「長時間勤務や不規則なシフトで家事ができない」
「家事ができないことにストレスを感じている」
と悩んでいまませんか?
看護師として毎日忙しい日々を過ごす中、食事の準備や掃除、洗濯など家事に追われること、できないことにストレスを感じてしまいますよね。
では、なぜ看護師は家事ができないのか、どうすれば仕事と家庭を両立させられるのでしょうか?
この記事を見れば家事を効率よくこなすための工夫や、負担を軽減するための具体的な方法がわかります。
「家事ができないことにストレスを感じている」「少しでも家庭の負担を減らしたい」と悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
家事をやろうと思っても肉体的にも精神的にもハードな看護師にとって、仕事と家庭の両立は大きな課題の1つです。
- 家事も仕事も1人で抱え込んでいてツライ
- 仕事や家事、子育てに追われて家事どころではない
- 家が汚いこと、家事ができないことにストレスを感じている
仕事と家事をうまく両立できずに悩みやストレスを感じている人は多いものの、負担を減らす工夫をしなければ身も心もボロボロになってしまいます。
ライフスタイルに合わせた働き方や家事の負担を大幅に減らすことがストレス解消への一歩なので、無理なく働ける方法を模索してみてください。
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看護師が家事ができない原因5つ
独身であれば仕事終わりに夕食を買って帰宅する、掃除はまとめて休日にするなど自分で決められたものの、一緒に暮らす家族がいれば自分のペースで家事をするわけにはいきません。
家事をしなければと思っていてもできないのには看護師ならではの事情があるので、家のことがおろそかになってしまう5つの原因を紹介します。
家事をしなければいけないプレッシャーだけでなく、家事ができないストレスもあり、仕事と家庭の両立で悩んでいる看護師は非常に多いです。
なぜ看護師は家事ができないのか、5つの原因を詳しく紹介していきますね。
1.仕事で疲れ体力も気力も残らない
看護師は体力気力ともに消耗が激しく、長時間の立ち仕事や介助、急な対応など日常業務の中で体力的な負担がとても大きいです。
さらに緊急対応やケアで精神的な負担も増加し、業務終了後はクタクタになり家事どころではありません。
- 急患や緊急対応が立て続けにあり、通常よりエネルギーの消耗が激しい
- 容態の急変しやすい重症缶派のケアが続くとき
- 患者や家族とのコミュニケーションが難しいとき
- 治療方針を説明した際、理解を得られないとき
- 人手不足で通常以上の業務を負担しなければいけないとき
看護師の仕事は立ち仕事や移動が多く肉体的な疲労が蓄積され、そのうえ精神的な疲労も重なり仕事が終わるころにはグッタリしてしまいます。
あまりの忙しさに家に帰ったら寝たい、何もしたくない日もあるため、家事ができないのは当然のことです。
2.残業ばかりで帰宅時間が遅い
急患や急変、仕事量が多すぎるなど定時で仕事が終わらないことも多く、残業をした結果家事をする時間が無くなってしまいます。
残業がツライと感じる3つの原因の記事でも紹介していますが、看護師の約9割が時間外労働をおこない大きな負担になっているのが現状です。
引継ぎや患者対応、事務作業など残業の要因はたくさんあり、頻繁に残業を強いられ家に帰るころには家事をする時間も体力も残っていないことが多いです。
変える時間が遅くなるほど寝たいという気持ちが強まり家事どころではないので、家のことがおろそかになってしまうのは仕方のないことです。
3.不規則な生活のリズムで家事が難しい
病院や介護施設など夜勤がある職場で働いている場合、日勤や夜勤が交互に入るシフト制が一般的です。
不規則な生活のリズムが続くほど疲労が抜けず、家事をする時間があっても身体が思うように動かなくなってしまいます。
- 夜勤明けの疲労が抜けず、体がだるい
- 早番と遅番が交互に入り、睡眠時間すら確保できない
- 夜勤明けは寝れず、体力が回復しない
