「なぜ世間の人は看護師やめとけって言うんだろう」
「仕事を辞めるべきかどうか判断基準が欲しい」
と思うことはありませんか？
転職を考えても、どのような職場が自分に合うのかわからず悩んでしまいますよね。
結論からお伝えすると、現役ナースの意見は看護師やめとけに対し否定的で、仕事に誇りを持っている人が多いです。
この記事を見れば看護師は「やめとけ」に対してどう思っているのか、ほかの職種にはない看護師ならではの良さがわかります。
「看護師のやりがいって何だろう」「大変そうで心が折れそう」と悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
看護師は雇用形態や働き方を見直すと、自分に合った働き方を選べます。とくに「辞めたい」「転職したい」と感じている方には、次のような選択肢がおすすめです。
- 忙しさや人間関係に疲れた
- 夜勤や長時間労働に限界を感じた
日勤のみやシフトに融通の利く職場 - プライベートを優先したい
日勤のみで残業が少ない職場
看護師の転職は病院やクリニック、訪問看護、介護施設など幅広い選択肢があり、ライフステージに応じて柔軟に働ける職場を見つけやすいのが魅力です。
転職すると今の不満や悩みが解消する可能性が高いので、情報収集だけしておくと良い求人があったとき即行動に移せますよ。
看護師やめとけと言われる7つの理由
看護師は人の命を救いやりがいのある仕事ではありますが、なかには「看護師やめとけ」という意見も存在します。
やめとけと言われる最大の理由は仕事の大変さですが、何が大変なのか看護師ならではの事情を紹介していきますね。
給与や労働環境、人間関係などさまざまな不満を抱えながら働いているので、看護師自身が「やめとけは理解できる」という人すらいます。
なぜ看護師はやめとけと言われてしまうのか、理由を深掘りして解説していきます。
1.仕事内容に給与が見合わない
看護師は患者の命を預かる仕事で責任が重い業務に追われるなか、仕事内容に対して給与が低いと感じる人が多いです。
夜勤の負担だけでなく残業代が満額支給されない職場があり、時給換算すると「専門職なのに」と不満を感じてしまうケースもあります。
- 精神的・肉体的な負担が大きいわりに、手当が十分でない
- 長年勤めていても、給与が新人と変わらない
- 他業界で働いている友人の給与のほうが高い
看護師は年数を重ねても大幅な給与上昇が見込めず、将来への不安や生活が苦しいなど収入に不満を感じている看護師は多いです。
また、国家取得を取得するまでの時間と量力を考えると、期待していた給与水準に届かず不満を持つ人も一定数存在します。
2.責任が重くプレッシャーを感じる
小さな判断ミスが患者の命に直結するため、つねに正確さと迅速さが求められる看護師はプレッシャーを感じる場面が多いです。
医療処置だけでなく記録作業や家族対応など幅広い業務を同時進行でおこなうため、業務の負担は非常に大きいです。
- 患者が急変した際、ミスが許されない状況に追い込まれる
- 1人で多くの患者を担当する夜勤は、責任が集中する
- 患者家族からの不満や意見に対し、冷静に対応しなければいけない
責任の重さやプレッシャーに耐えきれず、離職やキャリアチェンジを選ぶ看護師が多いのが実情です。
医療ミスの恐怖や精神的な疲労の蓄積などプレッシャーを感じる場面で大きなストレスを感じてしまうので、看護師というのは大変な仕事です。
3.女性社会ゆえに人間関係が大変
看護師の職場では圧倒的に女性の割合が多く、女性だけしかいない職場も存在するため女性ならではの人間関係の問題が起こりやすいです。
派閥の存在や陰口、ウワサ話の広がりやすさ、上下関係の難しさなど女性社会ならではの大変さがあり、ストレスを感じる場面も少なくありません。
- 特定のグループだけが情報を共有し、自分が知らされない場合
- 些細な会話がキッカケで誤解や対立が生まれ、職場の空気が悪くなる
- 上司が特定のスタッフばかり優遇し、ほかのスタッフが疎外感を抱く
人間関係がよくないと職場に居場所がないと感じたり、業務以外の面でストレスが増加し不満を抱えながら働く看護師がたくさんいます。
問題があればすぐに噂になる職場文化が人間関係の悪化を助長し、仕方ないと諦め問題が改善されないまま退職を選ぶケースが多いです。
4.休みが取りにくい
慢性的な人手不足によりギリギリの辞任で回っている職場が多く、自分が休みを取るとほかのスタッフに負担がかかるため遠慮してしまいます。
