「看護師を辞めようか悩んでいる」
「元ナースは辞めた後幸せになったのか気になる」
と思うことはありませんか?
現状に不満があり看護師を辞めようと思っても、本当に幸せになれるのか、退職したら後悔するのか気になり簡単には決断できないですよね。
では、元ナースはなぜ看護師を辞め、今どう感じているのでしょうか?
この記事を見れば実際に看護師を辞めた人の体験談がわかり、本当に幸せなのか、辞める前に何を考えるべきなのかがわかります。
「自分にとって幸せは何なのか」「辞めても後悔したくない」と考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
看護師になって後悔⁉ならなきゃよかったと感じる原因

看護師は人の命を預かる責任の重さ、夜勤や不規則なシフトで心身の負担が大きく、仕事を辞めたいと思う瞬間がたくさんあります。
どんなときに看護師になったことを後悔りたり、辞めたいと感じるのか、当サイトが独自に収集したアンケート結果をもとに代表的な7つの意見を紹介します。
- 1.人間関係が大変
- 患者さんや家族から理不尽なクレームを言われる
明らかに間違っている先輩に言い返せない - 2.人の命を預かるプレッシャーが大きい
- 仕事中は責任感がつねにつきまとう
看護師になり理想と現実は違うと痛感した - 3.激務で休憩もろくに取れない
- 夜勤続きで、しかも急変ばかりで休めない
立ちっぱなしで椅子に座れず、足の疲れが取れない - 4.患者対応が大変
- 殴られたり怒鳴られても言い返せない
頑固な患者から暴言を言われる - 5.仕事内容と給与が割に合わない
- バイトの賃金は見直されても、看護師の給与は上がらない
責任が重いのに、夜勤や残業がなければ給料は低い - 6.仕事内容が大変
- 人が亡くなると辛い気持ちになる
院内の他の仕事のほうがラクそうに感じる - 7.サービス残業が多い
- 前残業が当たり前で残業代が支給されない
残業は当たり前だという体質で、残業代が支給されない
クラウドワークスで独自調査したアンケートをもとに紹介(調査期間:2024年11月22日~12月5日)
看護師になったことを後悔する瞬間は人それそれですが、激務に加え人間関係や給与の低さなど複数の要因が重なり「ならなきゃよかった」と後悔するケースが多いです。
ただし、実際に看護師になったことを後悔しているのは約2人に1人と全員ではないので、働く環境次第で意見が変わるのかもしれません。
看護師を辞めたら幸せになれる?元ナース7人の体験談

「看護師を辞めたい‥」と悩んでいる人にとって、辞めたら幸せになれるのか、後悔するのか気になってしまいますよね。
看護師の仕事を辞め異業種で働くと生活がどう変化するのか、元ナース7人の体験談を紹介します。
元ナースに看護師を辞めて幸せなのか調査したところ、なんと全員が「辞めて良かった」と回答しています。
なぜ看護師を辞めて幸福だと感じているのか、7人の意見を深掘りして紹介していきます。
1.人間関係の悩みがなくなった

意見
長時間勤務や夜勤が続いて、心身ともに疲弊してしまい転職しました。
辞めたことで自分の健康を取り戻せましたし、新しい仕事に出会えたことで生活が安定しました。何より今の仕事では人間関係の悩みがないので、今では看護師を辞めて本当に良かったと思っています。
北海道/37歳(女性)
看護師は人間関係のストレスが非常に大きい職業の1つで、先輩や医師との関係、患者やその家族との対応など人と関わることが多いぶん悩みも尽きません。仕事が忙しい科ほど心に余裕がなく、人間関係がギスギスしてしまう傾向にあります。
人間関係は自分の力だけでは解決できない問題なので、人間関係が原因で心身をすり減らすくらいなら思い切って環境を変えるのも選択肢の1つです。
2.現職はストレスがなく幸福度が上がった

