「看護師を辞めて子育てに専念したい」
「子育てだけでも大変なのに看護師の仕事なんて無理」
と思うことはありませんか?
毎日仕事だけでなく家事や育児を頑張るママナースですが、自分の時間がないうえに仕事も忙しく心が折れそうになってしまいますよね。
では、子育て中の看護師はどんなときに仕事を辞めたいと思い、どうやって家事と育児を乗り切っているのでしょうか?
この記事を見ればママナースはどんなときに仕事を辞めたいと思うのか、どうすれば今より家事や育児の負担を軽減できるのかがわかります。
「毎日仕事や家事、子育てに追われもう限界」と感じているママナースは、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
一生のうち子どもと過ごせる時間は約7年6ヶ月と言われ、長い人生の中のごく一部にしかすぎません。家族や子どものために頑張って働いていても、子どもが大きくなり「もっと一緒に過ごしたかった」と後悔してからでは遅いです。
小学校卒業時点で子どもと過ごせる時間は半分以上経過してしまうので、後悔する前に1度働き方を見直してみてください。
- 子どもの将来のためにバリバリ働く
- 収入が減っても子供と過ごす時間を優先したい
どちらを選んでも間違いはないものの、先輩ママナースの多くは「子どもに寂しい思いをさせてしまった」と後悔しています。
もし子どもとの時間を優先する場合は転職も1つの方法なので、今すぐ行動するつもりはなくても転職サイトに登録して求人探しのアンテナを張っておくと転職しやすくなりますよ。
子育て中の看護師が仕事を辞めたいと思う5つの理由
子育ての看護師のを両立させるのは大変なことで、さまざまな場面で「もう辞めたいな…」と限界を感じてしまいます。
ママナースはどんなときに辞めたいと感じるのか、5人の看護師の意見を紹介していきます。
仕事と子育てのストレス、同僚や子どもに申し訳ないと思いながら働いているママナースは多いので、ツライのは自分だけではありません。
どんなときに辞めたいと感じるのかわかれば「自分だけじゃないんだ」と思えるので、ママナース5人の意見を詳しく紹介していきますね。
1.自分の時間がなくストレスが溜まる
特別養護老人ホーム勤務(39歳)
やりたいことを自由にできないこと、子どもに「もっと遊んで」と言われることです。家事がまだまだあったり、自分の時間も確保したいけど、子どもからは常に「ママ、ママ」と呼ばれてしまい、耳を塞ぎたくなってしまう時が時々あります。
自分の好きなことをする時間を確保できればいいのですが、なかなか捻出できず夜は疲れて寝てしまう人も多いですよね。育児中は自分の時間がないうえに睡眠不足、そのうえ仕事とやり場のないイライラを抱えるママは多く、どうやってストレスを発散すればいいのか悩んでしまうものです。
のちほどツライ気持ちから脱け出す方法で紹介しますが、家事の時間を短縮すれば自分の時間が増え少しだけ気持ちが軽くなります。
夫婦で話し合い月に1日は自由な日を作る、家事を休むなど工夫しないとパンクしてしまいます。
2.子ども優先の生活に疲れてしまう
総合病院の手術室勤務(35歳)
仕事で疲れた時や体調が優れない時でも自分中心で生活することはできず、子どもを一番に生活しなければいけないことがつらかったです。
疲れて帰ってきた時でもごはんを食べさせてお風呂にいれて、翌日の保育園の準備をするまでは休めなかったので子ども生活の中心に疲れてしまいました。
父親は自分の時間軸で生きている人が多いものの、母親になるとつねに子ども中心で自分のことはすべて後回しになってしまいます。
具合が悪いときも仕事で疲れたときも子どもが寝るまでゆっくりする時間が取れないので、子ども中心の生活が毎日続けば疲弊してしまうのは当然のことです。
「こんなに忙しいなら仕事をやめて育児に専念したい」と思ってしまい、辞めたくなってしまうのも納得です。
