「自分が看護師以外の仕事ができるのか不安」
「看護師を辞めた人は今どんな生活を続けているんだろう」
と思うことはありませんか?
看護師を辞め異業種にチャレンジしようと思っても、収入や働き方の変化、キャリアに不安があり後悔するのかなど不安になってしまいますよね。
結論からお伝えすると、看護師を辞めた人は「本当に良かった」「今の生活が幸せ」と退職したことを後悔していません。
この記事を見れば独自アンケートで判明した元ナースが我慢の限界を迎えた理由、看護師を辞めて気持ちや生活がどう変化するのかわかります。
「辞めた人のリアルな体験談が知りたい」「働きやすい職場があるなら感を続けるかもしれない」と気になっている方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
看護師の退職理由を独自アンケートで調査

日本看護協会の調査によると、2022年度の正規雇用看護職員の離職看護師は「新卒10.2%」「既卒16.6%」と、他業界と比較しても若干ではあるものの離職率が高いです。
当サイトが元ナースに退職理由を調査したところ、約3人に1人が看護師ならではの理由で退職していることが判明しました。

2人に1人の看護師は人間関係を理由に退職しており、医療職や患者さん、その家族と関わることで精神的な負担が大きくなってしまい心が疲弊してしまいます。
なかにはパワハラが原因で適応障害を発症し退職した看護師もいるので、心身ともに疲弊し退職に追い込まれてしまう人が多いです。
実録!看護師なんて二度とやりたくないと感じた瞬間10選

命を預かる責任の重さや人間関係のストレス、過酷な労働環境など看護師ならではの大変さがあり、精神的にも肉体的にも負担が大きい仕事です。
体力や精神力がなければ続けられない仕事なので、元ナースが看護師なんてやりたくないと感じた瞬間を紹介します。
看護師なんて二度とやりたくないと感じた理由は人によって違うものの、全員が「退職して良かった」「満足度が高い」と回答しています。
どんなときに辞めたいと感じたのか、看護師10人の体験談をもとに紹介していきますね。
1.体調を崩してしまった

30歳で退職
二度とやらないと感じた理由
夜勤明けで体調を崩しても休めず、そのまま勤務を続けたとき。そこから一気に体調を崩して食事もうまくできなくなってしまい、最終的に倒れました。もう二度とこんな働き方はしたくないと思いました。
北海道/37歳(女性)
看護師は疲労が蓄積した状態で勤務しているため、慢性的な疲れやストレスを抱えながら勤務している人が多いです。人手不足や周囲の人に迷惑をかけられないと休めず、結果的の体調悪化を招いてしまいます。
本来であれば体調を崩しても休めないことは深刻な問題ですが、自分の健康を犠牲にして働かざるを得ない環境が看護師の過酷さを物語っています。
仮眠時間が取りにくい夜勤は睡眠不足に陥りやすく、体調が悪くても働き続ける→さらに悪化→倒れるという悪循環に陥ってしまいます。
2.医者の当たり外れが激しい

30歳で退職
二度とやらないと感じた理由
医者の当たり外れが激しい。大学病院の医局からの派遣となっているため医師の入れ替わりも激しいが基本的に性格の悪い医師が多い。勉強しかできなくて道徳心は育たなかった可哀想な人間が多いと感じた時に、看護師なんて辞めたいと思いました。
神奈川県/32歳(男性)
医者の性格や態度に振り回されるのは看護師あるあるで、頼りになる医者もいれば横柄で看護師を見下す医者もいます。ましてや人間性が最悪な医師に当たるとストレスが大きく、患者対応以上に医師のほうが大変に感じる看護師も多いです。
指示が曖昧な医師ほど看護師がカバーしなければいけない場面も多く、余計な仕事が増えたとストレスを感じてしまうのは当然のことです。
とくに大学病院は研修医や若手医師のフォローもあり、より一層看護師のストレスは増えてしまいます。
3.患者さんや家族から理不尽に怒られる

25歳で退職
二度とやらないと感じた理由
患者さんの家族さんからめちゃくちゃ理不尽に怒られた時や、患者さんが不機嫌な時。また、理不尽な女社会のイライラに巻き込まれたりとにかく理不尽すぎる環境を感じた時に限界を感じました。
大阪府/30歳(女性)
患者や家族の怒りの矛先が看護師に向かうことは多々あり、治療の遅れや医師の説明不足など、本来は看護師の責任ではないことでも怒られてしまいます。また、医師に言えない文句を看護師にぶつけるケースも多いです。
機嫌が悪いときの八つ当たり、病院の対応が悪いなど理不尽なクレーム、看護師自信が悪くなくても怒られたり文句を言われる場面はたくさんあります。
クレームが常態化している職場ほど精神的に消耗してしまい、精神的に追い込まれ退職を決断してしまいます。
4.心身ともに限界を迎えた

28歳で退職
二度とやらないと感じた理由
看護師として働いているとき、夜勤や長時間勤務で体が疲れきったり、急患対応で精神的に追い詰められたとき、「看護師なんて二度とやらない」と感じました。特に、心身ともに限界を感じたときは、続ける自信がなくなりました。
東京都/30歳(女性)
夜勤続きで睡眠不足の慢性化や休憩が取れない、緊急対応や医療ミスのプレッシャーなど、身体だけでなく心も休まらない看護師。
仕事柄「つねに次に何か起こるかもしれない」という緊張感が続き、1つのミスで患者の命に関わる可能性があるというプレッシャーに押しつぶされそうになります。
自分が限界でも誰も助けてくれないという絶望感や心身ボロボロでも気にかけてもらえない孤独感など、誰かを癒すために看護師になったのにと理想と現実のギャップに悩んでしまいますよね。
5.メンタルを病み休職してしまった

