男性看護師の年収は低いの!?女性との収入の違いとは|5人の男性看護師のリアルな収入も公開

    「男性看護師の年収って、どれくらいなんだろう」

    「どうすれば今よりも収入が増やせるんだろう」

    と思うことはありませんか?

    看護師は人の命を預かる責任のある仕事にもかかわらず、給料が割に合わないと感じながら働いている人は多いです。

    ましてや、家族を養う立場の男性看護師なら、今よりも高収入を目指したいと思うのは当然のことではないでしょうか。そこで、本記事では以下の悩みを解説していきます。

    この記事を見れば男性看護師の収入事情だけでなく、どうすれば今よりも年収を上げていけばよいのかがわかります。

    「今の収入は適性の範囲内なのか」「今後年収UPは見込めるのか」など悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

    • 頑張って働いても給料が全然上がらない
    • 重労働で精神的にも負担が大きいのに給料は安い
    • 業務時間外にも勉強が必要なのに実質タダ働き

    ときには人の命を預かる看護師の仕事は心身ともにハードな仕事ですが、大変な割に給料が安いと感じながら働いているナースは非常に多いです。

    給料を上げるために夜勤の回数を増やすのも手段の1つではあるものの、無理をすれば身体を壊してしまうかもしれません。

    手っ取り早く給料を上げるなら転職が1番早いので、現状に不満を抱えている人は待遇の良い職場を探してみてください。給料が高くても勤務環境が悪ければ転職の意味がなくなってしまうので、しっかりとリサーチしたうえで転職先を決めてくださいね。

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    目次

    男性看護師の年収に関する基礎知識

    最近では男性看護師の需要が増して人数は増えてきたものの、いまだに男性が1人もいない職場も存在します。

    一般的には女性よりも男性の方が収入が高いイメージですが、看護師の世界はどうなっているのでしょうか。

    男性看護師の年収について
    1. 男性看護師と女性看護師の年収の違い
    2. 経験年数別の平均年収
    3. ほかの職種と男性看護師の年収を比較
    この3つを
    解説します

    男性看護師ならではの悩みもあるものの、男性看護師は「収入も安定していて看護師になって良かった」と感じています。

    男性看護師の年収はいくらなのか、詳しく解説していきますね。

    年齢別の男性看護師と女性看護師の年収の違い

    世間一般のイメージでは「看護師の給料は高い」と思われていますが、医療現場で働く看護師は激務のわりに給料が少ないと感じている人が多いです。

    ほかの職種は年齢が上がるにつれ男性の方が年収は高くなっていきますが、看護師の場合どうなのか男性と女性の年収を比較していきます。

    年齢男性看護師女性看護師
    20~24歳378万0800円391万8500円
    25~29歳463万5800円450万4100円
    30~34歳498万9600円460万6100円
    35~39歳508万9000円478万2300円
    40~44歳527円7700円500万1600円
    45~49歳562万4200円531万3300円
    50~54歳586万3200円549万3800円
    55~59歳564万4300円563万2300円
    60~64歳534万7900円478万6900円
    (出典)令和2年賃金構造基本統計踏査

    20代のうちは女性のほうが年数が高いものの、ライフステージの変化が起こる30代以降は男性看護師のほうが30万円ほど年収が高いです。

    看護師の場合は男性の方が夜勤回数が多く働き方に制限がないため、男性看護師のほうが収入が上がりやすい傾向です。

    経験年数別の平均年収

    どの職種でも同じですが、経験を積むと仕事がスムーズにできるようになるので年収が上がっていきます。

    看護師も経験年数が増えるごとに年収が上がり、15年ほど勤務すると年収が1.5倍近くに跳ね上がります。

    経験年数平均年収
    0年303万6100円
    1~4年418万4400円
    5~9年463万8000円
    10~14年522万5600円
    15年以上537万8000円

    (出典)令和4年賃金構造基本統計調査

    ほかの職種同様に経験年数が増えるごとに年収は高くなっていくので、やりがいを感じながら働いている男性看護師は多いです。

    ただし、経験年数が給与増加に直結するわけではないので、成果や貢献度も考慮されるので年数が増えるごとに年収が上がるわけではありません。

    ほかの職種と男性看護師の年収を比較

    2021年に日本看護協会がおこなった調査によると大卒看護師の初任給は平均26.7万円ほどで、同じ大卒の初任給25.3万円よりも月に1.5万円ほど高いです。

    新卒者全体の初任給と比べ給料が高く、20代のうちは年収が100万円ほど高いです。しかし、年齢が上がるにつれ男性全体の年収は横ばいになっていきます。

    男性看護師男性全体
    20代463万円377万円
    30代508万円494万円
    40代562万円585万円
    50代564万円674万円