ある程度子どもが大きくなるとラクになるものですが、遠い未来のような感覚に陥り頑張れないと感じてしまいますよね。
3.急な休みで同僚に迷惑をかけてしまう
総合病院の内科病棟勤務(34歳)
子供の体調が悪くなって急に帰らなくてはならなくなっても、周りに迷惑をかけると思うと言い出しにく肩身が狭かったです。また、急な休みで上司に嫌味を言われ、本当にきつかったです。
心身ともに疲れている状態で、インシデントが増えてしまいました。研究の活動など、残業してやることができずチームのメンバーにも迷惑けけたと思う。
小さい子どもは抵抗力が弱くすぐに体調を崩してしまいますが、そのたびに職場に電話があり早退する、朝に休みの連絡を入れるなど肩身の狭い思いをしている母親は非常に多いです。
子どもの体調不良やお迎えの時間に間に合わないと仕事を残して帰るとき、さまざまな場面で働きにくさを感じてしまいますよね。
子どもを迎えに行けるのは自分しかいない状態で上司に嫌味を言われれば精神的に疲弊してしまい、こんなことなら辞めたいと考えてしまうものです。
どの職場も早退や突発的な休みはいい顔をしないものですが、看護師となればなおのこと嫌な顔をされツライですよね。
4.疲労回復する時間がない
大学病院の内科勤務(30歳)
残業が続いて疲労困憊なのに、家事もあるし、育児もあります。子どもがぐずるとパニックになることもあり、何もかも投げ出したくなりました。
子供が夜泣きで大変だったにも関わらず、その次の日は変わらず仕事ということで頭をフル回転させるのに疲れ、当時は本当に余裕がなかったです。
育児中のママは慢性的な睡眠不足を抱えている人も多く、疲れが残り毎日だるい状態で働いている人が多いです。
寝れば疲れが抜けることはわかっていても家事や育児などやることが盛りだくさんで早く寝れないので、日々疲れは蓄積していってしまいます。
とくに夫婦でうまく家事分担ができない人ほど疲れが抜けないので、仕事を辞めてゆっくり過ごしたいと思ってしまうのは当然のことです。
仕事を辞めたいと感じるほど疲労が蓄積された状態はメンタルの病気になってしまう確率が上がるので、早めに対処したほうがいいです。
5.子どもとゆっくり過ごす時間がない
美容皮膚科クリニック勤務(31歳)
残業でストレスフル、かつ自分に余裕がない中でお迎えに行き、その後子供の相手をしながら家事をしているとイライラしてしまうことが多々ありました。
本当はゆっくり遊びたいのに、実際に仕事で忙しい日は子供と過ごす時間が限られてしまい、十分な関わりができなかったことに後悔しています。
仕事や育児、家事でいっぱいいっぱいというストレスを抱えている人もいれば、子どもとゆっくり過ごせないことへ不満を感じている人もいます。
看護師が子育てで後悔したことでも紹介していますが、少し気持ちに余裕ができたとき「もっと関われば良かった」「寂しい思いをさせてしまった」と悔やんでいる人は多いです。
子どもと過ごせるのは長い人生の中でも約8年ほどと非常に短いので、忙しくて難しいものの今の時間を大切にしてくださいね。
気持ちに余裕ができたとき、ふともっと関われば良かったと反省するものです。
「もう無理…」看護師を辞めたいのに辞められない3つの理由
さまざまな理由で看護師を辞めたいと感じても、そう簡単に辞められるわけではありません。
なかなか退職に踏み切れないのには働くママならではの事情もあるので、代表的な3つの理由を紹介します。
子育てをしているからこそ辞めたくても退職に踏み切れないので、ズルズル働き続けてしまうケースは非常に多いです。
なぜ簡単に決断できないのか、ママナースならではの事情を深掘りし解説していきます。
1.収入がなくなるかもしれない不安
今の職場を辞めれば収入がなくなってしまうので、金銭面の不安から退職すると決断できない人は多いのではないでしょうか。