シフト制の職場は連休を取ることが難しく、希望休でもすべて通るとは限らないのも不満を感じる要因の1つです。
- 結婚や旅行、家族の介護などで長期休暇を申請すると遠回しに断られる
- 体調が悪くても代わりのスタッフが見つからず、無理をして出勤する
- 年末年始や連休シーズンはスタッフ同士の休暇が偏り、希望通り休めない
仕事中心の生活でプライベートの時間がない、十分な休養が取れず心身ともに休まらないなど休みに関する不満は多く、一般企業のように土日祝日は休みたいと感じてしまいます。
また、有休を取りたくても周囲の目が気になり使えないまま失効してしまうケースもあり、何のために働いているのか分からなくなってしまいます。
5.残業が多くプライベートの時間が少ない
看護記録の作成や患者のケア、医師の指示受けなど業務量が多く、勤務時間内に仕事が終わらず退勤後に仕事を終わらせ帰宅することも珍しくありません。
急変や予期せぬ業務が発生し定時での帰宅が難しいので、なかには月に数十時間の残業を強いられるケースもあります。
- 日中の業務では手が回らず、看護記録の作成は退勤後になってしまう
- 退勤間際に患者の状態が悪化し、対応のため残業を余儀なくされる
- 勤務時間外におこなわれる会議や研修に参加しなければならない
自分の時間が取れないだけでなく体力的な負担も大きく、仕事中心の生活にうんざりしている看護師が多いです。
残業ばかりの職場はストレスの大きな要因になり、外来やクリニックなど残業が発生しにくい職場を選ぶ看護師が増えています。
6.体力的な負担が大きい
長時間勤務と夜勤、移動介助や体位変など体を使う作業が多く、看護師の仕事は体力勝負です。
忙しさのあまり休憩や食事をとる時間が十分に確保できない日もあり、精神的なストレスが身体的疲労を悪化させてしまいます。
- 夜勤の疲労が回復しないまま出勤しなければいけない
- 寝たきりの患者をベッドから車椅子に移動させるなど、腰や関節に負担がかかる
- 人手不足で複数の患者を担当し、休む暇もなく動き回る
睡眠不足や不規則な生活が続き腰痛や体調不良が慢性化し、健康を犠牲にしながら働いている看護師も宅さ煮ます。
休日は身体を休めるだけで終わってしまい自分の時間が取れずプライベートにも影響が出てしまうので、負担の少ない職場へ転職する看護師も多いです。
7.仕事と家庭の両立が難しい
不規則なシフト勤務や突発的な業務発生による残業で仕事と家庭の両立が難しく、子どもの保育園のお迎えが時間ギリギリになることも珍しくありません。
家族との時間が取れない不満がストレスに代わり、心理的なプレッシャーが解消されず心身ともに追い詰められてしまう人もいます。
- 運動会や授業参観など子どもの行事に参加できない
- 疲れて帰宅した後家事に追われ、家族とのコミュニケーションが取れない
- 長時間勤務や夜勤明けで疲労が残り、家族と過ごす時間を取れない
仕事と家事、育児に追われ自分の時間が確保できず、自分の時間がないことにストレスを感じてしまいます。
プライベートが充実していないと仕事のストレスは増す一方なので、比較的家庭と両立しやすい職場へ転職する看護師が多いです。
看護師やめとけは本当!?現役ナース7人に本音を調査
肉体的にも精神的にも負担の大きい看護師の仕事は、大変だからこそ「やめとけ」という意見もあります。
現役ナースは「やめとけ」という意見に対してどう思うのか調査したので、看護師のリアルな本音をチェックしてみてください。
看護師やめとけの意見は人によって異なるものの、男性よりも女性のほうが「そう思う」と回答する人が多かったです。
現役ナースは「やめとけ」に対しどう感じているのか、独自アンケートで判明したリアルな意見を紹介していきます。
1.間違った意見ではないと思う
意見
命に関わる仕事でプレッシャーがあり綺麗な仕事では無いため、理想と現実は違うという意味では間違った意見ではないと思いました。
神奈川県/29歳（女性）
実際に看護師として働く中で体力や精神力の消耗、人間関係などのトラブルを経験しているため、やめとけという意見に納得する人は多いです。反対に患者から感謝されるやりがいや成長を感じる面もあるため、完全に否定する意見ではなく「向き不向きがある」という認識を持つ人もいます。
綺麗事だけで片付かないというのは自分だけでなく多くの看護師に共通する事実なので、理想と現実のギャップに苦しむ人も多いです。