29歳で退職
二度とやらないと感じた理由
職場の人間関係が原因でメンタルを病み、休職している時「看護師として病院に戻ろうか、全く別の仕事を始めようか」と悩んでいるとき。過去の思い出が、毎日の残業や上司・医師からのきつい叱責などのつらい場面しかなかったとき退職を決意しました。
静岡県/30歳(女性)
先輩や上司からの理不尽な叱責やパワハラ、相談できる相手がいない孤独感などメンタルが病んでしまう原因はたくさんあり、ビクビクしながら働いている看護師は少なくありません。
あまりにもストレスが溜まると休職に追い込まれるケースもあり、看護師としての自信が完全に失われ前向きになれなくなってしまいます。
仕事を休んでも職場のことを思い出すと不安や焦りが襲ってくるほど苦しさのほうが強いと、看護師を辞めてしまうのは当然です。
6.忙しいのに給与が少ない

26歳で退職
二度とやらないと感じた理由
師長に怒られた時。怒られた内容がなんでなのか全く理由がわからなかった時。仕事は忙しすぎるのに給料が全然入っていないと実感した時。それなのに理不尽な管理職は給料が高いと知った時。
二度とやりたくないと感じる理由は、たくさんあります。
千葉県/27歳(女性)
看護師がブラックだと感じる理由の記事でも解説していますが、仕事量と給与が見合っていないと感じている看護師は非常に多いです。
看護師の給与は高いと思われていますが、実際は夜勤や残業をしなければ安い給与、心身ともに消耗しても給与が低いと割に合わないと感じてしまうのは当然のことです。
「忙しい+給与が少ない」という2つのストレスが同時にのしかかることが辞めたくなる要因に繋がってしまい、管理職との給与格差や理不尽な評価がさらにストレスを増大させてしまいます。
7.些細なことで怒られ意地悪な言い方をされる

39歳で退職
二度とやらないと感じた理由
職場で些細な事で、怒られた時に、なんでこんなに言われなきゃならないのかなって、、叱り方に問題がありますので、、考えたくないです。
病棟勤務の時など血圧がなぜか測定できなかったときでも嫌な顔されて、、申し送りの時もちゃんと見ないととか、、意地悪な言い方されました。そんな中で看護師なんてできませんよ。メンタルやられたら事故に繋がりますので。
北海道/53歳(女性)
ミスや間違いがあってはいけない仕事だからこそ、成長を促すためにも叱ることはよくあります。ただし、看護師はキツイ性格の人も多く、必要以上に強い口調で責める先輩もいます。
普通に指摘されるだけならまだしも、ストレス発散のように嫌味や圧をかけられると精神的に追い詰められてしまうのは当然です。
あまりにも追いつめられると仕事が思うようにできず支障が出てしまうため、退職や転職を選ぶ看護師はたくさんいます。
8.ボロボロになるまで働いても感謝されない

32歳で退職
二度とやらないと感じた理由
丁寧にできることをしても文句ばかりいわれたり、おじいさんからセクハラをされた時。そして、心身ともにボロボロになるまで働いても、誰にも感謝されず、苦しい思いをした時につらかったです。
大阪府/36歳(女性)
感謝されるために看護師になったわけではないものの、どんなに頑張っても「ありがとう」と言われることはほとんどありません。丁寧にケアをしても文句を言われたり、セクハラまがいのことをされたら「もう頑張れない」と心が折れてしまいますよね。
何日も続く過酷なシフトや夜勤、急患対応で体力が限界な状態のうえに、精神的にも疲れ果てた結果「もう看護師なんてやりたくない」と思うのは当然です。
患者さんからの理不尽な要求や暴言にも耐え笑顔で接しなければいけないので、医療職なのにサービス業のように感じてしまう看護師は少なくありません。
9.残業代をもらえない

30歳で退職
二度とやらないと感じた理由
自分の勤務していた病院では残業せずに定時で帰ったり、残業申請をして残業代を貰うことは悪いこと、という体質があり、月に80時間以上サービス残業を行なっていました。
緊急入院や委員会の仕事、勉強会などが重なり、退勤時間が深夜1時を過ぎたときに、とうとう限界を迎えました。
埼玉県/35歳(男性)
看護師という仕事柄「定時だから帰ります」とはいかず、仕事が残っていれば残業してでも片付けなければいけません。
当サイトの独自アンケートで7割の看護師が残業代は支給されると回答したものの、申請時に文句を言われたり満額出ないケースもあります。
退勤時間が遅いうえに残業代が支給されない状況では働く意義すら見いだせなくなってしまうので、働きやすい職場へ行きたいと思うのは当たり前です。
10.プレッシャーに押しつぶされた

32歳で退職
二度とやらないと感じた理由
自分の知識不足やアセスメント不足が露呈し自信がなくなった時や、技術面や責任感からプレッシャーを強く感じた時辞めたいと思い続けていました。
結婚を機に退職しましたが、もう看護師はやりたくありません。
大阪府/36歳(女性)
看護師の仕事はやりがいがある半面、大きな責任がともなう仕事でもあります。つねに学び続けスキルを高めなければいけないため、知識やアセスメント不足を痛感すると自己嫌悪に陥ってしまいます。
自信を失っている状態で責任感からくるプレッシャー、期待に応えなければいけない重圧が積み重なり、もう看護師なんてやりたくないと思ってしまいますよね。
転職や家庭の事情で看護師の仕事を離れると「二度とやりたくない」と感じる人が多く、いかに看護師の仕事が大変なのかわかります。
辞めた人のその後は?看護師7人の体験談を紹介

