辛い職場であることは確かですが、決して看護師に向いていないわけではありません。
「HSPは看護師に向いている」と言われても信じられないかもしれませんが、働きやすい環境は絶対にあるので諦めないでくださいね。
- HSPだからこそ向いていないと思い悩んでしまうが、看護師は向いている職業
- 強みが見つかれば、ありのままの自分を受け入れ働きやすくなる
- HSPの看護師も自分に向いている職場を探し活躍している人が多い
看護師の資格があれば何度も働きやすい環境へ移ることは可能なので、働きにくさを感じながらも我慢する必要はありません。
今日まで仕事を続けてこれたという実績だけで看護師としての才能はあるという根拠なので、自信をもって看護師として働いてくださいね。
今すぐ転職する予定はなくても、転職サイトで自分に合う求人があるかチェックしておくと行動に移しやすくなりますよ。
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