「男性看護師はやめとけって本当なのかな」
「なぜ男性の看護師はやめとけと言われるんだろう」
と思うことはありませんか?
一昔前は女の仕事というイメージが強かった看護師ですが、最近では約1割が男性看護師と看護の世界で男性が活躍するようになりました。
看護の仕事は力仕事が多く男性が活躍する機会が多いものの、なぜ「男性は看護師はやめたほうがいい」と言われてしまうのでしょうか。
この記事を見ればなぜ男性看護師は反対されるのか、実際に医療現場で働く男性はやめとけに対しどう感じているのかがわかります。
男性看護師の生の声を聞けば「やめとけ」は大きな誤解だということがわかるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
男性看護師はどんな性格の人が多いのか
圧倒的に女性が多い環境で働く男性看護師は気苦労が絶えないものの、優しい性格の人が多く忍耐力が高い人が多いです。
どのような性格の人が多いのか、女性社会に溶け込み働ける男性看護師に多い5つの性格を紹介します。
- 明るくポジティブ
- 優しく思いやりがある
- 面倒見がいい
- サバサバしている
- 誰にでも隔てなく優しい
一言でいうと男性看護師は性格がいい人が多く、女性同士のいざこざも上手に対応できます。
女性社会の看護師で男性が辛いと感じる3つのこと
看護師は女性社会で男性看護師は1割にも満たないこともあり、時々肩身の狭い思いをすることもあります。
どのようなシーンで男性看護師はツライと感じるのか、経験しなければわからない3つの理由を紹介します。
男性看護師あるあるとも言えますが、疎外感を感じたり大変な患者さんの対応を任されるときに辛いと感じることが多いです。
どんなときに男性看護師は女性社会で大変だと感じるのか、当サイト独自におこなったアンケートをもとに紹介していきます。
1.面倒な患者さんの対応を任される
愛知県(26歳)
男性看護師の辛いこと
せん妄患者など、何かしら訳ありの患者さんの対応を任されることです。暴力的であったり不穏の人などはよく担当に割り当てられていました。
また、患者からのセクハラ行為があれば担当看護師は即男性に変更されます。
男性看護師の多くは対応が大変な患者さんの対応を任されることもあり、女性看護師から頼りにされています。患者さんも入院生活が長くなりストレスが溜まるとワガママになってくる傾向にあるので、看護師を困らせる要望も増えてきます。
怒鳴られることも日常茶飯事ですが、男性看護師だからといって何を言ってもいいわけではありません。確かに男性患者なら男性同士のほうが話しやすいものの、大変な患者さんばかり任されれば当然辛いと感じるのは当然のことです。
トラブルが起きるとすぐに呼ばれるケースもあり、対応だけで疲弊してしまいます。
2.女性ばかりで肩身が狭い
熊本県(41歳)
男性看護師の辛いこと
職場では女性看護師の数が多く男性看護師は少ない傾向にあるので発言力が弱かったり、肩身が狭い思いをする事もあります。
仕事で悩んだ時に周りに女性が多くなかなか弱いところを見せれない所です。相談するにしても女性看護師には言いづらく男性看護師に悩みや相談をすることも辛いと感じます。
2010年から10年間で男性看護師の数は2倍に増えたものの、令和2年の調査でも男性の割合は8.1%にとどまっています。職場によっては男性看護師は自分1人というケースもあり、気を使いながら働いている人は多いです。
要望を聞き入れてもらえない、数少ない男性ということもあり相談しにくいという悩みもあり、職場にもよりますが男性看護師が増えるまで肩身の狭い思いは続くかもしれません。
男性にもプライドがあるので、女性ばかりの職場だと相談しにくいのも悩みの1つです。
3.力仕事など頼られることが多い
奈良県(30歳)
男性看護師の辛いこと
力仕事や虫が出た時など1番に対応させられる。それ以外にも、会議やイベント事では司会進行を任せられる事が多い印象です。
特に精神科であれば機嫌が悪い患者を優先的に対応させられるのも大変です。
寝たきりの患者さんのケアや重い荷物の運搬、気難しい患者さんの対応など、男性看護師を必要をする場面は数多く存在します。よく言えば頼りにされているのですが、何でも頼られることをこころよく思わない人がいるのは当然のことです。
寝たきりの患者さんや身体が不自由な患者さんなどサポートする場面が多く重宝されるものの、大変な仕事ばかり任されれば嫌だと感じてしまいますよね。男性だからできる仕事だと割り切らなければ辛くなってしまうので、ポジティブに考えるようにしましょう。