    (出典)令和4年賃金構造基本統計調査doda

    ほかの職種と比べると看護師の役職は少ないこともあり、専門職でありながら男性全体の平均年収よりも40代以降は100万円弱年収に差が開いてしまいます。

    住んでいる地域によって年収に差があるものの、ほかの職種より看護師の年収が低いのは確かです。

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    独自アンケートで判明した男性看護師のリアルな年収

    年齢によって年収は変わるものの、働いている職場によっても収入は大幅に変わります。

    そこで、当サイトが男性看護師におこなったアンケートをもとに、5人のリアルな年収を紹介していきます。

    スクロールできます

    神奈川県
    (50歳)

    大阪府
    (35歳)

    北海道
    (36歳)

    愛知県
    (26歳)

    奈良県
    (30歳)
    勤務先救急救命科内科病棟精神科療養病棟HCUICUで夜勤専従
    月収50万円35万円33万円32万円45万円
    賞与200万円80万円100万円130万円なし
    年収800万円500万円500万円550万円530万

    アンケート結果によると平均月収は32.6万円、平均年収は543万円と働き方によっては男性看護師の平均年収よりも稼ぐことも十分可能です。

    なかには5回転職し月収50万円ほどに達した男性看護師もいるので、より良い条件で働くことが年数UPの近道なのかもしれません。

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    男性看護師が年収UPを目指す5つの方法

    男性看護師が年収をUPさせる方法はいくつもあり、今の職場で年収を上げる方法もあれば好条件の職場に転職する方法もあります。

    今の職場で働きたいのかで年収を上げる方法は変わるので、年収UPを目指す方法を5つ紹介します。

    年収UPを目指す方法
    1. 資格を取得する
    2. 管理職を目指す
    3. 夜勤の回数を増やす
    4. 副業を始める
    5. 給与の高い職場へ転職する
    この5つで
    年収UPを
    目指せます

    ほかの職種と比較すると看護師の給与水準は低いものの、努力や工夫次第で同世代の人よりも高い収入を得ることは十分可能です。

    どうやって年収を上げるのか、5つの方法を詳しく解説していきますね。

    1.資格を取得する

    看護師になるために看護師資格を取得し働いていますが、さらに年収UPを目指す場合はキャリアアップにつながる資格取得も検討してみてください。

    職場にもよりますが、資格手当が給料に上乗せされるため収入UPに繋がります。どのような資格があるのか、代表的な資格を紹介していきますね。

    認定看護師専門看護師保健師
    ケアマネージャー助産師終末期ケア専門士
    消化器内視鏡技師社会福祉士介護福祉士
    認知症ケア専門士産業カウンセラー臨床心理士
    禁煙支援士不妊カウンセラーコーチング

    スキルアップにつながる資格はいくつもあるので、業務に関連する資格を取得すると専門性が評価され年収UPに繋がります。

    ただし、資格取得には費用も時間もかかってしまうので、よく考えたうえで取得するのか検討してみてください。

    2.管理職を目指す

    男性看護師の将来性の記事でも解説していますが、医療現場で働く男性スタッフは出世する人も多く将来性が高いと感じています。

    女性と比べ男性は働き方の制限がなく管理職としてキャリアアップしやすいので、管理職を目指すのも年収UPの方法の1つです。

    スクロールできます
    看護師看護主任看護師長看護部長
    基本給32.3万円32.7万円37.0万円42.7万円
    役職手当0円0.7万円4.5万円8.1万円
    賞与89.1万円120万円124.5万円149万円
    年収約500万円約520万円約620万円約750万円