- 昼夜逆転生活の影響で、眠れない夜が続く
- 家族と休日が合わず、協力して家事を片付けるのが難しい
仕事が忙しいうえに不規則な生活が続く看護師は、体力回復が優先で家事は後回しにするしかありません。
年齢を重ねるに連れ仮眠時間は増えても疲労は回復しなくなっていくので、休みの日に家事をしようとおもっても体調が万全ではなく後回しになってしまいます。
4.睡眠不足やストレスで疲れが取れない
過酷な労働環境が続く看護師は日々ストレスが蓄積されることが多く、慢性的な疲労が抜けず家事をする気力がわかないことがあります。
看護師の半数以上がほぼ毎日ストレスを感じているほど仕事の悩みは尽きず、ほとんどストレスを感じない看護師は約5%とごく少数です。
心身のリフレッシュが上手くいかないときほど家事をする余裕がなくなってしまうので、思い当たることがないか考えてみてください。
睡眠不足で身体が疲れストレスも溜まっている状態では、帰宅後にもリラックスできず家事に取り組む気力が残らないのは当然のことです。
5.子育てが精一杯で手が回らない
仕事と子育ての両立は母親なら誰しも直面する問題ですが、ハードな仕事の看護師にとって子どもを育てながら働くのは大変なことです。
とくに子どもが小さい場合は育児にエネルギーと時間を消費してしまうので、仕事の疲労と重なり家事どころではなくなってしまいます。
- 子どもの夜泣きや体調不良への対応
- 保育園や学童への送り迎え
- 習い事の送迎
- 宿題の手伝い
- 朝の準備や寝かしつけ
子どもの年齢で大変だと感じることは違うものの、育児関連のタスクは家庭内のストレスが増える原因の1つです。
子育てで手が回らない状態だと自然と家事が後回しになってしまうので、家庭内での負担がさらに増えてしまいます。
家事ができないと悩む看護師ができること:仕事編
最近は家事や育児に積極的な男性が増えてきたものの、どうしても負担は女性に集中してしまいます。
家事ができないことは大きなストレスになってしまうので、仕事面でできる3つの対策を紹介します。
何も対策せずに「あと数年のガマン」と耐えているとストレスが増しメンタル面で不調をきたしてしまうので、絶対にガマンはダメです。
少しでも仕事と家事の負担を減らすためにでも、できることを3つ紹介してきますね。
1.時短勤務も視野に入れて検討する
子育てや介護をしている人が家事をこなすために、まずは時短勤務で働けるのか確認してみてください。
育児や介護など家庭の事情があり就業規則で認められているとき利用できる制度ですが、働く時間を短くすれば家事に手が回るようになります。
- 早い時間に帰宅でき、夕飯準備や家事をする時間ができる
- 子どもの習い事や学校行事に参加する余裕が生まれる
- 自分の時間が増え、疲労を回復できる
時短勤務はすべての人が取得できる制度ではないものの、利用すれば仕事と家事のバランスを保てるようになります。
ただし、時短勤務は勤続年数や雇用形態、就業規則で認められているなど取得に条件があるので、まずは上司に相談してみてくださいね。
2.オンとオフの切り替えをしっかりする
仕事と家庭を両立させるためには、仕事とプライベートのオンオフをしっかり切り替えることが重要です。
仕事のストレスや疲労を家庭に持ち込むと家事を取り組む意欲が削れてしまい、結果的に何もできなくなってしまうからです。
- たとえ10分でも、帰宅後にゆっくりする時間を確保する
- 帰宅後すぐに部屋着に着替え、リラックスできる状態にする
- 通勤時間を利用し、リフレッシュする
家に帰ると「あれもしなきゃ」「これもしなきゃ」と慌ただしいのはわかりますが、一息つくだけでも家事に取り組む気持ちのスイッチの切り替えができます。
意識的にオンオフを切り替えないとストレスや疲労が持続し家事モードにならないので、1番リラックスできる方法を探してみてくださいね。
3.拘束時間の短い仕事へ転職する
なかなか家事をする時間が確保できない、時短勤務はできないという場合、拘束時間の短い職場へ転職するのも1つの手です。
拘束時間の長い職場は体力的にも精神的にも負担が大きくなってしまうので、働く時間が短くなれば家事の時間が増えます。