男性看護師が多い職場なら自分だけ頼られるということもなくなり、働きやすくなります。
原因はきついから!?男性看護師はやめとけと言われる理由5つ
「看護師は女性の仕事」「看護師の年収は高くない」など、男性看護師は「やめとけ」という人もいます。
男性看護師はやめとけと言われるワケは女性社会だからだけではなく、これから紹介する5つの理由で看護師ならではの事情もあります。
看護の世界は力仕事も多く男性看護師は重宝されることはあっても、本来やめとけと言われることはありません。
なぜ希少な男性看護師はやめとけという意見があるのか、5つの理由を紹介していきます。
1.サラリーマンよりも平均年収が低い
看護師は時として人の命を守る緊張感の仕事ではあるものの、30代を境にサラリーマンの年収のほうが高くなってしまいます。
過酷な労働環境に加え残業や夜勤をこなす看護師ですが、50代になるとサラリーマンの年収と100万円も差がついてしまいます。
サラリーマン | 男性看護師 | |
---|---|---|
20代 | 約350万円 | 約411万円 |
30代 | 約537万円 | 約520万円 |
40代 | 約665万円 | 約558万円 |
50代 | 約712万円 | 約615万円 |
看護師は大変な仕事にも関わらずサラリーマンのほうが年収が高いこともあり、家族を養う男性であれば特に「やめとけ」という意見があります。
しかし、紹介したのはあくまでも平均年収なので、スキルを積みキャリアアップすればサラリーマン同等に稼げるので安心してください。
2.患者さんに女性のナースがいいと言われてしまう
看護師の仕事には着衣交換や排泄、入浴などさまざまな援助があり、女性患者さんの中には恥ずかしがり男性看護師を援助を断る人もいます。
看護の世界は女性が多かったこともあり男性には抵抗がある人もいますが、男性看護師も女性がいいと言われて嫌な気分になることもあります。
女性患者のケアや処置に入れないことが多いので、忙しそうでも女性看護師に依頼しなければならないときは申し訳なく思います。
独自アンケート「男性看護師の辛いこと」より
男性患者さんも男性に身体を触られるのを拒む人もいるため、女性のナースなら問題なく援助できるケースも多いです。
ただ、女性ナースからは男性がいることで人間関係が緩和される、男性目線で倫理的に考えてくれるなど必要な存在になってきているので、いて良かったと感じる場面が多いです。
3.女性ばかりで人間関係が大変
女性同士でも人間関係が面倒だと感じることはありますが、男性目線ならなおのこと「女の人って面倒だな」と感じてしまいます。
圧倒的に女性が多い職場でコミュニケーションを取らなければいけないので、うまく立ち回らなければ面倒事に巻き込まれると思いながら働いている男性看護師が多いです。
女性がまわりが多いため、敵に回してしまうと孤独になってしまう。嫌味や陰口などがいわれた場合は精神的にきついです。
独自アンケート「男性看護師の辛いこと」より
婚期を逃して仕事に生きる40代女性看護師など、キャリアを意識する人たちからは男性が目の敵にされることがあるのでめんどくさいです。
独自アンケート「男性看護師の辛いこと」より
看護学校時代から女性ばかりの環境には慣れていたつもりでも、さまざまな年代の女性看護師と関わり仕事をするのは大変なことです。
女性でも女性ばかりの職場は嫌だという人もいるので、男性看護師は苦労しながら働いていることがわかります。
4.看護師は心身ともに疲れてしまう
看護師の仕事は重い責任がのしかかるだけでなく、残業や夜勤など心身ともに負担の大きい仕事です。
とくに男性看護師の場合は女性よりも体力があるため、手術室やICUなど体力気力ともに大変な科へ配属されることも少なくありません。
- ハードな科へ配属される
- 病棟内で重い荷物の運搬を頼まれる
- ママナースの代わりに夜勤を多く入れられる
確かに男性看護師が大変そうだと感じる場面はたくさんあるものの、実際に働いている男性は配属された科への不満よりも夜勤や給与が少ないことへの不満を抱えている人が多いです。
男性だから心身ともに疲弊するわけではなく看護師だから疲れてしまうので、あまりにも辛い場合は転職も視野に入れて検討しましょう。
5.キャリアアップが難しい
女性看護師よりも圧倒的に人数が少ない男性看護師は同性のキャリアアップを描きにくく、どう出世していいか悩む人も少なくありません。
しかし、女性と比べライフステージの変化が少ない男性看護師は出世しやすく、最近では男性でもキャリアアップできると感じている人が多いです。