膨大な量の勉強や実習、将来への不安など看護師になる前から大変な思いをしたからこそ、退職するのはもったいないと悩んでしまいますよね。
退職には悩みが尽きもので後悔しないか、ほかの仕事ができるかなど不安になってしまうものなので、元ナース10人が辞めてどう感じたのか体験談を紹介します。
元ナース全員が「看護師を辞めて良かった」「幸福度が上がった」と回答するほど、辞めて良かったと感じています。
辞めた人はその後どうしているのか、どう感じているのか7人の体験談を紹介していきますね。
1.感動するレベルで幸福度が上がった

辞めて幸せか
結婚、出産に伴い家族との時間を増やしたく思いフルリモートワークで働ける会社で働きたいと感じ、退職を決意しました。
看護師を辞めてよかったです。仕事内容自体は嫌いではなかったが、気持ち悪い患者もいた特に生保患者。フルリモートワークはこんなにもストレスがないのかと感動を覚えるレベルで、幸福度が上がったと思います。
神奈川県/32歳(男性)
3交代制で働いていると家族と過ごす時間を確保するのが難しいため、結婚や出産を機に転職や退職を考える人は非常に多いです。
看護師の仕事は激務で心身の負担も大きいため、退職するとストレスから解放され自分のやりたいように時間を使えるようになります。看護師は不規則な生活が続き自分の時間すら確保するのが難しいので、家族との時間が増えることで幸福度が上がる人は多いです。
幸福度の感じ方には個人差があるので、自分にとっての幸せを考えてから行動に移してくださいね。
2.土日休みで家族や友達と予定を合わせやすい

辞めて幸せか
結婚したこともあり、旦那との時間を大切にしたいと思いました。また、子供が欲しかったので総合的に見て退職しました。
現在は規則正しい生活ができていることに凄く幸せを感じています。また、時間が規則正しく土日祝休みになったので、家族や友達との予定も合わせやすくなって良かったです。
辛い思いをしながら働かなくていいので、ストレスがない生活を送っています。
大阪府/25歳(女性)
病院勤務は一般的にシフト制で、土日や祝日に休めないことが当たり前です。看護師として働いていると家族や友人と時間を合わすことも難しいため、退職すれば家族旅行にも行けるようになります。
不規則なシフト性が固定休みになると生活のリズムが一定になり体調管理しやすくなるので、心身の健康が整います。
土日休めるようになれば友人の結婚式や子どもの学校行事、親との旅行など、これまで参加しづらかったイベントに参加できるようになり、生活全体の満足度が向上すること間違いなしです。
3.健康を取り戻せた

辞めて幸せか
辞めたことで自分の健康を取り戻せましたし、新しい仕事に出会えたことで生活が安定しました。何より今の仕事では人間関係の悩みがないので、今では看護師を辞めて本当に良かったと思っています。
今は在宅で働いていますが、規則正しい生活が送れていますし、しっかり休めるので満足度は高いです。
北海道/37歳(女性)
看護師の仕事は不規則で身体に負担がかかるため、退職すると健康状態が改善するケースは難しくありません。
また、ストレスが原因で体調を崩す人も多いため、無理な働き方をしなくなることで将来的な体調不良や病気のリスクを減らせるのもメリットの1つです。
自分らしい働き方ができれば生きがいにもつながり人生が豊かになるため、興味のある仕事や働き方に関する情報をリサーチしてみてくださいね。
4.今は良い仲間に恵まれている

辞めて幸せか
先生や仲間との関係が悪く、5箇所転職したが必ず性格がきつく、したことに対して怒ったような言い方が多かったです。
看護師を辞めたことで、心身ともに楽になり、自分のペースで生活できるようになりました。仕事のストレスが減り、幸せだと感じる瞬間が増えたので、辞めて良かったと思っています。ただ、看護の仕事に対する思いは今でもあります。
訪問ヘルパーは看護師のときとは違い、感謝されるので幸せです。
北海道/53歳(女性)
ときに人の命を預かる看護師の仕事は、先輩ナースから強い口調で怒られるケースも珍しくありません。女性社会ということもあり気が強い看護師も多いため、人間関係に悩む人は非常に多いです。
人間関係が良い職場もありますが、忙しい職場ほどキツイ看護師が多い傾向にあります。
どんな仕事をしていても感謝されることでモチベーションを維持しやすくやりがいを感じられるので、状況を改善するなら転職が有効です。
5.人間関係の悩みがなくなった

辞めて幸せか
今は人間関係の悩みは皆無で、とても幸せです。メンタルを病む前に、もっと早く看護師の仕事を辞めればよかったと思います。看護師を辞めてはじめて「世の中にはこんなに色々な仕事があるんだ」と知ることができました。
自営業で昼夜問わず仕事をしているので、稼働時間は看護師時代より圧倒的に長いです。しかし、人間関係の悩みがないのでとても気楽に楽しみながら仕事をしています。
静岡県/30歳(女性)
看護師の仕事は職場の上下関係や医師・患者とのコミュニケーションに気を遣う場面が多く、大きなストレスになることもあります。そのため、転職や独立によって人間関係の悩みが解消されると、精神的な負担が大幅に軽減されます。
人間関係に悩むことが多い看護師だからこそ、ほかの職種を経験すると「こんなに悩みがなくなるのか」と驚くほど働きやすいです。
また、自分の好きな仕事は労働時間が長くても苦にならないので、楽しい、やりがいがあるという仕事を探せばストレスフリーな働き方が実現できますよ。
6.幸せだと感じる瞬間が増えた