意見
看護師を辞めてよかったと思っています。仕事内容自体は嫌いではなかったが、対応が難しい患者もたくさんいました。
結婚、出産に伴い家族との時間を増やしたく思いフルリモートワークで働ける会社で働きたいと感じたため、転職を決意しました。フルリモートワークはこんなにもストレスがないのかと感動を覚えるレベルで幸福度が上がったと思います。
神奈川県/32歳(男性)
看護師の仕事は好きでも患者対応のストレスや時間の制約が問題だったというのは、多くの看護師が共感できるポイントではないでしょうか。ましてや、家族と過ごす時間が確保できない悩みは、多くの看護師がは映えている問題の1つです。
看護師はやりがいがある仕事ではあるものの心身を削る必要はないので、ストレスのない環境に身を置くと働きやすくなりますよ。
3.規則正しい生活ができるようになった

意見
規則正しい生活ができていることに凄く幸せを感じます。
また、時間が規則正しく土日祝休みになったので、家族や旦那さん、友達との予定も合わせやすくなって良かった。辛い思いしながら働かなくていいから辞めて良かったです。
大阪府/25歳(女性)
看護師の勤務形態は不規則になりがちなので、生活リズムが整い週末にしっかり休める環境になったのは大きな変化です。家族や友人との時間を大切にできることで、精神的な安定も得られるのは納得です。
仕事は人生の一部だからこそ自分に合う働き方を選ぶことが大切なので、仕事とプライベートどちらが大事なのか、両方重視するのかよく考えてみてくださいね。
4.看護師以外の仕事を経験できた

意見
他の部署から異動してきた上司からのパワハラが原因で適応障害を発症。不安感や動悸、息苦しさなどの症状が出てしまい、退職しました。
今は人間関係の悩みは皆無で、とても幸せです。メンタルを病む前に、もっと早く看護師の仕事を辞めればよかったと思います。看護師を辞めてはじめて「世の中にはこんなに色々な仕事があるんだ」と知ることができました。
静岡県/30歳(女性)
看護師は女性社会ということもあり人間関係が大変で、なかには上司からイジメやパワハラを受けつらい思いをしながら働いている人はたくさんいます。また、心が限界を迎え休職するケースも少なくないので、メンタルが崩壊する前に抜け出すのが1番です。
仕事を辞めることは決して「逃げ」ではなく「新しい世界を知るための一歩」なので、看護師以外の仕事を経験すると違う世界が見えてきます。
5.家事や子供と過ごす時間が増えた

意見
夜に仕事があることが子育てとかに影響が出るので日勤だけの仕事にしようと思って退職をしました。辞めてからは家のことや子供のことにもしっかり手を掛けれるようになってとてもよかったと思いました。
ただ少しだけですが、収入が減ったので残念な気分にはなっています。
富山県/33歳(女性)
夜勤がある仕事は子育てとの両立が難しく、しっかりと面倒を見てあげられなかった、寂しい思いをさせたと悩む看護師は多いです。子どもと過ごせる時間はかけがえのない価値なので、後々「ああすれば良かった」という後悔を防げます。
看護師を辞めると収入は減ってしまうケースが多いものの、お金よりも時間を大事にしたいという気持ちがあるのであれば辞めて幸せだと感じること間違いなしです。
6.モヤモヤした気分がなくなった

意見
看護師を辞めて新しい環境になった事で鬱々としていた気持ちがなくなりました。今振り返れば、看護師として働いている最中職員や患者さんからのパワハラ、セクハラのオンパレードで地獄だったんだと思います。仕事をしている期間笑っている日があまりありませんでした。
愛知県/27歳(女性)
働いている間は気付かなくても、辞めてみて初めて「自分がいかに苦しい環境にいたのか」に気づくことはたくさんあります。職場でのパワハラやセクハラは本来あってはならないことですが、医療現場では意外と多いのが現実です。
仕事は生活の一部ではあるものの心を壊してまで働き続ける必要はないので、最近笑えない、仕事を楽しめないという人ほど離れることで本来の自分を取り戻せます。
7.看護師ならではの悩みから解放された