環境が変われば「やめとけ」と感じない可能性もあるので、現状の厳しい環境に対する意見という捉え方もあります。
2.やりがいもあるし知識も身につく
意見
ストレスフルな仕事の割に給料が低く、また責任も伴うのでそういった声があるのは納得できる部分もありますが、それ以上にやり甲斐や看護師として身につけた知識はプライベートにも活かせると思うので 看護師になることは悪くはないと思います。
神奈川県/33歳（女性）
プレッシャーが大きい分やり遂げたときの達成感や患者さんからの感謝の言葉は非常に嬉しいもので、ほかの職種では味わえない充実感があります。人の役に立ちたいと看護師になった人ほど、命や生活に直接貢献している実感は嬉しいものです。
また、専門的な知識やスキルはプライベートでも活かせる、医療以外の分野でも応用できるのも看護師の魅力の1つです。
看護師は大変な面もありますが、やりがいや専門知識が身につくのもメリットです。
3.資格があればどこでも働ける
意見
世の中で必要とされている職種であることは確かで、資格があればいつでもどこでも働けるメリットあり、そこそこの給料を貰えるためなってもいいとは思う。
しかし、理想だけ高くて臨床を知らないまま看護師になるとがっかりすることの方が多いので、しっかりと情報収集してからなるかならないか決めたほうがいい。
北海道/33歳（女性）
高齢化社会の影響で医療や介護の現場で看護師が必要とされる機会が増え、全国どこにいても働ける職業として安定した需要があります。また、病院やクリニックだけでなく介護施設や保育園など、幅広い職場で資格を活かせるもの魅力の1つです。
どの地域でも働けるうえに職場の選択肢が幅広いので、資格を活かすためにも情報収集や自身の適性をしっかり見極めることが重要です。
資格を活かして保健師や助産師、専門看護師など上位資格を目指す道もあるので、キャリアアップできます。
4.男性看護師が増えてほしい
意見
私個人の考えですが、男性看護師の需要が高まっており、現に看護学校は最近男性を多く入学させる傾向にあります。男性ならではの視線や特に精神科では暴れたりする患者に対し男性だと対応できるので、男性看護師はやめとけと言う意見には賛成できないです。むしろもっと増えてほしいくらいです。
熊本県/41歳（男性）
徐々にではありますが男性看護師の数も増え、難しい患者の対応や力仕事の多い場面で大活躍しています。看護の世界に男性が増えていることで「男性がいたほうがいい」という風潮が高まっています。
男性看護師にアンケートを取ったところ「増えてほしい」「看護師は安定している」と肯定的な意見が多く、やめとけと感じている男性は限りなくゼロに近いです。
詳しくは男性看護師やめとけと言われる5つの原因で解説していますが、やめとけに反対意見が多いです。
5.世間の声は気にしなくていいと思う
意見
コロナの時など激務になることは確かだが、いなくては困る職業ではあるので、世間の声を気にしないのであればいいと思う。
埼玉県/33歳（女性）
周囲の評判や影響に関係なく看護師の仕事そのものが社会にとって重要なので、他人の意見ではなく自分の目標や価値観を大切にしている人がたくさんいます。
実際に「女性中心の職場だから大変」「激務だからやめとけ」などの声はあるものの、働いている看護師の多くは使命感を持ちやりがいを感じているのも事実です。患者さんや家族から感謝されるたびに世間の声よりも自分の選択が正しいと確信できるので、周囲の否定的な意見に動じる必要はありません。
看護師は社会にとって必要不可欠な職業なので、他人の意見に左右されるより自身の使命感ややりがいを重視してくださいね。
6.おすすめの資格だと思う
意見
看護師やめとけ、ならないほうがいい、とまでは、私は思いません。看護師は私立系の大学であれば入学難易度は低く、収入も悪くはないのでコスパの良い資格だと思います。社会人になってからでも、社会貢献や収入UPを目指すのであればおすすめできる資格です。
ただ、学校での実習や勉強、働き始めてからの激務や、主にスタッフ同士との人間関係によるストレスに耐える必要があるため、継続できるかは人によるかもしれません。
埼玉県/32歳（男性）
私立系の看護大学や専門学校であれば他の医療資格に比べて入学難易度が低く、資格取得後は安定した収入が期待できるのでコスパが高い仕事です。新人のうちから一定の収入が得られ、夜勤や残業代がプラスされることでさらに高収入を目指せます。