子どもが大きくなれば必要なお金も増えていくので、将来のことを考えると簡単に決断できません。子どもの進学先によって必要な費用は異なるものの、子育てにかかる費用を紹介します。
子育てにかかる費用 | |
0~6歳まで | 約700万円 |
小学校卒業まで | 約700万円 |
中学卒業まで | 約470万円 |
高校卒業まで(公立) | 約155万円 |
高校卒業まで(私立) | 約315万円 |
同年代の女性よりも収入が多い傾向にあるママナースは、通常家計の収入源として大きな役割を果たしているケースが多いです。
収入が減ると生活がガラッと変わり子どもに不自由な思いをさせてしまうかもしれないので、不安に感じ辞めるのか決断が難しく感じてしまいますよね。
2.人手不足で退職できない
慢性的な人手不足で簡単に辞めさせてくれない職場が多く、職場の状況を考えると「今は辞められない状況だ」と諦めてしまうケースは多いです。
実際にあった退職トラブル10選でも紹介していますが、簡単に辞められず苦労した看護師はたくさんいます。
- 退職は認めてくれず部署異動を勧められる
- 辞めるならシフトに文句を言うなと脅される
- 師長だけでなく部長や理事長と何度も面談した
- 新人が育つまで、人員補填するまでと引き止められた
- 辞めたら後悔すると脅された
レバウェル看護の調査では退職を引き止められた経験がある看護師は8割と言われるほど、かならずと言っていいほど引き止められ簡単に辞められません。
人手不足の職場ほど引き止められるのを知っているからこそ、辞めることすら面倒に感じてしまいますよね。
3.子どもがいると転職が不利になる
看護師が転職に踏み切れない5つの理由でも紹介していますが、転職する勇気がなく踏み切れないと感じている看護師は多いです。
ましてや子どもがいれば転職が不利になるのは知っているからこそ、今の職場で我慢したほうがいいのではと考えてしまいますよね。
- 子どもの送迎や予定などを考慮し、勤務時間に制約がある
- 子どもの病気やイベントに対応するため柔軟な勤務体制が必要
- 育児休暇などでブランクがある
- 雇用主や面接官の偏見
- 子ども中心の生活で転職活動に時間がさけない
さまざまな要因が組み合わさりママナースの転職は不利になってしまうので、転職活動のわずらわしさから「今のままでいいかな」という気持ちが生まれてしまいます。
自分の都合だけで転職先を決められないからこそ、気軽に転職できないと悩んでしまいますよね。
今すぐ転職は考えていない人も情報収集はおこない、いざというとき行動に移せる準備をしておいたほうがいいです。
職場に限界を感じ焦って仕事を探すとミスマッチが起きやすくなってしまうので、長く働ける職場を探すためにもリサーチに時間を使ってくださいね。
子育て中の看護師がツライ気持ちから脱け出す5つの方法
辞めたい気持ちとツライ気持ちの狭間で毎日頑張っているママナースですが、仕事や子育ての負担が大きすぎるとパンクしてしまいます。
少しでも負担を減らし自分の時間を確保したほうがいいので、ツライ現状から脱け出す5つの方法を紹介します。
子どもと過ごす時間は貴重で家族との時間は大切にしたほうがいいので、少しでも自分がラクになる方法を模索してください。
ママナースが実践している育児や家事の負担を減らす方法を紹介していくので、参考にしてください。
1.夫婦で家事や育児を分担する
総合病院の脳神経外科病棟勤務(32歳)
保育園送りは夫、迎えは私が担当していました。夜の家事は基本私が早く帰宅するのでやれる限り私が行い、やれなかった分は全て夫が行うというシステムを取っていました。なので、日によって家事負担割合は異なります。
旦那さんの職種や帰宅時間にもよりますが、忙しい看護師だからこそ夫婦で家事を分担しているケースが多いです。
しかし、どんなに家事や育児を分担しても女性の負担は大きく男性は手伝っているという感覚が抜けないので、大変さをわかってくれないとイライラしてしまいますよね。