辞めて幸せか
辞めてからは家のことや子供のことにもしっかり手を掛けれるようになってとてもよかったと思いました。ただ少しだけですが、収入が減ったので残念な気分にはなっています。
現在の不動産業界の仕事は、看護師時代に比べて身体的や精神的な負担が少なく、比較的自分のペースで働けるため、満足度は高いです。看護師時代のようなプレッシャーや急な対応が少ないので、今は心身ともに安定していると感じています。
東京都/30歳(女性)
看護師の仕事をしていると家事や育児の両立が難しいため、ご飯を作る時間がない、子どもと遊んであげられないなど悩みが尽きません。看護師を辞めるとワークライフバランスが整うため、趣味やリラックスの時間を確保できるようになります。
家族に時間を使えることで家族との関係が良好になる、精神的なプレッシャーが減り心にゆとりが持てるなどメリットが多いので、生活の質が上がります。
ただし、看護師を辞めると収入が下がるケースが多いので、収入とワークライフバランスどちらを重視するのか家族で話し合ってくださいね。
7.気持ちが晴れやかになった

辞めて幸せか
看護師を辞めて新しい環境になった事で鬱々としていた気持ちがなくなりました。今振り返れば、看護師として働いている最中職員や患者さんからのパワハラ、セクハラのオンパレードで地獄だったんだと思います。仕事をしている期間笑っている日があまりありませんでした。
今は自分の好きなことを好きなだけ出来て、メンタルも安定しているのでこの仕事を選択して良かったと思っています。
愛知県/27歳(女性)
医療現場ではパワハラやセクハラが問題になりやすく、対人関係が原因で精神的に疲弊してしまうケースも少なくありません。
医療職でありながらサービス業の側面も持つ看護師は嫌なことがあっても笑顔で対応しなければいけないため、ガマンたストレスを溜めている看護師はたくさんいます。
職場環境を変えるとメンタルが劇的に改選されることもあるため、今ツライと感じている場合は無理せず新しい道を考えるのも選択肢の1つです。
看護師を辞める5つのデメリット

看護師の仕事はやりがいとともに大きなストレスも伴うため、辞める前にメリットだけでなくデメリットも考えてみてください。
退職を迷っているなら立ち止まり自分自身と向き合ったほうがいいので、看護師を辞めるデメリットを5つ紹介します。
看護師を辞めることは人生の大きな決断だからこそ安易に決断せず、しっかりとメリットとデメリットを比較検討し最善の選択をしてください。
退職後に後悔しないためにも、看護師を辞めるデメリットを紹介していきますね。
1.給与が減ってしまう
厚生労働省の調査によると看護師の平均年収は508万円と、女性のなかで比較的収入が高い職業です。
異業種に転職すると未経験からのスタートとなってしまうため、平均収入よりも年収ガクッと下がる可能性が高いです。
企画/管理 | 472万円 |
金融系専門職 | 474万円 |
営業 | 469万円 |
技術/IT・通信 | 399万円 |
技術/電気・電子 | 468万円 |
クリエイティブ | 392万円 |
事務 | 350万円 |
サービス | 339万円 |
(出典)doda
看護師を辞めると収入が下がるリスクがあるため、転職前に生活費の見直しや貯金の準備、看護師資格を活かし収入を安定させるのも選択肢の1つです。
未経験の業種へ転職すると収入が安定するまで時間がかかる可能性もあるため、計画的に転職活動を進めていってくださいね。
2.看護師に復帰しづらくなる
看護師を辞めてブランクができると医療現場の知識やスキルが鈍ってしまうため、復帰のハードルが上がってしまうのがデメリットです。
ブランクが長くなるほど採用側が即戦力にならないと見なし、現場に戻るのが難しくなる可能性もあります。
- 医療技術や知識の変化についていけず、即戦力になれないと感じる
- 採用面接でブランクを指摘され、うまく説明しなければいけない
- 現場に戻れるか不安になり、別の仕事を選んでしまう
看護師の仕事に復帰しにくくなるデメリットはあるものの、クリニックや介護施設などブランクがあっても復帰しやすい職場もあります。
退職前に今後のキャリアプランを考えたほうが後々後悔しないので、また看護師として働くのかも含めて検討してみてください。
3.退職を後悔する可能性がある
忙しさや人間関係のストレスなど負の感情で退職した場合、いざ辞めてみると収入減少や仕事のやりがい喪失などを理由に後悔する人も少なくありません。
とくに新しい職場に不満がある人ほど後悔する可能性が高まってしまうため、よくある後悔のパターンを・・
- 収入が下がり生活が苦しくなってしまう
- 新しい仕事が合わず、やりがいを感じられない
- 前職の不満は大したことがなかったと、良さに気付く
- 復職しようと思ったが、ブランクが長く採用されない
- 経験やスキルを活かせる仕事が見つからない
退職したことを後悔するケースもあれば「もっと早く転職すれば良かった」と後悔するケースもあるため、感情的な判断はせず慎重に転職するか決めてくださいね。
転職や休職、働き方の見直しなど辞める以外の選択肢もあるので、よく考えたうえで決断すると後悔しにくくなりますよ。
4.周囲から否定的な反応をされることがある
看護師は社会的に安定した職業で収入が高いこともあり、辞めることに対して家族や友人、同僚から「もったいない」「せっかく資格を取ったのに」と否定的な意見を言われることが多いです。
また、実際にあった退職トラブルの記事でも紹介していますが、人手不足の職場ほど上司や同僚から引き止められるケースが多いです。
- 辞めるなんて甘えていると言われ、気持ちを理解してくれない
- 責任感がないと仕事から逃げていると思われてしまう
- 「将来後悔する」「ほかの仕事はできない」など脅される
心配する気持ちから引き止めてくれるケースもありますが、看護師を辞めると周囲の人が否定的な意見を決断しにくいケースもあります。
気持ちを理解してくれる人に相談し味方を増やすと気持ちがラクになるので、素直な気持ちを話してみてくださいね。
5.仕事の悩みが解決できるとは限らない
人間関係や業務の忙しさ、体力的な負担など仕事を辞めれば悩みがなくなると思いがちですが、転職先でも別の悩みが生じる可能性があります。
かならずしも悩みが解決するとは限らないため、勢いに任せず冷静に悩みが解決できるのか考えてみてください。
- 今の悩みの「本当の原因は何か」を深掘りして考える
- 転職して後悔しないか冷静に考える
- 辞める以外の解決策はないのか異動や休職なども検討する
辞めることは解決ではないことを理解したうえで悩みを解決するためには何ができるのかを考えると、後悔のない選択ができます。
職場への不満や環境を変えようと看護師を辞めた人は後悔どころか今の生活に満足しているので、安心して一歩踏み出してくださいね。
今すぐにでも退職したほうがいい看護師の特徴15選