社会貢献や安定収入を目指す人には魅力的な選択肢なので、ただ学校や現場での厳しさがあるため適性を見極めた上で挑戦することが重要です。
社会人になっても看護学校に入学し学び直す人もいるので、幅広い年齢層で挑戦できるのも看護師ならではです。
7.看護師以外の人に言われたくない
意見
人にすすめたい仕事ではないです。仕事内容と拘束時間を考えると給料も少ないし、言われても仕方ないと思います。でも、なり手がいないと困る仕事だから、看護師じゃない人には言われたくないと思います。
高知県/49歳（女性）
看護師は長時間勤務や夜勤、過密なスケジュールによる身体的・精神的な負担など、非常に過酷な状況で働いています。一般の人がその大変さを理解せずに「やめとけ」と言うのは、実際に働いている人にとっては軽視されているように感じてしまいます。
患者の命を守るために働いている看護師は医療現場に欠かせない存在であり、重要性や責任を理解していない人からの批判を受けることに対し看護師は不満に感じることが多いです。
不満を抱えながら頑張っているにも関わらず外部の人から色々言われてしまうと、報われない気持ちになってしまいますよね。
責任は重いが看護師ならではのメリット3つ
責任は重くプレッシャーも大きい大変さはありますが、患者さんの回復に貢献できるやりがいのある仕事です。
ほかの職種では得られない充実感や達成感を得られるのも看護師ならではの魅力なので、ほかの仕事にはないメリットを3つ紹介します。
責任の重さよりも患者の命を守るやりがいや自己成長、信頼関係の構築など看護師にしか経験できないことがたくさんあるので、看護師になって良かったと感じている人はたくさんいます。
看護師ならではのメリットとは何か、詳しく紹介していきますね。
1.女性の中では年収が高い
看護師は女性が多く従事している職業ですが、給与水準はほかの女性職種に比べて高い傾向にあります。
専門的なスキルに加え長時間労働や夜勤があり給与が高く設定されているので、ほかの職種と看護師の平均年収を比較していきます。
| 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | |
| 看護師 | 460万円 | 480万円 | 520万円 | 530万円 |
| 営業 | 340万円 | 380万円 | 370万円 | 390万円 |
| サービス | 240万円 | 280万円 | 280万円 | 270万円 |
| エンジニア | 340万円 | 380万円 | 370万円 | 390万円 |
| 事務・経理 | 290万円 | 320万円 | 320万円 | 340万円 |
看護師は専門的な知識と技術を必要とする職業で、勤務時間や条件に応じた手当が支給されるため安定して高い収入を得やすいです。
また、専門分野で資格を取得するとさらに高い年収を目指せるので、女性でも男性同等に稼げるのも看護師ならではのメリットです。
2.やりがいを感じながら働ける
看護師の仕事は患者と直接的に関わり命を守る重要な役割を担うため、日々の仕事にやりがいを感じながら働けます。
患者の回復に貢献することで得られる達成感や感謝の言葉が仕事のモチベーションになり、ほかの職業では味わえない達成感を得られます。
- 患者との間で信頼関係を深め、安心して治療を受けてくれたとき
- ほかのスタッフと協力しながら目標を達成したとき
- 「ありがとう」「元気になった」と感謝の言葉をもらったとき
患者の回復を見届ける喜びや感謝の言葉をもらう機会も多く、日々の仕事で得られる満足感が看護師のモチベーションとなる看護師が多いです。
また、医療技術の向上や自己成長を実感できるのも働く意欲となり、看護師という職業はほかの仕事では得られないほどやりがいがあります。
3.ほかの職種より転職がしやすい
看護師は専門的な知識とスキルを持ち、医療業界全体で高い需要がある職種です。そのため、看護師の資格さえあれば転職市場で有利になり、転職しやすいのもメリットの1つです。
病院やクリニック、訪問看護や介護施設などさまざまな施設で看護師が求められているため、年齢を重ねても転職しやすいです。
- 多様な選択肢があり、ライフスタイルに合った職場を選びやすい
- 看護師を必要としている医療機関は多く、スムーズに転職先が決まる
- 自分の希望する働き方や福利厚生、給料の職場を選べる