男性の役職も増える時代になってきている。看護師は女性の仕事という固定概念もなくなってきているように思います。
独自アンケート「男性看護師の将来性」より
管理職以上の男性看護師の割合は比較的多いと思いますし、いい意味で使いやすい男性看護師は管理職としてもキャリアアップしていきやすいと思います。
独自アンケート「男性看護師の将来性」より
男性看護師の将来性という記事でも紹介していますが、実際は男性の管理職も増え同世代の平均年収以上を稼ぐ男性看護師もいます。
看護師は管理職のポストが少なくキャリアアップが難しい職種ではあるものの、スキルアップすれば大幅な年収アップも十分見込める仕事です。
独自アンケートで判明!男性看護師がやめとけに対する意見5選
男性の看護師は「やめとけ」という意見がある一方、実際に看護師としている男性は反対意見が圧倒的に多いです。
とくに真逆の男性看護師はいいと言っている人のほうが多いので、当サイトで独自に収集したアンケートの中から厳選して5つの意見を紹介します。
女性社会で優しい性格の方はメンタルが崩壊することはあるものの、それ以外の理由で男性看護師はやめておいたほうがいいという意見は1つもありませんでした。
むしろ需要が高くおすすめと感じている男性看護師が多いので、男性看護師目線の「やめとけ」に対する意見を紹介していきますね。
1.稼ぎたい人にはメリットしかない
大阪府(35歳)
男性看護師目線の「やめとけ」への意見
特に金銭面でやりたいと思う方にはいい環境だと思います。辞めておけとはいいません。
ただ、女性慣れしてない方にしたらきついと思います。ですが、それも慣れだと思います。
夜勤などで稼ぎたく思っている方にはメリットしかないと思われます。
とくに30代前半までは同世代の人と比べると年収が高いこともあり、看護師は20代後半に年収480万円前後と稼ぎやすいです。大変ではあるものの夜勤の回数を増やせばガッツリ稼げるので、サラリーマン以上の年収も目指せます。
収入面だけでなく資格さえあればどこでも働けることをメリットに挙げている男性看護師も多いので、看護師は稼ぎたい人におすすめの職業です。
福利厚生の整っている環境なら給与水準も高いので、しっかりと稼げるのも看護師ならではです。
2.むしろ男性看護師はいいとおすすめしたい
兵庫県(28歳)
男性看護師目線の「やめとけ」への意見
むしろ男性看護師はいいぞと皆さんにオススメしたいです。女性ばかりの病棟などが基本なので、男性看護師は視点も違えば力仕事も任せられるので重宝されます。
そのため、やりがいを感じて働くことができると思います。
男性看護師は女性ばかりの職場に配属されることが多いので、大きな体格の男性をサポートする際や重い荷物の運搬など重宝される場面が多いです。
力仕事以外にも男性ならではの視点で患者さんと接したり、女性が思い浮かばない意見を言えるなどのメリットがあります。患者さんも男性同士なら話せる内容もありスタッフとの架け橋になるため、男性看護師は重要な役割を担っています。
自分が必要とされていることがわかれば働く意欲が増すので、男性看護師をおすすめするのも納得です。
3.男性看護師が増えれば反対意見は減ると思う
岡山県(26歳)
男性看護師目線の「やめとけ」への意見
「やめとけ」という意見に対し、特に何も思いません。人それぞれ意見があるとは思いますし、日常生活でも活かせる技術や知識を培える良い職業だと思っています。
あらゆる人が多様性を需要しなければならない今だからこそ、男性看護師の需要が増加するとそのような意見は減っていくのではないかと思っています。
看護師のスキルは病院以外の場所でも発揮でき、たとえ仕事を辞めても培った技術やスキルは役立ちます。どの仕事も「やめとけ」という意見、考え方はあるものなので、医療の現場で働いている男性看護師は「そういう意見の人もいる」と考えています。
今後男性看護師が増えることで一般の人も男性の看護師がいて良かったと感じる場面は増えるので、男性の人数が増えれば反対意見は次第に減っていきそうです。
少なくとも医療現場で働く女性は男性看護師の重要性を理解しているので、やりがいを感じながら働けますよ。
4.もっと男性看護師が増えてほしい
神奈川県(50歳)
男性看護師目線の「やめとけ」への意見
私個人の考えですが、男性看護師の需要が高まっており、現に看護学校は最近男性を多く入学させる傾向にあります。
男性ならではの視線や特に精神科では暴れたりする患者に対し男性だと対応できるので、男性看護師はやめとけと言う意見には賛成できないです。むしろもっと増えてほしいくらいです。