可能な限り旦那さんにも家事を手伝ってもらい少しでも負担が減ればラクになるので、夫婦で家事分担を話し合ってみてください。
2.家事も育児も完璧を求めない
保育園勤務(37歳)
家事を割と完璧にしたいタイプでしたが、夕食はしっかり作らなくてもいい、掃除も毎日でなくてもいい、片付けもきっちりでなくてもいいと、育休中の6~7割でよしと意識しました。
また、仕事は絶対に家に待ちかえらないようにしました
家事や育児の負担を減らすのも重要ですが、完璧を求めず心の負担を軽くするのも有効です。
完璧を求めるとできない自分にストレスを感じてしまうので、できない自分を認めてあげると心が軽くなり「できなくてもいい」とポジティブに捉えられるようになります。
なかには「部屋が汚くても死なない」と割り切り休みの日に片づけていた看護師もいるので、家事のハードルを下げると一気にラクになります。
3.子どもの状況に合わせた働き方をする
大学病院の緊急外来勤務(36歳)
登園はほぼ1番目、お迎え時には数名しかいない状態だったので、寂しかったと思います。また、お迎えから寝るまでもバタバタしていたので、
育休後に総合病院に復帰した後は、子持ちナースが少なく理解をなかなか得られず両立が難しいと感じ、保育園に転職。保育園では子育てに理解があったため、2人目の産後も復帰し勤務しています。
子どもがいないときは無理なく働けていてもママになれば働きにくさを感じてしまうもなので、子どもの成長に合わせた働き方をすると心にゆとりが生まれます。
時短勤務も選択肢の1つではあるものの残業続きで苦労する看護師も多いので、子育てに理解のある職場へ転職するのも選択肢の1つです。
看護師の資格があれば子どもの状況に合わせて職場を選べるので、今を大切に働ける環境を探してみてください。
4.カット野菜や宅配食材を活用する
総合病院の手術室勤務(35歳)
家事の負担を減らすため、メニューに合わせて食材がカットされて配送される食材宅配を利用していました。料理自体の時間と手間を減らすだけでなく、メニューを考えるストレスも減ったのでとても助かりました。
働くママナースで育児と仕事を両立させるコツのアンケートをとったところ、回答で1番多かったのがカット野菜や宅配弁当、ネットスーパーの活用です。
買い物に行く時間やメニューを考える時間、調理にかける時間を減らすだけで食事の手間が軽減され、ストレスが減ります。
クラシルのアンケートによると1日の家事に費やす時間は3~5時間の割合が43%と負担が大きいので、調理の時間を減らすと家事もラクになりますよ。
5.便利家電を活用し家事の時間を短くする
総合病院の混合病棟勤務(34歳)
ロボット掃除機、電子圧力鍋、ノンフライヤー、食洗器、ドラム式洗濯機など、できる限りの便利家電を購入。とにかく生活を便利に、時短できるようにしました。
特に電子圧力鍋は、セットすれば自動でおかずが出来上がるので、その間に子どもと遊んだり風呂に入ったりできるので良かったです。
時短できる便利家電は進化し続け、活用すると家事全般の負担がグッと減ります。
調理や片付け、掃除や洗濯の時間が減れば子どもと遊ぶ時間や自分の時間を確保できるので、心に余裕が生まれストレスも軽減します。
購入時の費用は掛かってしまいますが使用頻度が多いほど元を取れるので、利用頻度の高い便利家電を購入し使ってみてください。
ママナースでも働きやすい7つの職場
家事に育児にと大忙しのママナースにとって、仕事の負担を少なくしたいと考えるのは当然のことですよね。
ママナースは日勤のみで比較的残業が少ない職場のほうが働きやすいので、働くママにおすすめの職場を7つ紹介します。
仕事の負担が減れば気持ちにゆとりが生まれ子どもと遊んだり、ゆっくり家事をする時間ができます。