看護師はフルタイム勤務からパート、非常勤勤務、夜勤専従などさまざまな働き方を選べるので、仕事と家庭を両立させたい場合でも柔軟に働けます。
資格さえあればブランクがあっても職場を選べるのも看護師ならではなので、長期的に安定して働き続けられます。
看護師が働きやすい職場を探す3つの確認ポイント
仕事を長く続けるために自分が働きたいと思う職場を探すことは非常に重要で、働きやすい職場を探さなければストレスで身体を壊してしまうかもしれません。
職場環境がいいと働くモチベーションも上がりやりがいを持ちやすくなるので、働きやすい職場を探す3つの確認ポイントを紹介します。
看護師が働きやすい職場を探すことは自身の健康やキャリアを守るだけでなく、患者へのケアの質向上にも繋がり良いことばかりです。
働きやすい職場を探す際に確認してほしい3つのポイントがあるので、1つずつ詳しく紹介していきますね。
1.年間休日数を確認する
年間休日数は看護師が心身の健康を保ち、プライベートの時間を確保するために重要な指標です。
看護師の仕事は体力的・精神的に負担が大きく十分な休暇がなければリフレッシュできないため、休暇がしっかり取れる環境が整っている方が働きやすいです。
- 求人票や募集要項の「年間休日数」を確認する
- 求人票に記載がない場合は、面接で直接確認する
- 転職エージェントの担当者に聞いてもらう
年間休日120日以上であれば休日が多い職場と言えるので、1つの指標になります。ただし、休日数だけでなく、希望休が取りやすいか、連休を取得しやすいのかも重要です。
休暇が十分に取れる職場はキャリアを続けるうえで非常に重要な条件なので、かならず確認してくださいね。
2.福利厚生の充実度を確認する
福利厚生は仕事とプライベートを両立するために重要な条件で、金銭的な支援や心身のケアが行き届いているほど安心して働き続けられます。
充実した福利厚生が整っていれば安心して働けるので、求人情報や面接時に確認してください。充実していると言える福利厚生の一例を紹介していきます。
| 金銭的支援 | ✓ 住宅手当や家賃補助 ✓ 交通費支援 ✓ 資格取得支援 |
|---|---|
| 健康面のサポート | ✓ 健康診断の実施 ✓ メンタルヘルスケア ✓ スポーツクラブ利用補助 |
| 子育て支援 | ✓ 託児所併設や保育費補助 ✓ 育児休暇の取得率が高い |
| 労働環境の改善 | ✓ 時短勤務制度 ✓ 有給休暇の取得率が高い ✓ 各種手当の充実 |
| ライフスタイル支援 | ✓ リフレッシュ休暇 ✓ 退職金制度 |
住宅手当や健康サポート、子育て支援など福利厚生が整っている職場は仕事へのモチベーションを維持しやすく、ライフスタイルの充実にも繋がります。
ただし「有給休暇は取れると言われが現場の雰囲気で取りづらい」といったケースもあり、制度があっても実際は利用しにくい職場もあるので面接時に確認してくださいね。
3.教育体制や研修制度を確認する
教育体制や研修制度が充実している職場はスキルアップが期待できるだけでなく、不安なく業務を進められる環境が整っています。
現場に早く慣れるために教育体制の有無が職場選びの大きな決め手になるので、求人情報や面接時の質問で確認してください。
- プリセンター制度
- クリニカルラダー制度
- 中途採用者向けオリエンテーション
- 定期的な院内研修や勉強会
- 資格取得の支援制度
教育体制や研修制度が整っていると安心して働き始められるので、転職時の不安がグッと軽減します。
経験者でも初心者でもスキルに合った研修が受けられるか確認すると、自分の目指す働き方に合っているか判断できますよ。
看護師が理想の職場を探す3つの方法
転職するとき「今よりも給与を上げたい」「人間関係が良い職場がいい」など、今の不満を解消できる職場を選ぶ人が多いです。
転職を成功させるためにも考えたほうがいいこと、実践したほうがいいことがあるので、理想尾職場探しで重要なポイントを3つ紹介します。
理想の職場に出会えれば働きやすさが増すので、事前の入念な準備や情報収集が大切です。
どうすれば理想の職場を探せるのか、3つのコツを詳しく紹介していきますね。
1.しっかりと情報収集をおこなう
看護師の職場は病院やクリニック、介護施設など多岐にわたり、職場環境や仕事内容が施設内容ごとに異なるため事前の情報収集が不可欠です。
情報収集をせずに入職するとミスマッチが原因で早期退職に至る可能性もあるので、情報を集める3つの方法を紹介します。
