「毎日ストレスが限界を迎えそうでヤバイ」
「人間関係も仕事内容ももう限界」
と悩んでいませんか?
精神的にも肉体的にも負担が大きく、仕事を続けるべきか転職を考えるべきか悩んでしまいますよね。
では、ほかの看護師は何にストレスを感じ、どうやってストレスを解消しているのでしょうか?
この記事を見れば看護師が抱えているストレスや、今の不満をどうやって解消すればいいのかがわかります。
「転職したいが不安が大きい」「仕事を続けるか悩んでいる」という方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
- 忙しすぎて休憩を取れないのがつらい
- ハードワークで家庭との両立が難しい
- 先輩看護師や医師から強い口調で言われるのが嫌だ
仕事中「つらい」「大変」と思う場面はたくさんありますが、不満がずっと続くとストレスを感じ辞めたいと思ってしまいますよね。
看護師の約6割は毎日ストレスを感じるほど不満や悩みを抱えており、今の状態が続くと我慢の限界を迎え爆発してしまうかもしれません。ストレスの原因は自分ではどうにもならないことも多いので、あまりにもつらい場合は今の職場から脱け出すことも考えてみてください。
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衝撃!看護師のストレスは多職種に比べて非常に高い
看護師は医者や医療スタッフ、患者など多くの人と関わるうえに、仕事も忙しくストレスを感じやすい職種です。厚生労働省の調査によると医療職の精神障害の労災請求件数・支給決定件数は全職種の中で2番目と、日々強いストレスを感じながら働いています。
看護師白書2020年度版によると、ほぼ毎日または週に何度かストレスを感じているのは全体の約84%とストレスを抱えている看護師は非常に多いことがわかります。
(出典)NursePlus
約6割の看護師がほぼ毎日ストレスを感じているというのは非常な状態なので、いかに看護師がストレスフルな状態なのかがわかりますよね。
人と密接に関わる職種ほどストレスを溜めてしまうので、心と身体のバランスが崩れる前に対処しないと最悪の場合働けなくなってしまいます。
看護師のストレスが溜まる5つの原因
仕事をしていればストレスを感じることはありますが、スキルを求められたり面倒な人間関係に巻き込まれるなど看護師のストレスは絶えません。
どんな場面でストレスが溜まるのか、現役看護師にアンケートを取ったので代表的な原因を5つ紹介します。
責任が重いのに給与が安い、心身ともにハードなどストレスを感じる原因はたくさんあるので、ストレスで限界を迎えそうだという人は非常に多いです。
これから現役看護師がストレスを感じる場面を紹介するので、ご自身が当てはまっているか考えてみてください。
1.人間関係が大変
愛知県 25歳(女性)
ストレスの原因
パワハラを受けた時。清拭をしてて手が離せない時になんで〇〇もできてないの?遅すぎない?と無茶な理不尽なことを言われた時や、あなたは〇〇だからみんなに迷惑かけてるのよと人権を傷つけられるような言葉を言われた時。
また、自分のミスではない事を叱責されたり、代わりに患者や医師に謝罪する必要があるとき、ストレスがヤバい、と感じました。
透析クリニック勤務
看護師は女性が多い職場ということもあり、人間関係に悩み大きなストレスになってしまいます。無茶な指示やキツイ言い方、人格を否定するような発言を受けると自尊心を大きく傷つけられ、働く意欲も失ってしまいます。
ツライ状況が続くと「ストレスがヤバい」と感じ、心身ともに疲弊するのは当然のことです。
人間関係は努力で改善できる部分もあれば、自分の力だけでは変えられないこともあります。人間関係がストレスの最大の要因と言っても過言ではないので、ときに退職を考えるほど大きな問題へと発展することもあります。
2.残業が多く残業代ももらえない
埼玉 32歳(男性)
ストレスの原因
大きな病院ほどブラックでパワハラのある環境が多いと思っています。自分の勤務していた病院では残業せずに定時で帰ったり、残業申請をして残業代を貰うことは悪いこと、という体質があり、月に80時間以上サービス残業を行なっていました。
仕事が終わる見込みのない日に、緊急入院や研修、委員会の仕事が入り、その日の仕事が終わる見込みが全くつかなくなったときに絶望し、もう限界だと感じていました。
当時大学病院勤務
看護師の残業問題は深刻で、月の残業時間が10時間以上の職場も珍しくありません。突発的な業務が多いと時間管理が難しくなり、残業が多いと「また今日も仕事が終わらない」という絶望感に襲われるようになってしまいます。
残業が多いだけでも心が折れてしまいそうな状態なのにも関わらず、当サイトのアンケートによると3人に1人の看護師が残業代が出ない、または満額出ないと回答しています。
長時間勤務に加え働いた分のお金をもらえなければストレスを感じるのは当然のことなので、辞めたいと限界を迎えてしまいますよね。
3.嫌な患者さんへの対応
北海道 27歳(女性)
ストレスの原因
休みが少ない中出勤して、患者さんから理不尽な態度や暴力を受けたときはもう看護師続けるのは限界だと感じてしまう。
認知症や疾患によるものであっても暴力を受けると、辛くなります。感謝をされて当たり前とは思っていないですが、馬鹿にしたような発言を患者さんから受けると何のために看護をしているのかわからなくなります。
総合病院の集中治療室勤務勤務