男性看護師の割合が増えるほど看護の世界に男性がいたほうがいいという認識が広がり、YICという専門学校では学生の26%と男性専用の更衣室が完備されるほど入学する人も増えています。近い将来男女比が同じになってもおかしくないほど、男性の学生が多いです。
精神科やリハビリテーション科、男性専用外来など男性看護師を必要とする場面は多いので、医療現場で働く看護師は男性の重要性を実感しながら働いています。
男性看護師同士の結束は強いので、男性の人数が増えれば働きやすくなること間違いなしです。
5.やめとけという意見に反対
福島県(34歳)
男性看護師目線の「やめとけ」への意見
反対です。男性看護師は温厚で優しい方が多く、気配りのできる方ばかりです。男性看護師は比較的自己研鑽をする方が多いので、尊敬できる部分が多いと思います。
また給与面でも比較的安定しており、将来は安泰なのではと思います。
独自アンケートの回答でもっとも多かったのが、男性看護師自身が「やめとけ」という意見自体を反対している人です。
今の時代男性だから、女性だからというのは時代錯誤なのもありますが、何より患者さんのために最善を尽くす姿を目の当たりにし男女問わず尊敬できると思いながら働いています。給与や雇用面でも安定しているので、男性看護師やめとけは間違いです。
看護師の男性は優しい人が多いので、男性目線の気配りで患者さんをサポートできます。
男性看護師のメリット3つ
「男性は看護師はやめておけ」という意見がある一方で、男性看護師にはメリットもあります。
女性が多い職場で大変な思いをすることもありますが、決して悪いことだけではないので男性ならではの良い部分を3つ紹介します。
医療現場で働く男性看護師の多くは「やめとけなんて思わない」と言うように、男性看護師にはメリットがたくさんあります。
どのようなメリットがあるのか、詳しく解説していきますね。
1.女性よりもキャリアアップしやすい
女性は妊娠や出産などのライフステージの影響を受けやすく働けない期間がある一方、男性看護師は家計を支える立場で長期間仕事を離れることがありません。
男性看護師のほうがキャリアアップしやすく出世して役職につきやすいので、資格取得などキャリアアップを目指すのも1つの手です。
- 認定看護師
- 専門看護師
- 認定看護管理者
- ケアマネージャー
- 公認心理士 など
すべての職場ではないものの資格手当が支給されることもあり、資格を取得するだけで収入UPが見込めます。
キャリアを中断せず働けるのは男性看護師ならではの強みなので、スキルアップをして収入UPを目指すのも悪くないですよ。
2.雇用が安定して将来性も高い
看護師の仕事は需要があるにも関わらず慢性的な人手不足が問題となっているため、雇用が安定している強みがあります。
とくに高齢化社会の日本は医療だけでなく介護でも看護師の需要が増しているため、今後はさらに需要が高まると予測されています。
2025年には団塊世代が75歳以上になり医療のニーズはピークに達すると言われていますが、最大27万人の看護師が不足すると言われています。
アンケートでも「この厳しい増税社会で国家資格であり、どこでも働ける点は強い」と感じている男性看護師もいたので、自分の意思で働く場所を選べるのも看護師のメリットです。
3.男性看護師が必要な場面は多い
患者さんの体位交換や暴れる患者さんの動きを抑える、暴言を吐く患者さんをなだめるなど必要な場面は多く、さまざまな場面で頼られる男性看護師。
女性なら2人がかりでおこなうケアも男性であれば1人でできるなど、身体的負担の大きい医療現場で男性看護師は大活躍します。
- 暴力行為をおこなう患者さんの対応に悩んだとき
- 機械や道具でトラブルがあったとき
- 女性看護師は感情的になってしまうが、倫理的に考え対応してくれるとき
- 寝たきりの患者さんの体重測定をおこなうとき
- 女性看護師の話は聞かないが、男性なら真剣に話を聞いてくれるとき
男性看護師は仕事面だけでなく女性ばかりの人間関係を和やかにする役割もあり、職場に男性がいて良かったと感じる場面はたくさんあります。
派閥に属さず中立な立場だからこそ女性の看護師も頼りやすいので、男性看護師がいるだけで職場の雰囲気が明るくなるのもメリットの1つです。
男性看護師の比率が高い職場
最近では男性看護師を目にする機会も多くなりましたが、それでも女性社会であることに変わりありません。
しかし、男性看護師が求められる職場もたくさんあり動静が多い職場のほうが働きやすさが増すので、男性比率の高い8つの職場を紹介します。