- 公式サイトや求人票を確認する
- 口コミサイトやSNSを活用する
- 面接の際に見学をおこなう
しっかりと情報を集めると入職後のミスマッチを防げる、より良い条件を見つけやすいメリットがあり、職場選びの成功率が飛躍的に上がります。
情報収集を徹底すると無駄な応募や面接を減らし、短期間で理想の職場にたどり着けますよ。
2.自分の優先順位を明確にする
職場選びにおいて給与や休日、仕事内容や人間関係など考慮すべきポイントがたくさんあり、もっとも重要する条件を明確にしないと自分に合っているのか判断できません。
また、希望条件を整理すると効率的に職場探しを進められるので、優先順位を明確にする3つの方法を紹介します。
- 自分の希望をリストアップする
- 給与や休日数など条件に重要度をつけ、譲れない部分を考える
- 今の職場での不満点や満足点を分析し、次の職場に求める要素を考える
優先順位を明確にすると数多くの求人の中から自分に合ったものを絞り込めるので、何を求めているかをしっかり把握することが転職成功への近道です。
また、優先順位が決まっていると面接時に自分の希望を伝えやすくなるので、条件交渉をしやすくなりますよ。
3.転職のプロに相談する
転職エージェントのスタッフは看護師特有の転職市場に精通しているため、個人では把握できない求人情報や内部情報を教えてくれます。
求人紹介だけでなく「転職したほうがいいのか」「自分にはどんな職場が合っているのか」など相談にも乗ってくれるので、転職のプロに相談するメリットを5つ紹介します。
- 自分で探す手間が省け、短時間で希望条件に合う求人を探せる
- 求人票だけではわからない職場の雰囲気や離職率など、内部情報がわかる
- 給与や勤務時間の調整など、自分では難しい交渉をしてくれる
- サポートを受けながら進められるので、安心感がある
- 一般には公開されていない好条件の非公開求人にアクセスできる
自分1人で条件収集や条件交渉をおこなうのは難しいものの、転職のプロに相談すると求人探しから内定までの流れがスムーズです。
ただし、希望条件を具体的に伝えないと条件に沿わない求人を紹介されてしまうので、希望を明確にしたうえで条件を伝えてくださいね。
辞めたいと悩む看護師におすすめの転職サイト3選
看護師に特化した転職サイトやエージェントはいくつもあるため、どこを利用しようか迷ってしまいますよね。
転職サイトを活用すれば非公開求人情報や内部情報の収集、面接対策などメリットがたくさんあるので、おすすめのサービスを3つ紹介します。
転職サイトを活用すると自分の条件に合う求人を効率よく探せるので、不安がつきまとう転職活動もスムーズに進みます。
転職を成功させるためにも1つでも多くの求人を確認し選択肢を増やしたほうが良いので、各転職エージェントの特徴を詳しく解説していきますね。
1.圧倒的求人数「レバウェル看護」
- 累計40万人突破と業界トップレベルの利用者数をほこる
- 公開求人だけでも競合他社より圧倒的に多い14万件以上
- とくに地方の求人に強みがあり、全国さまざまな土地の仕事を探せる
| 運営会社 | レバデジーズメディカル株式会社 |
| 本社所在地 | 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア24F、25F |
| 設立 | 2017年10月 |
| 対応エリア | 全国 |
| 拠点数 | 11拠点 |
| 営業時間 | 0時～24時 ※登録は9時～21時（平日のみ） |
| 公開求人数 | 約158,700件 |
| 対応職種 | 正看護師、准看護師、助産師、保健師など |
| 病院、クリニック、介護施設など | |
| 雇用形態 | 正社員・パート・派遣 |
| おすすめの人 | 地方で仕事を探している LINEでやり取りしたい 1つでも多くの求人に目を通したい |
| 公式サイト | https://kango-oshigoto.jp/ |
圧倒的求人数をほこるレバウェル看護は、公開求人だけでなく非公開求人も業界最大級保有するなど、求職者の選択肢がグッと広がる転職エージェントです。
「地方でも面談可能」「24時間連絡可能」など利用しやすい条件が整っているので、たくさんの求人のなかから自分に合う仕事を探したい人は登録必須と言えるほどおすすめです。
対応施設も多く正社員や非常勤などライフスタイルに合った働き方ができるので、転職を成功させたい人は積極的に活用してくださいね。