- 夜勤や長時間の残業が少ないクリニック
- 1日に訪問する数が決まっている訪問看護
- 夜勤がなく日中のみ働けるデイサービス
- カレンダー通り働ける保育園
- 日勤のみ+残業なしの産業看護師
紹介した職場は拘束時間が短い職場の一例ではあるものの、フルタイムで働いても残業がなければ帰宅後の時間を有効活用できます。
働く時間が短くなればワークライフバランスが充実するので、家事ができないことに悩んでいる方は転職も検討してみてください。
家事ができないと悩む看護師ができること:家庭編
激務に加え責任のともなう看護師は大変な仕事で、人手不足もあり仕事の負担を減らすのは簡単なことではありません。
職場の状況によっては家庭内の環境を整え家事をする時間を作るしかないので、簡単に実践できる3つの方法を紹介します。
何もかも1人で背負い込むと負担が大きく潰れてしまうので、大事になる前に誰かを頼ったりできないことは仕方ないと諦めることも重要です。
家事ができないと悩む看護師は家庭で何をできるのか、3つの対処法を1つずつ解説していきますね。
1.家族でスケジュールを共有する
家族でスケジュールを共有すると各自の予定を把握しやすくなり、いつ休みなのか、子どもの予定はあるのかなど一目でわかるようになります。
いつ誰が忙しいのかわかるようになるので、予定を理解し無駄な摩擦を減らせるようになります。
私が看護師で夜勤とかでシフトがバラバラだから、スケジュール共有アプリ前から使ってるけど、明日息子ちゃんの3ヶ月検診予定入れといたらちゃんと休み取ってくれてる✨
引用:X
スケジュールを共有しておくと突発的なトラブルへの対応もしやすく、家族全員が協力して効率的に予定を管理できるものメリットの1つです。
ただし、アナログ派の人もいればデジタル派の人もいるので、どうすればスケジュールを共有しやすいか家族で話し合い決めてくださいね。
2.家事分担を決めておく
家庭内でどのような家事を分担するのかあらかじめ決めておくと、役割が明確になりスケジュールを設定しやすくなります。
実際に夫婦で家事分担を決め負担を減らしている看護師が多いので、当サイトが独自におこなったアンケートをもとに家事分担の一例を紹介します。
「できる人ができることをやる」という家庭もありましたが、洗濯やお風呂掃除、保育園の送迎など役割を明確にしている家庭が多いです。
言われたことしかやらない旦那さんもいるからこそ、お互い無理のない範囲でできる家事分担を考え決めておくと負担もストレスも減りますよ。
3.完璧を求めずできない自分を認める
リンナイ株式会社がおこなったアンケートによると、家庭内のストレス第1位は部屋が片付かない、2位は家事と家事の不満は大きいことがわかります。
過程でストレスに感じることは何なのか、どうやって対処しているのかランキングのトップ3を紹介していきますね。
全職種が対象のアンケートなので看護師が家事を溜めないのは難しいものの、部屋が汚いことも家事ができないことも完璧を求めないことでストレスがグッと減ります。
「6~7割できたら良し」と思うだけでも気が軽くなるので、少しでも負担を減らせるよう最低限やっておくラインを決めておいてくださいね。
看護師が実践している家事ができないことへの対策3つ
仕事と家事を両立させるのは大変なことなので、どの看護師もさまざまな工夫をしながら家事をこなしています。
当サイトがママナースにアンケートを取ったところ両立させるために食事の負担を減らしているので、実際に実践している3つの対策を紹介します。
少しでも家事の負担を減らさなければ休む時間が取れず仕事がツラくなってしまうだけなので、負担を減らせるよう工夫してみてくださいね。
ほかの看護師はどうやって家事の負担を減らしているのか、家事がラクになるコツを紹介していきますね。
1.便利家電や調理家電を活用する
ロボット掃除機や洗濯乾燥機などの便利家電、ホットクックなどの調理器具を使用すると家事の時間を短縮できるので、活用している看護師が多いです。
人間が手作業でおこなうより効率的で時短になるので、負担を減らすために活用している看護師3人の意見を紹介します。