意見
幸せです。やはり、規則正しい生活に戻ったことと、やはり看護師は心労が多く、また看護師同士もなかなか気が強い人が多いのでそれも悩みのタネだったのでそこから解放されて幸せです。
大阪府/36歳(女性)
看護師の仕事は心身ともにハードなうえに人間関係も複雑で、とくに職場に気が強い人がいると悩んでいる人は多いです。忙しい職場ほどストレスの蓄積で精神的な余裕がなく、つい誰かにきつく当たってしまうものです。
看護師特有の事情が人間関係の悩みに拍車をかけている可能性もあるので、規則正しい生活をしたいのか、悩みから解放されたいのか自分にとって何が1番幸せなのか考えることで道は開けてきます。
看護師を辞めて幸せになれる人の特徴3つ

看護師を辞めることは人生における大きな決断であり、その後の幸せは人それぞれです。
どんな人は心の底から辞めてよかったと感じるのか、看護師を辞めて幸せになれる人の特徴を3つ紹介します。
つらい学生時代を乗り越えた、今日まで頑張って働いてきたなど「これからも頑張らなくては」と思ってしまいますが、看護師を辞める決断は決して悪いことではありません。
退職後の生活に満足していれば辞めてよかったと思えるようになるので、どんな人が幸せになれるのか共通する3つの特徴を紹介します。
1.看護師を辞めてやりたいことがある
明確な目標や夢があれば、転職後の生活にも前向きに取り組めるため、満足度が高くなります。
「辞めたいから辞める」のではなく「これをやりたいから辞める」という理由がある人は、後悔しにくいため退職後の幸福度が高いです。
退職理由 | 退職後感じたこと |
---|---|
家族との時間が欲しい | 世間一般的な収入で労働時間も短く通勤のストレスもない 工場の経理に転職 |
妊活がしたい | 子供が欲しかったのもあり、生活が整ってストレスフリーになったからだと思う 専業主婦 |
モチベーションが保てない | 事の成果が目に見える形で現れる点や、顧客とのやり取りが楽しいと感じることが多い 不動産業に転職 |
人間関係の悩み | 人間関係の悩みがないのでとても気楽に楽しみながら仕事をしている 在宅勤務 |
日勤のみの仕事がしたい | 辞めてから夜勤のある看護師にはもう戻れないなと実感した 製造業の事務に転職 |
辞めること自体が目的ではなく新しい道に進むことが目的の人は幸せになりやすく、その後の生活の満足度が高いです。
看護師を辞める前にやりたいことを具体化しておくと、退職後に後悔せずに済みますよ。
2.ワークライフバランスを重視している
看護師の仕事は長時間労働・夜勤・休日出勤が当たり前で、プライベートとの両立が難しいことも多いです。
「仕事だけの人生」ではなく「生活の充実」を大切にする人は、転職後の満足度が高くなる傾向があります。
- 日勤のみの仕事に転職し、家族との時間が増えた
- 土日祝休みの仕事に変え、趣味や旅行を楽しめるようになった
- 週3〜4日勤務のパートや派遣に切り替え、体力的に楽になった
- 在宅ワークに移行し、通勤時間のストレスがなくなった
- 副業やフリーランスを選び、自分のペースで働けるようになった
「お金よりも時間を大事にしたい」と思う人は、看護師以外の仕事に転職することで幸せを感じやすいです。
仕事とプライベートのバランスを取ることで心身の健康が向上し、充実した生活を送れるようになりますよ。
3.看護師の仕事が好きではない
そもそも看護師の仕事に興味がない・やりがいを感じない人は、辞めることで精神的な負担が減りストレスのない生活を送れるようになります。
嫌々続けるより自分に合った仕事を見つけることで満足度が上がるため、幸せを感じやすいです。
- 患者対応が苦痛だったが、事務職に転職して精神的に楽になった
- 看護師としてのプレッシャーが辛かったが、介護職に転職して気持ちが軽くなった
- 医療業界に興味がなく、異業種に転職して充実した日々を送れるようになった
- 看護学校を出たから看護師になったが、本当は別の仕事がしたかった
- 体力的に厳しく、デスクワーク中心の仕事に変えて健康的な生活が送れるようになった
看護師は「やりがいが大きい」と言われる仕事ですが、全員がやりがいを感じるわけではありません。
仕事は人生の大部分を占めるものなので好きではないことを無理に続けるより、やりたい仕事を見つけるほうが幸福度は高くなります。
看護師を辞めたら後悔する可能性がある人の特徴3つ