LINEやメール、SMSで担当者とやり取りができるので、働きながらでもコンサルタントと連携しやすいのが特徴です。
利用者の口コミ
面接までの書類選考でも履歴書を添削していただいたり、面接練習の相談など親身に話を聞いてアドバイスくださり凄く安心して利用できた。
埼玉県30代前半（女性）
病院での面接の際には担当の方に同行して頂き、一緒に面接や病院の説明を聞くことができて安心しました。
福岡県22歳（女性）
他の転職サイトで内定を貰ったと報告しても特別対応は変わりませんでした。最後まで求人を紹介してくれ、利用して良かったです。
群馬県38歳（女性）
2.クリニック転職なら「ナースではたらこ」
- 全国各地の医療機関を網羅し、7割は地方の求人を扱っている
- 担当者とは別に安心サポート窓口があり、相談できる制度が整っている
- 気になる病院に自分から応募できる逆指名制度が利用できる
| 運営会社 | ディップ株式会社 |
| 本社所在地 | 東京都港区六本木3-2-1 |
| 設立 | 1997年3月 |
| 対応エリア | 全国 |
| 拠点数 | 36拠点 |
| 営業時間 | 0時～24時 |
| 公開求人数 | 約95,600件 |
| 対応職種 | 正看護師、准看護師、助産師、保健師 |
| クリニック、介護施設、保育園、施設など | |
| 雇用形態 | 正社員、契約社員、非常勤 |
| おすすめの人 | クリニックで働きたい 地方在住の面接同行希望者 気になる病院に直接応募したい |
| 公式サイト | https://iryo-de-hatarako.net/ |
アルバイト求人「バイトル」を運営するディップ株式会社は、求人を扱うプロとして求職者から絶大な支持を得ている転職エージェントです。
履歴書添削や面接のアドバイスだけでなく面接にも同行してくれるので、1人では不安な転職活動も担当者と二人三脚で進めていけます。
求人の8割はクリニックというほどクリニックに特化した転職エージェントなので、病院以外の施設で働きたい人は登録して損はないですよ。
気になる病院には自分から応募できる逆指名制度もあるので、転職サイトと転職エージェントどちらの役割も果たせます。
利用者の口コミ
面接の際のアドバイスや、転職に必要な書類作成のサポートも行ってくれ、転職活動がスムーズに進む手助けをしてくれました。
東京都30歳（女性）
他にもいくつかのサイトに登録していたのですが、担当の方(一番最初に連絡、紹介してくれた方)のレスポンスがよかったです。
大阪府30代前半（女性）
紹介された職場に対する疑問等に担当の方が丁寧に対応してくださり、求人情報の提供もしつこくなかったことが良かったと思います。
長野県24歳（女性）
3.自分のペースで求人を探せる「ジョブメドレー」
- 会員数100万人突破・求人数業界NO.1の実績
- ほぼすべての医療介護職を網羅し、全体の4割は介護求人
- 入職後60日以上の勤務で勤続支援金支給（15,000円～40,000円ほど）
| 運営会社 | 株式会社メドレー |
| 本社所在地 | 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー13F |
| 設立 | 2009年6月 |
| 対応エリア | 全国 |
| 拠点数 | 2か所 |
| 求人数 | 約42,700件 |
| 対応職種 | 正看護師、准看護師 |
| 病院、介護施設など | |
| 雇用形態 | 正社員、契約社員、パート、業務委託 |
| おすすめの人 | 自分のペースで転職したい 介護施設や訪問看護で働きたい 面接対策や履歴書転職などは不要 |
| 公式サイト | https://job-medley.com/ |
ジョブメドレーは転職エージェントではなく求人サイトなので、求人をチェックし自分で応募するためペースを乱されずに転職活動ができます。
面接対策や面接同行、履歴書添削などのサポートがないため、大まかな流れがわかっている2回目以降の転職におすすめです。
プロフィールを充実させれば事業所からスカウトが来ることもあるので、自分に合う条件の仕事を探している人は会員登録だけでも済ませておいてくださいね。
転職エージェントのように担当者から電話が来ることもないので、自分のペースで転職したい人向けです。
利用者の口コミ