子どもが小さいうちは給与よりも働きやすさを重視したほうがいいので、おすすめの職場を詳しく紹介していきますね。
1.夜勤がないクリニック
日勤のみで働きたい、家の近所で働きたい人におすすめなのが、ワークライフバランスが取りやすいクリニックです。
入院施設のないクリニックは夜勤がなく診療時間も決まっているため、比較的残業が少なく働きやすい職場の1つです。
- 診療科が特化しているため、専門的な知識やスキルを習得できる
- アットホームな雰囲気で、プライベートの話もしやすい
- 施設数が多く、勤務場所や診療科目が選びやすい
- 比較的症状が軽度の患者さんが多く、高度な医療スキルを求められない
- 残業が少なく、仕事とプライベートを両立できる
非正規雇用であれば出勤日や勤務時間を選べることが多いので、子どもの予定を最優先にして働けるのもママナースには嬉しい条件ですよね。
規模の小さいクリニックのはギリギリの人員で運営していることが多く急な休みは難しいので、病児保育など万が一の預け先を考えておくと安心して働けますよ。
2.土日祝日休みのデイサービス
ほとんどのデイサービスは土日祝日休みでカレンダー通りの生活が送れ、夜勤もないためプライベートを重視する人から人気がある職場です。
要介護2以下の人が入所するため、健康管理や介助がおもな仕事で、介護施設のなかでも医療行為が少ないのが特徴です。
- 午前中のみ、週〇日など働き方が選べる
- 医療行為が少ないため、ブランクがある人でも働きやすい
- 高齢者とのコミュニケーションスキルが磨ける
- 利用者の容態が急変するなど緊急的な業務が少ない
- 病院勤務と比較すると精神的負担が少ない
8時~17時、8時半~17時半など勤務時間が規則的で家事や子育てとの両立がしやすく、ママナースにも人気があります。
高齢化の影響でデイサービスの数は増えてきているので、家の近くで求人がないか探してみてくださいね。
3.職場を選びやすい訪問看護
訪問看護は夜勤がなく日勤がメインですが平均年収は約430万円と給与水準が高く、しっかりと稼ぎたい人から人気があります。
人気がある理由は給与水準以外にもあるので、訪問看護のメリットを紹介していきますね。
- 交代制でオンコールはあるものの、土日祝日休みが多い
- 直行直帰ができ、柔軟な働き方ができる
- 午前中のみ、週〇日など働き方が選べる
- 1人になる時間があり、仕事中にリフレッシュできる
- 早出や残業が少ないため、プライベートの時間を確保しやすい
高齢化が進み在宅医療のニーズが伸びているため求人数も多く、自宅近くで理想の職場を探せるのも魅力の1つです。
ただし、夜間や休日にオンコールの対応をするステーションが多いので、かならずオンコールの有無を確認してから転職先を決めてくださいね。
4.カレンダー通りに休める保育園
おもに子ども達の健康管理や健康診断、園内の衛生管理をおこなう保育園看護師は、体調を崩しやすい0歳児クラスを担当しながら働くケースが多いです。
保育補助や事務作業など看護師以外の業務が多く、子どもが好きな人やプライベートを重視する人から人気がある職場の1つです。
- 医療行為は緊急時の対応がメインのため、精神的負担が少ない
- 土日祝日休みで残業もないため、ワークライフバランスを保ちやすい
- 子育ての経験を活かせる、もしくは子育ての疑似体験ができる
- 子供の成長を身近で見守れる
- 看護師は1人なので、誰かに気を使う必要がない
子どもが好きな人でなければ務まらない仕事ですが、看護師の資格を活かして異業種で働きたい人におすすめの働き方です。
正社員だけでなく派遣やパートという働き方も選択できるので、子どもの成長を見守りたい人はチャレンジしてみてくださいね。
5.夜勤も残業もない健診センター
健康診断をおこなう健診センターは定時で仕事が終わりワークライフバランスを取りやすいこともあり、非常に人気の職場の1つです。