看護師は重い責任がともなう一方で女性の中では高収入な部類に入るため、転職すると収入が下がってしまう可能性が高いです。
収入面以外にも辞めたら後悔する可能性はあるので、辞めなければよかったと感じる人の特徴を3つ紹介します。
感情的な理由や退職後の生活をイメージできない人ほど辞めたことを後悔する傾向にあり、しっかりと自己分析してから退職することをおすすめします。
安易な決断は後悔に繋がる可能性があるので、どんな人が後悔するのか共通する特徴を3つ紹介します。
1.一時的な感情で辞めようとしている
一時的なストレスや感情に流されて辞めてしまうと、辞めなければよかったと後悔することがあります。
とくに人間関係や職場環境が理由で辞めた場合は次の職場でも同じ問題が起こる可能性があるため、本当に辞めるべきか冷静に考えることが大切です。
- 上司や同僚とのトラブルで勢いで退職したが、次の職場でも同じような悩みが出た
- 忙しさに耐えられず辞めたが、転職先も結局激務で後悔した
- 患者対応に疲れ辞めたものの、他業種の仕事も思ったより大変で戻りたくなった
- SNSで「看護師を辞めて良かった!」という投稿を見て辞めたが、自分には合わなかった
- 仕事が辛いと感じて退職したが、実は人間関係の問題が原因で転職すれば解決できた
勢いで辞めると冷静になったときに「もう少し続ければよかった」と後悔するケースもあるため、職場を変えれば解決する悩みなのか考えてみてください。
辞めたい理由が本当に職場の問題なのか一時的なストレスなのかを見極めると、一時的な悩みなのか判断できるようになります。
2.高収入を維持したい
看護師はほかの職業と比べても給料が高い仕事のため、転職後に収入が大幅に下がると生活に支障が出ることがあります。
とくに生活費や将来の資金計画を考えずに辞めてしまうと金銭的な不安が大きくなり、結局看護師に戻らざるを得ない状況になることもあります。
- 一般事務職に転職したが、給料が半分以下になり生活が苦しくなった
- 趣味を仕事にしようとしたが、収入が安定せずすぐに辞めてしまった
- 看護師時代は貯金できたが、転職後は生活費を切り詰める必要が出てきた
- シングルマザーで看護師を辞めたが、収入が減り生活が成り立たなくなった
- 副業を本業にしようとしたが、思うように収入が得られず後悔した
「収入は気にしない」と思っていても実際に減ると想像以上にストレスになることもあるため、転職後の収入はどの程度なのか具体的な数字を把握することが需要です。
とくに家族を養っている人やローンがある人は金銭面の影響をよく考えた方がいいので、やりがいと収入のバランスを考えてから決断してくださいね。
3.退職後の生活がイメージできていない
辞めた後の具体的なプランがないと何をすればいいのかわからず、こんなはずじゃなかったと後悔しやすくいです。
看護師を辞めることが目的になってしまうと次のキャリアに悩み、無職期間が長引くリスクもあります。
- 辞めてから考えようと思ったが、やりたいことが見つからず困った
- 新しい仕事を決めずに辞めた結果、転職活動が長引いて焦った
- 看護師以外の仕事がしたいと思って辞めたが、何が向いているのかわからなかった
- 転職後に「やっぱり前の仕事のほうが良かった」と思った
- 自由な生活がしたいと思って辞めたが、時間を持て余してしまった
「とりあえず辞める」という選択はリスクが高く、無計画な退職は金銭的な不安だけでなく精神的にもストレスを感じやすくなってしまいます。
「辞めた後どう生きていくか」を明確にしておくことが後悔しないためのカギなので、退職後に何をするのか具体的に考えてみてくださいね。
転職活動をおこなう際は「2~3社の転職サイトに登録すると良い」と言われており、当サイト独自アンケートでも1人当たり2.2社の転職エージェントに登録していたことがわかっています。
複数の転職エージェントを利用することで転職活動が有利に進むので、複数登録のメリットを紹介します。
- 転職エージェントごとの非公開求人を探せる
- 1つでも多くの求人を閲覧でき、選択肢が広がる
- 話しやすい、親身になってくれる担当者と出会える
- さまざまな角度から助言を受けられる
- 1社では補えない部分をカバーできる
登録に手間はかかってしまいますが、複数社をうまく使い分けると効率よく転職活動を進められること間違いなしです。
たとえ看護師を辞めても幸せとは限らない3つの理由