家事の負担を減らすためにあまり使用していなかった食洗機や乾燥機も使うようになった。
リハビリ病棟勤務(30歳)
ペットを飼っており毎日掃除機したくてもなかなか時間がとれなかったため、ロボット掃除機を購入しました。
回復期リハ病棟勤務(30歳)
ロボット掃除機、電子圧力鍋、ノンフライヤー、食洗器、ドラム式洗濯機など、できる限りの便利家電を購入。とにかく生活を便利に、時短できるようにしました。
脳神経外科病棟勤務(32歳)
自動調理機や食器洗い機を使うことで食事の準備や片付けにかかる時間を、洗濯乾燥機などを使えば洗濯物を干す手間を短縮できます。
仕事に行く前も、帰宅後も忙しい看護師にとって家事全般の時間を短縮すればラクになるので、購入時に費用はかかるものの導入を検討してみてくださいね。
2.休日に作り置きをする
作り置きをしておけば平日の忙しい時間に食事の準備をしなくてもよくなるので、長時間労働や不規則な仕事をしていても帰宅後すぐに食事が食べられます。
下ごしらえを済ませておくだけでも「炒めるだけ」「煮るだけ」など手軽になり、帰宅後スムーズに家事や育児ができるようになります。
帰宅してからスムーズにいくように、夕飯の仕込みは前日の夜にしていた。帰宅したらお風呂、ご飯、遊び、その間に家事、寝かしつけ、とリズムを決めてやっていた。
整形外科クリニック勤務(33歳)
肉や魚に下味をつけて冷凍しておくだけでも焼くだけでメインのおかずが完成するので、作り置きに苦手意識がある人でも簡単にできるので安心してください。
作り置きは1度に調理することで食材の無駄を減らしコストを削減できるメリットもあるので、調理時間の短縮以外の面でもメリットがあります。
3.宅配食材やネットスーパーを活用する
宅配食材やネットスーパーを活用すれば買い物に行き献立を考える時間を大幅に短縮できるので、当サイトのアンケートでは3人に1人の看護師が利用しています。
宅配食材は毎週決まった曜日に食材が届くので、食材が切れる頃にネットスーパーを活用し買い物に行く回数を減らす方法もあります。
買い物の時間を短縮するため、生協の宅配で食材をまとめ買いをしている。ネットショッピングをうまく活用する。
特別養護老人ホーム勤務(39歳)
家事の負担を減らすため、メニューに合わせて食材がカットされて配送される食材宅配を利用していました。料理自体の時間と手間を減らすだけでなく、メニューを考えるストレスも減ったのでとても助かりました。
手術室勤務(35歳)
冷凍弁当もあればカット野菜やミールキット、食品が届くサービスなどニーズに応じて使い分けができるので、買い物に行く時間がない看護師に支持されているのも納得です。
食事を作ることが精いっぱいで栄養バランスに気を配れない人でも、宅配食材を使えば手軽にバランスの取れたご飯が作れるようになりますよ。
家事ができないならライフスタイルに合う職場への転職が1番
どこで働いてもラクな職場は1つもない看護師にとって、仕事で疲れてている状態で家のことまで手が回らないと悩んでいる方は多いです。
職場の理解があれば時短勤務や雇用形態の変更などできるものの、無理なら家事をする時間を確保するために拘束時間の短い職場への転職も検討してみてください。
- 不規則な生活で残業も多い看護師にとって、家事をこなすのは簡単なことではない
- 仕事や家庭の負担を減らせるよう、職場や家族と相談することがラクになる近道
- 家事の負担を減らすなら掃除や洗濯より、調理を効率化すると効果絶大
残業や夜勤がない職場に転職をしたり、便利家電や宅配食材の活用で家事をラクにするなど負担を減らす工夫をしなければ、心も体もボロボロになってしまいます。
ライフスタイルにあった職場に転職すれば仕事と家庭のバランスを取りやすくなるので、無理なく仕事と家事を両立させる方法は何なのか模索してみてください。
今すぐ転職するつもりはなくても、好条件の職場を探すアンテナを立てておくと理想の求人があればすぐに行動できます。
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