- 精神科
- リハビリテーション科
- 整形外科
- 救急科
- 泌尿器科
- 小児科
- 男性専用外来
- 介護施設
力が必要な職場や長時間立ちっぱなしなど体力が必要な診療科は男性の比率が高く、男性同士で悩みの相談がしやすいです。
泌尿器科や男性専用外来は男性看護師のほうが患者さんも話しやすいため、女性スタッフとの橋渡しとなり医療を提供できます。
男性看護師が求められる診療科のほうが、やりがいを感じながら働けるメリットもあります。
収入UPも目指せる!男性看護師が理想の職場を探す3つの方法
当サイトが独自に男性看護師にアンケートをおこなったところ、平均月収は32.6万円、年収は543万円と男性看護師の平均年収と同等の収入になりました。
しかし、5回の転職を繰り返し年収800万円へ収入をアップさせた男性看護師もいるので、どうやって転職で収入UPを目指すのか3つの方法を紹介します。
看護師は大変な仕事だからこそ収入が高ければ報われる部分もあるので、転職で収入UPを目指すのが1番早いです。
どの理想の職場を探す方法にもメリットとデメリットがあるので、詳しく解説していきますね。
1.友人に職場を紹介してもらう
転職先の情報収集をしたい、ミスマッチを防ぎたい人は、看護師同士のネットワークを利用し職場を紹介してもらうのも1つの手です。
入職後のミスマッチを起こしにくい反面デメリットもあるので、友人に紹介してもらう際は考えてから話を進めてくださいね。
- 職場の内部情報を聞いたうえで判断できる
- 友人が働いている、働いていた職場の場合情報の信頼性が高い
- 通常よりもスムーズに選考に進む
- 仕事が影響し友人関係に悪影響を与える可能性がある
- 友人の先入観が働き、正確な情報なのか判断できない可能性がある
友人の紹介は内部情報を聞けるうえに選考もスムーズなのでメリットが多い一方で、友人の先入観で情報を伝えられてしまう可能性もあります。
職場を紹介してもらう際は友人が客観的視点が持てているのかを判断し、転職するか決めてくださいね。
2.求人サイトや転職サイトを利用する
看護師転職に限らず求人サイトを利用し転職先を探す人は多く、スキマ時間に求人をチェックできるのがメリットです。
一方で看護師に特化した求人サイトは少ないため、情報収集に時間がかかるデメリットもあります。
- さまざまな求人の中から自分の条件に合う仕事を探しやすい
- 匿名で利用できるためバレずに転職活動をおこなえる
- オンライン上で応募でき手間がかからない
- 求人の全体像を把握することが難しい
- すべて自分自身で判断しなくてはいけな
- 職場の内部情報までは判断できない
求人サイトや転職サイトは自分のペースで転職活動を進めたい人におすすめの方法ではあるものの、求人票だけで転職先を選別しなければいけません。
転職後に想像と違ったと後悔することのないよう、しっかりと情報収集をしてから転職するか判断してください。
3.転職エージェントを利用する
転職エージェントは担当のキャリアアドバイザーに希望条件を伝え求人を紹介してもらうため、手間をかけずに転職したい人におすすめです。
しかし、登録時の本人確認に時間がかかること、担当者と合わない可能性があるデメリットもあります。
- 個別のサポートを受けられ、転職成功率が上がる
- 登録することで好条件の非公開求人を閲覧できる
- 転職のプロに求人をマッチングしてもらうため、手間がかからない
- 担当者ごとに対応が異なる
- 電話やメール、LINEで担当者と定期的に連絡を取らなければいけない
求人紹介だけでなく面接対策などのサポートや条件交渉もしてくれるので、不安がつきまとう転職活動に寄り添いサポートしてくれるのが魅力です。
「転職をサポートしてほしい」「内部情報が知りたい」という人は登録して損はないので、転職市場を熟知しているプロにサポートしてほしい人は利用してくださいね。
男性看護師やめとけって本当!?よくある疑問を一挙公開
医療現場で活躍している男性看護師の多くは「看護師はいいぞ」とおすすめしたいと言っているものの、辞めとけという意見も少なからず存在します。
女性が多い職場だからこそ「やめとけ」という意見もあるので、よくある男性看護師にまつわる疑問を紹介していきます。
力仕事の多い看護の現場で活躍している男性看護師は、辞めとけという意見をこころよく思っていません。
では、なぜ「男性看護師になるのはやめておけ」と言われるのか、よくある疑問を解説していきます。
1.男性看護師は結婚できないって本当?