今まで看護師の仕事しか経験したことはない人ほど新しい仕事が自分に合うとは限らず、退職が幸せに直結するとは限りません。
退職前にリスクも考えておいたほうが最悪のケースを想定できるので、なぜ幸せとは限らないのか3つの理由を紹介します。
看護師を辞めることは決して悪いことではないものの、安易な決断は後悔する可能性が高いです。
自分自身と向き合い納得のいく選択をするためにも、辞めて幸せになるとは限らない理由を解説していきますね。
1.新しい職場に馴染めない場合がある
看護師を辞めても、転職先の職場環境が合わなければ、辞めなければよかっと後悔することがあります。
どんな仕事でも人間関係の問題はつきものなので、看護師の職場を離れたからといって必ずしもストレスがゼロになるわけではありません。
- 未経験の仕事に就いたが業務についていけない
- 転職先の職場でも上下関係が厳しくストレスを感じた
- 新しい仕事の文化や雰囲気に馴染めず、気まずい思いをしている
- 思っていた仕事内容と違いやりがいを感じられない
- 転職後に「やっぱり看護師の仕事のほうが向いていた」と気づいた
新しい環境に慣れるには時間がかかるもため、すぐに「失敗した」と決めつけず3ヶ月~半年は様子を見ながら自分に合う方法を模索することが大切です。
転職前に職場見学や体験入社をして雰囲気を確認するとミスマッチを防げるので、自分に合う職場を探してみてください。
2.人間関係のトラブルはどこにでもある
「看護師は人間関係が大変」とよく言われますが、どんな職場でも人間関係の悩みは避けられません。
転職しても結局同じような悩みを抱えてしまう可能性もあるので、人間関係の悩みはつきものだと理解したうえで転職することが重要です。
- 転職先の上司が厳しく指導方法が合わずストレスを感じる
- 人間関係が良いと聞いていたが実際は派閥があった
- 新しい職場でも理不尽な対応を受辞めた意味を感じなくなった
- 転職しても結局同僚との関係に悩み、精神的に疲れてしまった
- 転職すれば解決するという考えが甘かったと気づいた
たしかに仕事がハードでつねに人と関わらなければいけない看護師の人間関係は特殊ですが、決して看護師だから人間関係が大変というわけではありません。
どんな仕事にも悩みはあるということを認識しておくと転職後にギャップを感じにくくなり、良い意味で諦めがつきますよ。
3.年収が下がってしまう可能性がある
令和4年の賃金構造基本統計調査によると看護師の平均月収は35.1万円、年収は508万円と多職種に比べ収入が高く、辞めた後の仕事によっては収入が大幅に下がってしまう可能性があります。
お金よりもプライベートが大事、ワークライフバランスを充実させたいと転職しても、年収が下がり生活が苦しくなってしまうこともあります。
- 一般事務に転職したが、給料が半分以下になった
- 好きなことを仕事にしようとしたが、収入が安定せず貯金を切り崩している
- 扶養内で働く予定だったが、予想以上に生活費が足りず困っている
- 転職後に「看護師を続けていたほうが生活が楽だった」と気づいた
- パートや派遣で働くことにしたがシフトに入れず収入が少なくなった
お金の問題は想像以上にストレスになるため、辞める前に「やりたいこと」と「生活の安定」のバランスをよく考えたうえで転職を決めることが重要です。
転職後の収入や生活費のシミュレーションしたり、続ける場合と辞める場合の収支を比較し、無理のない選択してくださいね。
看護師として幸せに働く3つの方法