最近では特定の疾患の早期発見をおこなう検診を兼ねている職場もありますが、どちらも働きやすさは変わりません。
- 定時内に仕事が終わり、生活のリズムを保ちやすい
- 日曜祝祭日、年末年始は休みが確保されている
- ほかの職場と比べ、ストレスを受ける場面が極端に少ない
- 正社員だけでなく、派遣やパートの働き方も選べる
- 肉体的負担が少ないわりに給料は高い
「施設または出張健診の独立型」と「病院付属型」で働き方は異なるものの、どちらも素早い採血技術がある看護師におすすめの職場です。
無理なく仕事と家庭の両立ができることもあり人気の職場なので求人数が少ない傾向にあるため、転職サイトを活用し効率よく求人探しをしてくださいね。
6.夜は遅いがしっかり稼げる美容クリニック
20代~30代の看護師に人気の美容クリニックは、自由診療ということもあり残業をしなくても病棟と同等の給与がもらえます。
クリニックによってはインセンティブで給与アップも目指せるので、月収50万円も夢ではありません。
- 割引価格で施術が受けられる
- 夜勤がなく残業も少ないため、プライベートが充実する
- 最新美容の知識やスキルが身につく
- 駅から近い場所にクリニックがあり、交通の便が良い
- 一般企業で通用するビジネスマナーが身につく
地域差はあるものの未経験でも月収30万円以上の求人がたくさんあるので、夜勤なしでしっかり稼ぎたい人におすすめの職場です。
美容が好きでコミュニケーションが苦にならない人であれば楽しく働けるので、ぜひ1度チャレンジしてみてくださいね。
7.福利厚生が充実している一般企業
一般企業の医療的サポートや品質管理など看護以外の仕事をおこなうことが多い企業看護師は、オフィスで働く人と同じ規則的な勤務を送れるのが特徴です。
医務室や治験コーディネーター、臨床開発モニターなど仕事内容は多岐にわかりますが、企業看護師にはさまざまなメリットがあります。
- 日勤のみ、土日祝日休みとワークライフバランスが充実する
- 医療行為をおこなわないため、心理的負担が少ない
- デスクワークの比率が高く、身体的負担が少ない
- PCスキルやビジネスマナーなど、病院とは違うスキルが身につく
- 企業に直接雇用されるため、社員と同じ福利厚生を受けられる
企業看護師は日勤のみで土日祝日休みと働きやすく、大企業であれば育休や産休制度も整っているためママナースでも長く働けます。
ただし、企業看護師の求人は少ないので、かならず転職サイトを活用しすぐに応募できる体制を整えておいてくださいね。
ほかにもママナースが働きやすい職場はあるので、ぜひ探してみてください。
子育ては大変で看護師を辞めたいと思うが働きやすい職場もある
子育ては想像以上に自分の時間がなく心が折れてしまいそうなほど大変なのに、働いて家事もこなしていれば「もう仕事を辞めたい…」と感じるのは当然のことです。
しかし、子育てしながらでも働きやすい職場はいくつもあるので、少しでも負担を減らし家族で過ごす時間を確保してください。
- 家事も育児も仕事もうまくいかないうえに自分の時間もなく、辞めたいと感じる人は多い
- 辞めたいとは思っても収入がなくなる不安や人手不足などを考えると、簡単に退職できない
- 頼れる人や便利なサービスを活用し、少しでも家事と育児がラクになる工夫をしたほうがいい
辞めたい気持ちと頑張らなければいけないというプレッシャーから頑張っているママナースですが、仕事や子育て、家事の負担が大きすぎるとパンクし何もかも嫌になってしまいます。
仕事の負担が減れば自分の時間が確保できるようになり心にもゆとりが持てるので、無理のない働き方をしてくださいね。
子どもがママ!ママ!と寄ってきてくれるのは小さいときだけなので、今しかない時間を楽しんでください。
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