自分の希望条件を入力しておけば、スカウトが来ていてそこから自分のより興味のある求人を探せるので待っていても転職活動ができるのはよかったです。
熊本県41歳（女性）
自分で検索条件もその都度その日の気分に合わせて変更できたりして、より自分に合った求人を探すことができました。
写真がある職場は雰囲気が伝わってきてよかったです。
東京都33歳（女性）
履歴書と職務経歴書もメッセージ機能を使用して送ることが出来るので、手間も省けました。
また6ヶ月勤続した場合はお金の支給があるのも嬉しいポイントです。
千葉県31歳（女性）
看護師になんてならない方がいい？よくある疑問を一挙公開
看護師はやりがいがあり魅力的な仕事ではありますが、やめとけと言われると「なんでそんなことを言われるんだろう」と不安になってしまいますよね。
看護師なんてならないほうが良いのか、どこで働こうか悩んでいる方向けに、よくある疑問を紹介していきます。
- 看護師の年収っていくらくらい？
-
看護師の平均年収は約450万～500万円程度と言われていますが、勤務先や働き方によって大きく異なります。
- 残業時間
- 夜勤の有無
- 住んでいる地域
さまざまな要因で看護師の年収は変わるので、働き方や生活スタイルに合わせ収入面と生活のバランスを取れる職場を探してくださいね。
- 男性看護師やめとけって本当？
-
「やめとけ」という意見は一部の偏見や古い価値観からくるもので、実際に男性看護師は年々増加しています。
- 体力を活かした職場での評価が高い
- 患者や家族にとって男性看護師がいると安心感がある
- 女性が多い職場でクッションとなる
女性社会の中で働くと孤立感を感じることもありますが、次第に慣れていくものです。男性看護師全員が「やめとけは間違い」と断言しているので、男性だからと性別は関係ありません。
- のんびりした性格の看護師におすすめの職場は？
-
のんびりした性格の看護師には急性期病棟や救急外来などスピード感が求められる環境よりも、自分のペースで働ける職場が向いています。
- 自分のペースで働ける「訪問看護」
- 穏やかな雰囲気が職場の雰囲気を良くする「精神科」
- バタバタすることが少ない「慢性期・療養病棟」
た、日勤のみや土日休みが取りやすい職場もおすすめです。自分のペースで働ける職場を選と、仕事へのストレスを軽減できますよ。
- 看護師を辞めたら幸せになれる？
-
看護師を辞めて幸せになるかは、辞めた後の選択肢次第です。辞めることで心身の負担が軽減されるケースもあるので、辞めたあと何がしたいのかを明確にすると良いです。
- どんな職場で働きたいのか
- どんな働き方が自分に合っているのか
転職やキャリアチェンジの際は、自分に合った働き方を見つけるために情報収集や相談をしっかりおこなってくださいね。
- 看護師になって後悔したらどうすればいい？
-
後悔を感じたら、まずその原因を具体的に分析することが大切です。
- 人間関係や仕事内容に不満がある
職場を変えると改善する可能性がある - 命に関わる仕事がしたくない
病棟ではなくクリニックや保育園 - 看護師の仕事自体が嫌だ
多職種へのキャリアチェンジも視野に入れる
1人で悩まず、転職エージェントやキャリア相談を活用してくださいね。
- 人間関係や仕事内容に不満がある
心身ともに負担が大きく悩むこともありますが、職場を変えると働きやすくなり不満がスーッと消える可能性もあります。
まずは、自分がどうしたいのか冷静に判断し、働きやすい職場を探してくださいね。
看護師やめとけへの意見は人それぞれ
「看護師やめとけ」という意見にはさまざまな理由や背景がありますが、感じ方は人それぞれです。確かに責任の重さや体力的な負担、人間関係のストレスなど看護師特有の大変さを挙げる声も多いです。
一方で「やりがいがある」「専門的な知識が身につく」「収入が安定している」など、看護師だからこその魅力やメリットもあり一概に「やめとけ」と決めつけるのは難しいです。
- 看護師やめとけと言われるが、現役ナースの反応は人による
- 女性の中で収入が高い、やりがいがあるなど看護師ならではのメリットもある
- 理想の職場を探すなら自分の中で優先順位を明確にし、情報収集をおこなうといい
もし今の職場に不満があるなら、転職を視野に入れて考える価値はあります。
同じ看護師という仕事でも職場や働き方を変えるだけで環境が改善される可能性があるので、仕事への不満を抱え込まず新たな一歩を踏み出してみてくださいね。
あるある