看護師を辞めるべきか、それとも看護師として働き続けるべきは非常に個人的な決断であり、正解は1つではありません。
看護師として働くことに魅力を感じているなら焦らず考えたほうがいいので、幸せに働くために考えて欲しい3つの方法を紹介します。
今の仕事に強い不満やストレスを感じているなら別の職場に転職するのも選択肢の1つなので、時間をかけて自分自身と向き合ってください。
一時的な感情で決断するのは良くないので、看護師の資格を活かして幸せに働く選択肢を紹介していきますね。
1.新しい職場を探す
看護師の仕事が好きでも今の職場環境が合わない場合は、働き方を変えることで幸せになれる可能性があります。
病棟勤務が辛いならクリニックや訪問看護など、違う医療現場に転職することで負担を減らせます。
- クリニック(内科・皮膚科・美容クリニックなど)
- 訪問看護ステーション
- 派遣看護師
病棟のような緊迫した雰囲気がない職場のほうが落ち着いた環境で働けるため、今の職場で抱えている不満を解消できるかもしれません。
自分に合った職場を探せばストレスを軽減しながら看護師として働き続けられるので、何に不満を感じているのか考え職場を探してくださいね。
2.看護師以外の仕事を探す
「看護師の仕事そのものが合わない」と感じているなら、思い切って異業種に転職するのも1つの選択肢です。
元ナースに調査したところ現在は看護師以外の仕事をしてるので、まったく違う職種で新しいキャリアを築けます。
- コラムや記事、電子書籍の販売
- 工場の経理や製造業の事務
- Webライターとして医療系の記事を執筆
- 訪問看護ヘルパー
- 近所のスーパーでレジ打ち
クラウドワークスで独自調査したアンケートをもとに記載(調査期間:2024年11月22日~12月5日)
今回調査した看護師全員が「辞めてよかった」「幸福度が上がった」と回答しているので、今の生活に満足していることがわかります。
「看護師を辞めるのはもったいない」と思うかもしれないが、無理に続けて心身を壊すより自分に合った仕事を探すほうが結果的に幸せになりますよ。
3.資格を活かせる職場を探す
「看護師の資格は活かしたいが今の職場環境や働き方を変えたい」という場合、資格を活かしつつ新しい分野に挑戦するのが1番です。
病院以外にも看護師の資格を活かせる仕事はたくさんあるので、経験を活かせる職場の一例を紹介します。
- 医療圏の教育機関
- 治験コーディネーター(CRC)
- 医療系のコンサルタント
- 介護施設の介護職
- 健康相談窓口
看護師の資格や知識は医療現場以外でも活かせるので、自分に合う職場を選ぶとやりがいを感じながら働けます。
医療現場のようなストレスがなく穏やかに働けるので、興味がある仕事を探してみてくださいね。
看護師を辞めて幸せになれるのかは今の環境次第

今回調査した元ナースは全員が看護師を辞めて幸福度が上がったと感じていますが、今の環境に満足しているのかで意見は変わります。
退職を後悔しないためにも「なぜ辞めたいのか」「辞めた後どうしたいのか」を明確にし、生活をイメージしておくと心の底から看護師を辞めて幸せだと感じられますよ。
- 看護師を辞めると人間関係の悩みがなくなる、規則正しい生活ができると満足度が高い
- 看護師を辞めたあとの明確なイメージがある人は退職後幸せになれる
- 一時的な感情で辞めると後悔する可能性があるため、時間をかけて自分自身と向き合うべき
今の環境に不満がある場合は行動を起こすことが重要で、部署異動や資格を活かした転職、異業種へ転職など選択肢はたくさんあります。
退職後の生活に満足しているほど辞めた後の幸福度が高いので、最良の選択をしてくださいね。
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