退職は職場や生活環境が変わるため安易におすすめできないものの、今すぐに辞めなければ心身の健康に関わる問題もあります。
どんな状態だと今すぐに退職を検討したほうがいいのか、下記の特徴に3つ以上当てはまったら休職や辞めることも視野に入れて考えてください。
- 心身の健康に関わる問題
- 1.職場に行くのが苦痛
2.体調不良でも休めない
3.うつ状態になっている(なりかけている)
4.過労で意識が朦朧とする、倒れたころがある
5.パワハラやいじめを受けている - 職場の環境問題
- 6.長時間労働やサービス残業が慢性化している
7.夜勤が多く慢性的な寝不足に陥っている
8.人手不足で、つねにバタバタしている
9.あきらかに給与と労働環境が見合っていない
10.教育やサポート体制がなく、新人や後輩が育たない - 適性やキャリアの問題
- 11.看護師の仕事にやりがいを感じられない
12.心に余裕がなく、つねにイライラしている
13.看護師以外にやりたい仕事がある
14.職場に尊敬できる上司や先輩がいない
15.今の職場で成長できる未来が見えない
人間関係や仕事内容、職場環境など自分では変えられない状況もあるため、心と身体の健康を守るためにも新たな一歩を踏み出したほうがいいです。
辞めるのは決して悪いことではなく自分の健康や人生を守るための選択なので、周囲の意見に惑わされず自分らしい選択をしてくださいね。
看護師を二度とやらないと辞めた人のその後や転職先

看護師を辞めたい、二度とやりたくないと感じた理由は人それぞれですが、元ナース全員が「辞めて良かった」と感じています。
どの後どうしているのか、今どんな仕事をしているのか、独自アンケートで退職後を調査したので紹介していきます。

本当に良かった | 19% |
心身がラクになった 生活の質が向上した 人間関係の悩みがない ストレスがない | 幸福度が上がった14.3% |
規則正しい生活が送れる | 9.5% |
退職した感想
家族との時間が欲しくて退職
専業主婦 工場の経理でフルリモート
人間関係に悩み退職
ハンドメイド作家 訪問看護ヘルパー
心身の疲弊で退職
不動産業界 コラム記事や電子書籍の作成
結婚や出産を機に退職
近所のスーパーでレジ打ち Webライター
やりがいを得られず退職
登録販売者 製造業の事務
看護師の仕事が好き、収入が下がったという後悔はあるものの、辞めて良かったと退職したことを後悔していない人ばかりです。
「なぜ辞めたいのか」「次に何をするのか」を明確にしたうえで退職した人ほど退職の満足度が高いので、なぜ二度とやりたくないのか考えてみてくださいね。
辞める前に要検討!おすすめの職場や資格を活かせる仕事10個