当サイトが50人の男性看護師に独自アンケートをおこなったところ、2人に1人が既婚者であることがわかりました。
厚生労働省の調査によると看護師の有配偶率が7割を超えるのは40代半ばと結婚率が低いものの、男性看護師だから結婚できないというわけではありません。
既婚 | 配偶者と出会った場所 |
精神科病棟勤務(41歳) | 看護学校時代の同期 |
ICU勤務(28歳) | 元同僚 |
救急救命室勤務(50歳) | 資格を受講した際の講義 |
未婚 | 恋人と出会った場所 |
内科外来勤務(35歳) | 同じ病棟の同僚 |
療育施設勤務(26歳) | 職場の多職種 |
HCU勤務(28歳) | マッチングアプリ |
配偶者または恋人と出会った場所のアンケートでは約7割が職場と答え、男性看護師は職場恋愛が多いことがわかりました。
2人に1人が既婚者ということもあり、男性看護師だから結婚できないというのは間違いです。
2.女性が多いし男性看護師はモテるの?
看護師は女性社会ということもあり9割以上女性看護師なので、男性はモテるのではと気になりますよね。
男性看護師におこなったアンケートによると、7割が「モテる」または「女性社会に溶け込めればモテる」と回答しました。
モテると思います。やはり女性社会の中にいるため、出会いは多く、自分の素を見てもらう機会が多いと感じるからです。
ICU勤務(28歳)
はっきり言えばモテると思います。よっぽどなコミュ障でなければの話ですが。なぜなら周りは女性看護師が多く、男性看護師が増えているといってもまだまだ女性看護師の数が圧倒的に多いからです。
精神科病棟勤務(41歳)
モテないです。職場は女性が多いため比較的モテる環境にあると勘違いされがちですが、実際は男性として扱われることは力仕事のみで、あとは同僚としか扱われないです。
病棟付きICU夜勤専従(30歳)
モテるのかは人によるものの、男性看護師は職場恋愛が多いことからモテるのは確かです。
3.男性が看護師になると後悔するの?
どんな仕事でも「やめておけばよかった」と後悔することはありますが、ほぼすべての男性看護師が後悔していないと明言しています。
給料が低い頃はそう思いましたが、今は経験を積んで給料が少し上がってきた為、これからにも期待しています。だから今は後悔はしていません。
精神科病棟勤務(41歳)
収入の安定と、社会貢献できているというやりがいはあるので、看護師になったことはまったく後悔していません。
訪問看護ステーション勤務(26歳)
後悔した事はないです。給料に満足はしていませんが、やりがいある仕事ですし、たとえ今の仕事場をやめても他ですぐに働けるからです。
精神科病棟勤務(36歳)
辛さや悩みを抱えながら働いてはいるものの「後悔していない」と断言できるほど、男性看護師はやりがいを感じながら働いています。
男性看護師は需要が高いと口を揃って言っているので、下記の記事も参考にしてください。
辞めたいと思う瞬間もあるが男性看護師やめとけは嘘!
看護師はやりがいもありステキな仕事ではあるものの、長時間勤務や残業、夜勤など過酷な環境で働くため嫌だと思う瞬間はあります。
しかし、男性看護師は「看護師になったことを後悔していない」「もっと男性の数が増えてほしい」と感じているので、やめとけというのは誤解です。
- 大変な患者さんの対応や周囲に女性ばかりで肩身が狭いと感じることはある
- 収入や人間関係、過酷な労働環境で「やめとけ」と言われるが、男性看護師は仕事に満足している
- 男性看護師目線で「やめとけ」は反対意見が多く、看護師という仕事にはメリットが多い
男性看護師は全体の1割にも満たないため肩身の狭い思いをすることもありますが、急速に男性看護師の数は増え需要が高いことがわかります。
看護の仕事は体力が必要で力仕事も多いので、男性でもやりがいを感じながら働ける素晴らしい仕事です。
男性比率の高い職場のほうが働きやすいので、女性ばかりで辛い、収入UPを目指している方は転職も視野に入れて検討してみてください。
あるある