    (出典)2012年病院勤務の看護職の賃金に関する調査報告書

    管理職になると責任が重くなる一方で夜勤の回数は大きく減るため、肉体的な負担は軽くなります。

    職場によっては新人教育係やリーダーに手当が支給されるケースもあるので、管理職を目指す場合は積極的にリーダーシップを発揮してくださいね。

    3.夜勤の回数を増やす

    資格取得や管理職を目指すのも年収UPに繋がるものの、今すぐに収入を増やしたい人は夜勤の回数を増やすのも選択肢の1つです。

    とくに女性に比べ男性看護師は体力があるので、しっかり稼ぎたい場合は夜勤専従として働く方法もあります。

    平均基本給与額24万6,770
    三交代制(準夜勤)4,154円/夜勤1回あたり
    三交代制(深夜勤)5,122円/夜勤1回あたり
    二交代制(夜勤)1万1,286円
    平均給与総額32万4,446円

    (出典)2020年病院看護実態調査2022年病院看護・助産実態調査報告書

    夜勤に入るほど収入が増えるので、看護師の平均年収500万円以上を大幅に上回ることも十分可能です。

    夜勤専従はハードで基本給やボーナスが高めに設定されているケースが多いので、大幅に収入を増やしたい場合は夜勤専従も検討してみてください。

    4.副業を始める

    公務員扱いの看護師や就業規則で禁止されている看護師は副業できないものの、民間病院で副業ができる場合は今の職場以外の収入源を増やすのも1つの手です。

    看護師におすすめの副業ランキングでも紹介していますが、看護師のスキルを活かした仕事や在宅でできる副業がたくさんあります。

    資格を活かせる副業夜勤バイト
    イベントナース
    コールセンター
    在宅で稼げる副業Webライター

    ブログ/アフィリエイト
    動画編集
    時間に融通が利く副業ベビーシッター
    覆面調査
    カフェなどの飲食店

    紹介した副業は一例にすぎませんが、医療関連だけでなく身体に負担のかからない在宅ワークもあります。

    副業を始める場合は本業に支障がないよう、無理のない範囲でできる仕事を探してくださいね。

    5.給与の高い職場へ転職する

    1番手っ取り早く収入UPを目指す場合、今よりも待遇が良い職場へ転職することをおすすめします。

    とくに現在の職場で給与や待遇、人間関係に不満がある場合は仕事のモチベーションが下がってしまうので、働きやすい環境へ身を置くと気持ちにも余裕が生まれます。

    給与の高い職場へ転職するメリット
    • 生活水準の向上や経済的安定が期待できる
    • キャリアやスキル向上につながり、将来の選択肢が広がる
    • 今よりも拘束時間の短い職場も選択できる

    転職先を探す際は、給与以外に拘束時間や福利厚生など総合的に判断すると好条件の職場なのか判断できるので、求人票を細かくチェックしてください。

    男性看護師が活躍できる職場はたくさんあるので、1人で難しい場合はプロの手を頼るとスムーズに転職できますよ。

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    男性看護師が年収UPを目指せる職場一覧

    手当の厚い職場や給与が高い職場へ転職すれば年収を大幅に上げることは十分可能なので、男性看護師におすすめの年収が高い職場を5つ紹介します。

    精神科病院
    患者さんが暴れるリスクがある精神科は、危険手当が支給され給与が高めに設定されている職場が多いです。
    女性看護師では大変な患者さんも男性であれば安心して対応を任せられるので、やりがいを感じながら働けますよ。
    大学病院
    ほかの病院と比べ規模が大きく福利厚生が充実しているため、しっかりと稼ぎたい人におすすめです。
    病床数が多くハードワークな職場でも知られているので、体力に自信のある男性看護師はチャレンジしてみてください。
    手術室
    何時間にも及ぶ手術や重い器具を使用するため、体力面での負担が大きい手術室は女性よりも男性向きの職場です。
    労働時間は長く体力的に負担はかかるものの、オンコール勤務がある職場は年収が高い傾向にあります。
    ICU
    求められるスキルも高く緊急対応が多いICUは、危険手当もあり給料が高く設定されています。
    日勤と夜勤が同じ配置基準のため夜勤回数が多く、推定年収は約520万円ほどです。
    介護施設
    看護師同様女性が多い職場ではあるものの、できるだけ同性を介護するという施設が多く男性看護師が重宝されます。
    夜勤がある職場なら年収は450万円~550万円ほどなので、病棟勤務とほぼ変わらない年収になります。

    どうしても年収に目がいってしまいがちですが、拘束時間や福利厚生なども考量したうえで転職先を決めると後悔しません。

    看護師の資格があれば働く場所はたくさんあるので、納得のいく転職をしてくださいね。

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    よくある男性看護師に関する疑問を一挙公開

    男性看護師は増えてきたとはいえ看護師全体の1割にも満たないため、さまざまなことを不安に感じてしまうのではないでしょうか。

    そこで、男性看護師に関する疑問を紹介していくので、不安解決に役立ててください。

    男性看護師が結婚できないって本当?