看護師を辞めた後の働き方は人それぞれですが、看護師の資格や経験を活かせる仕事を選ぶ人もいれば、全く違う職種へ転職する人もいます。
「せっかく資格を取ったのに」「今までの経験を活かしたい」という人のために、看護師の資格を活かせる仕事を10個紹介します。
看護師の仕事は大変ですが、やりがいが大きく高収入を得られるため、心残りがある方は資格を活かせる仕事を選んだほうがいいです。
どんな仕事なら今よりも負担が減り働きやすくなるのか、おすすめの職場を詳しく紹介していきますね。
1.夜勤なしで働けるクリニック
クリニック勤務は夜勤がなく規則的な生活ができるため、ワークライフバランスを重視する人にピッタリの職場です」。
また、病棟勤務に比べて業務負担が少なく身体的・精神的な負担を軽減しやすいのが特徴で、外来看護に興味がある人に向いています。
仕事内容 | 医師の診察補助 問診 採血や点滴 |
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給与の目安 | 月収20万~30万円(経験・地域による) |
勤務時間/シフト | 9:00~18:00など日勤のみ 土曜勤務ありの場合も |
向いている人 | 家庭と両立したい人 患者と継続的に関わりたい人 |
必要なスキル | 採血・点滴の技術 接遇スキル |
メリット | 生活のリズムが整う プライベートと両立しやすい |
デメリット | 病棟より給与が低い 業務が単調になってしまう |
クリニックは患者との距離が近く継続的な関りを持てるため、1人ひとりと向き合って関係性を深めていきたい人におすすめの職場です。
また、パートや短時間勤務など柔軟な働き方ができるのがクリニックの魅力なので、働きやすさを重視する方はぜひチャレンジしてみてくださいね。
2.定時で帰宅しやすい健診センター
健診センターは予約制で業務が計画的に進むため残業が少なく定時で帰宅しやすいため、家庭との両立を重視する人やプライベートの時間を確保したい人に向いています。
また、健康な人を対象に業務をおこなうため急変対応がほとんどなく、精神的な負担が少ないことも魅力です。
仕事内容 | 身長・体重・血圧測定 心電図・視力・聴力検査 問診補助 |
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給与の目安 | 月収22万~28万円(経験・地域による) |
勤務時間/シフト | 8:30~17:30など日勤のみ 残業はほぼなし |
向いている人 | 規則的に働きたい人 体力的な負担を減らしたい人 |
必要なスキル | 採血技術 検査機器の操作 |
メリット | 定時で退社しやすい 急変対応が少ない |
デメリット | 病棟より給与が低い スキルアップの機会が限られる |
健診センターは自分が担当する業務を淡々とこなしていくため、決まった業務をコツコツこなしたい人に向いている職場です。
残業なしでプライベートを充実させたい人に向いている職場なので、採血スキルに自信がある方はぜひチャレンジしてみてくださいね。
3.福利厚生が充実している産業看護師
産業看護師(企業看護師)は一般企業に勤務し社員の健康管理やメンタルヘルスケアを担当する仕事で、夜勤がなく残業も少ないためワークライフバランスを重視する人に向いています。
また、産業看護師を募集しているのは大手企業が多いため、福利厚生が充実し安定した環境で働けるのが魅力です。
仕事内容 | 健康診断の管理、健康相談対応 メンタルヘルス支援 社員の健康教育 |
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給与の目安 | 月収25万~40万円(企業の規模・業種による) |
勤務時間/シフト | 9:00~18;00など日勤のみ 土日祝日休みが多い |
向いている人 | 規則正しい生活をしたい人 福利厚生を重視する人 |
必要なスキル | 健康管理・保健指導の知識 コミュニケーション能力 |
メリット | 夜勤なしで残業が少ない 福利厚生が充実している |
デメリット | 求人が少なく競争率が高い 臨床スキルが活かしにくい |
産業看護師は社員の健康管理をおこなうため、予防医療や健康増進に関する知識を活かせます。
安定した働き方を求める人や経験を活かして企業で働きたい人におすすめの職場なので、転職サイトを活用し倍率が高い求人を効率よく探してくださいね。
4.医療行為が少ない保育園看護師
保育園看護師は園児の健康管理やケガの応急処置がおもな仕事で、医療行為が少ないため臨床経験が浅い人やブランクがある人でも挑戦しやすいです。
また、子どもと関わるのが好きな人ほどやりがいがあり、園児と関わりながら楽しく働けます。
仕事内容 | 園児の健康管理 ケガや病気の対応 保育補助 |
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給与の目安 | 月収20万~28万円(地域や園の規模による) |
勤務時間/シフト | 8:00~17:00など日勤のみ 土日祝日休みの園が多い |
向いている人 | 子どもと関わるのが好き 医療行為を少なくしたい |
必要なスキル | 応急処置の知識 感染症予防の知識 |
メリット | 子どもと楽しく働ける ブランクがあっても挑戦しやすい |
デメリット | 病棟より給与が低い 看護師としてよりも保育業務のほうが多い |
可愛い園児に癒されながら働けるので、保育園は子どもと関わる仕事がしたい人や心穏やかに働きたい人におすすめの職場です。
看護業務中心の園もあれば保育補助が多い園もあるため、事前に園の方針を確認してから転職先を決めてくださいね。
5.自分のペースで働ける訪問看護
訪問看護は患者の自宅を訪問し医療や看護サービスを提供するため自由度が高く、ほかの職場では感じにくい「時間の余裕」を持ちながら働けます。
訪問先が異なり同じ仕事が続くことは少ないため、ルーティンワークが苦手な人や変化を楽しみたい人に向いている職場です。
仕事内容 | 自宅訪問による看護サービス提供 療養指導 |
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給与の目安 | 月収20万~35万円(経験や職場による) |
勤務時間/シフト | 9:00~18:00など日勤が多くオンコールもある 柔軟に勤務時間の設定できるケースがある |
向いている人 | 自分のペースで働きたい人 変化を楽しみたい人 |
必要なスキル | 医療機器の使用スキル ケアプラン作成の知識 |
メリット | 自分のペースで働ける 訪問先の患者と長期的に関われる |
デメリット | 移動が多く時間が負担に感じる場合がある 急変対応の際の負担が大きい |
訪問看護は医療ケアや利用者や家族のメンタルケアを通し長期的に信頼関係を構築できるので、寄り添う看護がしたい人に向いている職場です。
日々新たな経験を積み看護師としてスキルアップできるので、在宅医療に興味がある方はチャレンジしてみてくださいね。
6.プレッシャーが少ない介護施設
介護施設の勤務は医療行為よりも介護や生活支援に重点を置いた業務が多いため、病院勤務よりもプレッシャーが少なく穏やかな環境で働けます。
また、介護業界の中でも介護施設は人間関係がしっかりしているところが多く、安定して働きやすいのが特徴です。
仕事内容 | 高齢者の健康管理や服薬管理 生活支援 リハビリ支援 |
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給与の目安 | 月収18万~30万円(施設による) |
勤務時間/シフト | 日勤・夜勤あり(夜勤がない施設もある) |
向いている人 | 穏やかな環境で働きたい人 患者との長期的な関わりを大切にしたい人 |
必要なスキル | 介護支援技術 リハビリ支援の知識 |
メリット | プレッシャーが少ない 長期的な人間関係を築ける |
デメリット | ストレスの少ない職場を探している人 穏やかな環境を求める人 |
身体的な負担が少なく精神的にも穏やかに働けるため、ストレスが少ない仕事を探している人におすすめです。
看護業務が少なく介護業務のほうが多い職場もあるため、給与や待遇が自分に合っているか確認したうえで働き始めてくださいね。
7.デスクワーク中心のコールセンター
コールセンターは電話対応やデータ入力を中心としたデスクワークがメインなので、身体的な負担が少なく精神的にも比較的穏やかに働けます。
健康に関する相談窓口やメーカーの問い合わせ窓口など仕事内容は多岐にわたり、看護師の経験やスキルを活かしながら働けます。
仕事内容 | 電話対応およびデータ入力 顧客対応 情報提供 |
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給与の目安 | 月収20万~30万円(業界や企業による) |
勤務時間/シフト | 日勤のみ、夜勤のみなど職場により異なる |
向いている人 | デスクワークが得意な人 クレーム対応にストレスを感じない人 |
必要なスキル | 電話対応スキル データ入力スキル |
メリット | 身体的負担が少ない 規則正しい勤務時間 |
デメリット | 単調な業務になりやすい クレーム対応がストレスになる場合がある |
コールセンターは電話対応が得意でコミュニケーション能力が高い、安定した収入を得たい人に向いている職場で、ルーティンワークが好きな人にピッタリです。
電話対応が苦手な人はストレスになってしまうので、適性を考えたうえで働き始めるか決めてくださいね。
8.自分に合う働き方を探せる派遣看護師
派遣看護師は自分に合った職場を選び契約期間や勤務時間など柔軟に調整できるため、ライフスタイルに合わせた働き方ができます。
短期間だけ働きたい、週数回だけ勤務したいなど要望に合わせて職場を選択できるので、プライベートとのバランスを大切にしたい人におすすめです。
仕事内容 | 病院や介護施設での看護業務 患者の健康管理 |
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給与の目安 | 時給1,500円~2,500円(勤務先や地域による) |
勤務時間/シフト | フルタイム、パートタイムなど柔軟に選べる |
向いている人 | 自分に合った働き方をしたい人 フレキシブルな勤務時間を希望する人 |
必要なスキル | 看護業務の実務経験 コミュニケーション能力 |
メリット | ライフスタイルに合わせた働き方が可能 働く時間や場所、施設を選べる |
デメリット | 社会保険や福利厚生が不安定 給与が正社員より低いことが多い |
時給は高いがボーナスが出ないため給与は正社員より低くなるケースが多いものの、働きながら自分に合う仕事を探せるのが派遣看護師の魅力です。
さまざまな職場で経験を積みながらプライベートを優先できるので、柔軟な働き方を希望する人は派遣も視野に入れて検討してみてください。
9.知識を活かせるWebライター
Webライターは自分の得意分野や専門知識を活かして記事を執筆する仕事で、看護や医療、福祉に関する知識を活かせる場面がたくさんあります。
ライティング業務は自分のペースで進められるため看護師に人気がある副業でもあり、家庭やプライベートとの両立がしやすいのも魅力の1つです。
仕事内容 | ブログ記事や医療関連の記事作成 SEO対策 |
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給与の目安 | 1記事あたり数千円(経験により変動) |
勤務時間/シフト | 納期に合わせて自由な時間に執筆 |
向いている人 | 執筆が得意な人 自分の知識や経験を活かしたい |
必要なスキル | ライティングスキル リサーチ能力 |
メリット | 自由な働き方が可能 知識を活かした仕事ができる |
デメリット | 初期段階では報酬が低い クライアントとの調整が必要 |
看護師や医療従事者としての経験があると非常に有利で、フリーランスとして働けば勤務時間や場所を自由に選べるのでライフスタイルに合わせた働き方が可能です。
初めは報酬が低いことが多く安定した収入を得るためには努力が必要ですが、在宅で知識やスキルを活かせる仕事を探している人はチャレンジしてみてくださいね。
10.働き方の自由度が高いフリーランス
フリーランスは勤務時間や仕事内容を自由に選べる働き方で、ライフスタイルに合わせた柔軟なキャリアを築けます。
看護師の資格や経験を活かしWebライティングやオンライン相談、セミナー講師、動画制作、SNS運用など、多様な仕事に挑戦できるのが特徴です。
仕事内容 | オンライン相談 セミナー講師 動画制作 など |
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給与の目安 | 完全歩合制(スキルや案件によって変動) |
勤務時間/シフト | 自分でスケジュールを調整可能 |
向いている人 | 自分のペースで働きたい人 組織に縛られたくない人 |
必要なスキル | 自己管理能力 マーケティング知識 |
メリット | 好きな仕事を選べる 人間関係のストレスが少ない |
デメリット | 決まった勤務時間に縛られたくない人 自分のスキルで収入を得たい人 |
フリーランスは訪問看護や介護、オンラインなど活動の幅が広いので、人間関係のストレスを減らしたい、自分のペースで働きたい人におすすめの働き方です。
ただし、軌道に乗るまで時間がかかり福利厚生はがないデメリットもあるので、よく考えてから挑戦するか決めてくださいね。
「今後どうしよう..」退職にまつわるよくある疑問