    確かに看護師は激務なので結婚相手を探すのは難しいものの、当サイトがおこなったアンケートによると職場恋愛が多く既婚者がたくさんいます。
    未婚の人でも職場で知り合いお付き合いしている人はたくさんいるので、男性看護師が結婚できないというのは嘘です。

    関連記事:男性看護師は本当に結婚できないのか徹底解説

    男性看護師のメリットって何?

    女性が多い職場で働きにくいイメージの男性看護師ですが、希少な男性だからこそメリットがたくさんあります。

    • 働き方に制限がなく、女性よりもキャリアアップしやすい
    • 寝たきりの患者さんの介助など、力仕事の場面で役立つ
    • 女性ばかりの職場で雰囲気が和む
    男性看護師がモテるって本当?

    当サイトが男性看護師にアンケートをおこなったところ、5人に4人が「モテる」または「どちらかと言えばモテる」と回答しています。

    • 女性が多い職場だから、極度のコミュ障でなければモテる
    • 仕事柄頼られるので、モテる場だとは思う
    • 年上の看護師から可愛がられることが多い

    モテるのかは個人差があるものの、やはり職場に女性が多いことからモテると回答している人が多かったです。

    女性の多い職場で男性看護師がいじめられない方法はある?

    女性が多い職場で可愛がられる男性看護師がいる一方で、人間関係に悩んでいる看護師も多いです。
    男性だからというわけではなく、自分のせいで先輩をイラっとさせてしまっている可能性はあります。

    • 同じミスを何度もしない
    • 積極的にコミュニケーションをとる

    できることをしても改善されない場合は職場の体質が古い可能性があるので、転職を検討したほうがいいです。

    関連記事:男性看護師がいじめられない方法とは

    なぜ男性看護師「やめとけ」って言われるの?

    女性ばかりの職場で人間関係が難しいことや、看護師の仕事が大変なこともあり「男性看護師はやめとけ」と言われてしまいます。
    とはいえ、医療現場で働く男性ナースは「稼ぎたい人にはメリットしかない」と断言できるほどおすすめの仕事なので、やめとけは大きな誤解です。

    関連記事:男性看護師やめとけと言われる原因と現場で働く男性の反対意見

    男性看護師の将来性は?

    たしかに男性看護師の割合は低く働きにくい面もありますが、需要が増していることもあり2020年には10万人を突破しています。
    医療現場で働く男性看護師も「今後は働きやすくなる」「出世する人も多い」とポジティブに捉えているので、将来性がある仕事と言えます。

    関連記事:男性ならではの悩みと男性看護師が考える将来性について

    男性看護師の割合は低くさまざまなことで悩みはつきものですが、安定している職種で看護師になったことを後悔していないと断言している人が多いです。

    女性の多い職場で疎外感を感じている人もいるので、不安な場合は男性看護師が何人働いているのか事前にリサーチしておくと安心して働けますよ。

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    男性看護師の年収はサラリーマンより低いが収入UPは可能

    30代までは男性全体の平均年収より高いものの、40代以降は差が開き年収が100万円以上違うケースもあります。

    たしかに年収が高いとは言えない仕事ではあるものの、資格取得や夜勤を増やす、転職で年収UPを目指すなど収入を増やす方法はたくさんあります。

    まとめ
    • 30代以降は女性看護師よりも男性看護師の年収は30万円ほど高くなる
    • 働き方によっては平均年収を大幅に上回ることも十分可能
    • 高年収を目指すなら上位資格の取得や待遇の良い職場へ転職するのも1つの手

    女性のようにライフステージの変化がない男性看護師はキャリアアップしやすいので、管理職を目指し年収を上げるのも1つの手です。

    今すぐに収入を増やしたい場合は転職が1番手っ取り早いので、待遇の良い職場を探してみてくださいね。

    ミヤ

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