「やりたいことが見つからない」「将来のことを考えると不安」など退職には悩みがつきものなので、いろいろ気になってしまいますよね。
看護師の資格を無駄にしたくないという気持ちも理解できるため、退職にまつわるよくある疑問を紹介していきます。
- なぜ看護師は優しい人が辞めるの?
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優しい看護師ほど患者さんや同僚のために無理をしがちで、精神的な肉体的に疲弊しやすいです。
- 周囲の期待に応えなければと責任を感じやすい
- 休めないまま働き続けることが多い
- 感受性が悪く、さまざまなことで影響を受けてしまう
優しい看護師ほど同僚や患者さんにとって貴重な存在なので、心身の限界を迎えて退職を決断する前に対策を考えてくださいね。
- 看護師の中でも優しい人が多い科はどこ?
-
緩和ケアや精神科、小児科、訪問看護などは、優しさや共感力が求められる科です。また、比較的仕事が落ち着いている科のほうが穏やかな看護師が多く、良好な人間関係を構築できます。
- ADLが自立していて手がかからない
- 仕事内容を覚えてしまえばラク
- 残業がなく定時で帰宅できる
上記の特徴はほんの一例ですが、命に関わらない仕事で精神的な負担が少ない科のほうが優しい看護師に囲まれて働けますよ。
- 看護師にならないほうがいい?
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看護師はやりがいのある仕事ですが、体力的・精神的に厳しい面もたくさんあります。大変ではあるものの「看護師やめとけ」に対する現役看護師の意見は違います。
- 理想と現実は違うという意味では間違った意見ではない
- やりがいがありプライベートで活かせる知識が身につく
- 資格があればどこでも働ける
責任は重いものの看護師ならではのメリットもたくさんあるので、良い部分に目を向けると心が軽くなりますよ。
- 看護師の資格が使える珍しい求人は?
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看護師の資格があれば病院やクリニックにとどまらず、幅広い分野で活躍できます。
- 新薬の臨床試験をサポートする治験コーディネーター
- 医療機器の開発や販売に関わる医療機器メーカー
- 美容施術をおこなう美容看護師
医療以外の分野でも看護師の資格を活かして働ける職場はたくさんあるので、興味関心やスキルにあわせて自分に合った職場を選んでくださいね。
- 看護師を辞めたら幸せになれる?
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看護師を辞めた後の環境次第で幸せと思えるのかは異なりますが、仕事にストレスや不満を感じていた人ほど「辞めて良かった」と感じています。
- 人間関係の悩みがなくなった
- 生活の質が向上した
- 家族や友達と予定を合わせやすくなった
収入が減るデメリットもありますが、アンケート調査した看護師全員が「辞めて良かった」と感じているほど満足度が高いです。
- 看護師を辞めたいは甘えなの?
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長時間労働や人間関係のストレス、体調不良など自分では解決できない悩みを抱えている場合、看護師を辞めたいは甘えではありません。
勢いで辞めると後悔する可能性があるので、悩んでいるときほど冷静に判断してください。
- ゆっくり休んで休養する
- 信頼できる先輩や同僚に相談する
- 自分の気持ちを整理する
今の職場に見切りをつける前に考えることはたくさんあるので、解決可能な悩みなのか考えたうえで決断してくださいね。
- 看護師が行きたくない科はどこ?
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つねに緊張感があり重症患者が多い、ミスが許されない環境はプレッシャーが強く、大変、行きたくないと考えている看護師が多いです。
- 消化器内科・外科
- 救急外来
- 小児科
苦手意識を持つのは良くないものの、科ごとにやりがいや適性が異なるため自分に合った環境を選んでくださいね。
看護師は専門職ということもあり転職のハードルが低いので、働きやすい職場を選べます。
不安や悩みは転職のプロに相談すると有益なアドバイスを貰えるので、後悔のない転職を希望する場合は転職サイトの活用も検討してみてくださいね。
転職活動をおこなう際は「2~3社の転職サイトに登録すると良い」と言われており、当サイト独自アンケートでも1人当たり2.2社の転職エージェントに登録していたことがわかっています。
複数の転職エージェントを利用することで転職活動が有利に進むので、複数登録のメリットを紹介します。
- 転職エージェントごとの非公開求人を探せる
- 1つでも多くの求人を閲覧でき、選択肢が広がる
- 話しやすい、親身になってくれる担当者と出会える
- さまざまな角度から助言を受けられる
- 1社では補えない部分をカバーできる
登録に手間はかかってしまいますが、複数社をうまく使い分けると効率よく転職活動を進められること間違いなしです。
看護師を二度とやらないと決めたら迷わず行動すべき

看護師の仕事に限界を感じ「二度とやらない」と決意したなら、迷わず次の行動を起こすべきです。
迷い続けることで時間を無駄にし精神的にも消耗してしまうので、もし「戻りたくない」「これ以上続けられない」と感じているなら心と身体が限界を迎えているサインなのかもしれません。
- 退職理由は人によって異なるが、みな「看護師を辞めて良かった」と感じている
- 看護師以外の仕事を始め幸福度が上がる、人間関係のストレスが減ると前向きな意見が多い
- 退職するデメリットもあるため、看護師の資格を活かせる仕事も視野に入れ検討すると良い
家庭の事情や看護師ならではの仕事の大変さ、人間関係などで辞めることは仕方ないので、迷わず行動に移してくださいね。
看護師を辞めることは逃げではなく新たなキャリアを築く選択肢の1つなので、自分の決断を大切にしてくださいね。
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