看護師は患者のケアだけでなく心のケアも必要とされる職業ですが、感謝や理解が得られず理不尽な態度や暴言、暴力があれば嫌になってしまいますよね。
病気や認知症の症状だと頭では理解していても「看護師が同じことをしたら問題になるのに」と感じ、理不尽さを感じてしまいますよね。嫌な患者さんの対応ばかりしていると、看護師としてのやりがいが薄れ仕事へのモチベーションが下がることも少なくありません。
4.寝ないまま仕事をしなければいけない
埼玉県 33歳(女性)
ストレスの原因
夜勤続きで、しかも夜勤で急変が多く仮眠も取れない時が結構あります。寝れないまま仕事してるとき、凄くストレスが溜まります。
毎日残業で家のことが思うように進まないうえに、帰宅が遅くなり食事を取らずに寝てしまうときもあります。
総合病院の手術室勤務
看護師の夜勤は心身ともに負担が大きく、とくに仮眠が取れないほど忙しいときにはストレスが一気に増大します。
看護師が患者の命を預かる責任感がある仕事にも関わらず休息が十分に確保されないと、疲労とストレスを抱えながら働き続けなければならないという悪循環に陥り辞めたいと感じてしまいますよね。
夜勤や残業で帰宅が遅くなると疲労困憊のまま寝てしまうことも少なくないので、心と身体が限界を迎え「もう働きたくない」と感じる瞬間が訪れてしまいます。
5.医療職なのにサービス業みたいでつらい
山口県 38歳(女性)
ストレスの原因
自分の体調やメンタル面のすぐれない時も、女優の様に笑顔を作らなければならない時に辞めたいと思ってしまいます。
人間なのでイライラすることもあるが、表情や態度に出せない時。医療職だが、サービス業の様に感じる時がありストレスになる。
現在は専業主婦
看護師は命を預かる医療職ですが、患者や家族への対応でサービス業のように振る舞わなければならない場面が多く、これが大きなストレスとなります。体調が優れない日や仕事が忙しい日でも女優のように笑顔を作り、感情を押し殺して対応しなければいけません。
人間だからこそイライラしたり感情が揺れることもありますが、患者の前では表に出せず穏やかで丁寧な対応が求められます。
医療職として専門的な知識やスキルを持ちながらサービス業のように振舞わなければいけないので、精神的な負担が増し限界を感じることも少なくありません。
番外編:その他のストレスの原因を一挙公開
人間関係や残業が多い、嫌な患者さんへの対応など看護師がストレスを感じる場面はたくさんありますが、限界を感じる瞬間はほかにもあります。
そこで、ストレスの原因で伝えきれなかった看護師ならではの理由を、一気に公開していきますね。
- 責任の重さからプレッシャーを感じるとき
- 業務が立て込みイレギュラーな対応が続くとき
- 明らかに1人では無理な業務量なのに協力を得られないとき
- 師長や医師に理不尽に怒られるとき
- 同僚に嫌味を言われる夢を見て何度も目が覚めるとき
- 自分のミスで再検査をしてもらわなければいけないとき
- 忙しいときに職員同士の言い合いの仲裁に入るとき
- 患者さんが亡くなったり、急変があったりして大変なとき
- 助産師なのに他科の患者の対応をしなければいけないとき
- 残業が続き小学生の子どもとの会話する時間を取れないとき
ストレスを感じる要因は人それぞれですが、仕事の忙しさや内容、同僚との関係、家族のことなど看護師を辞めたいと感じる瞬間はたくさんあります。
あまりにも強くストレスを感じるようであれば職場を変えるのも1つなので、自分自身と向き合ってみてくださいね。
現役看護師が実践しているストレス解消法を一挙公開
看護師の仕事はストレスが絶えないこともあり、ときどきストレスを発散しなければ続けられないですよね。
ストレス解消法は人それぞれですが、当サイトがおこなったアンケートによると「好きなことをする」「食べる」「愚痴を言う」の3つが圧倒的に多かったです。
本来であれば休養を取りゆっくり過ごすのが1番ではあるものの、仕事や家庭の都合で休む時間が取れないとう人も多いのではないでしょうか。
数分でも数時間でも構わないので、自分なりのストレス解消法を見つけ発散してくださいね。
不満やストレスの原因別!おすすめの職場を紹介
自分なりのストレス発散法で解消できているうちはまだ良いのですが、なかにはストレスが限界を迎えそうだという人もいますよね。
職場を変えるだけで今までのストレスが嘘かのように働きやすくなるケースもあるので、悩み別におすすめの職場を紹介していきます。
ストレスの原因を取り除くのは難しいからこそ、悩みを解決できる職場へ転職するのも1つの手です。
どんな職場なら今のストレスから逃れられるのか、具体例を交えながら解説していきますね。
人間関係でストレスを感じている場合
人間関係が悪化するとストレスが蓄積し心身に大きな負担がかかってしまうので、自分の力で改善できない場合は転職するのが1番です。
同僚や上司との関係が良好だとストレスが軽減し働きやすくなるので、人間関係に悩んでいる人におすすめの職場を紹介します。
- アットホームな雰囲気で働ける「クリニック」
- ほかのスタッフとの関りが少ない「訪問看護」
- 看護師同士のいざこざが少ない「介護施設」
- 自分の業務に集中できる「健診センター」
- チーム全体で協力し理療に取り組む「リハビリテーション病院」
どれだけ好きな仕事でも人間関係のトラブルが続くと、看護師としてのやりがいを感じにくくなり結果的に「辞めたい」という気持ちが強まってしまうものです。
環境が変わることで気分転換になりストレスから解放される可能性があるので、人間関係でストレスを感じている場合は転職も視野に入れ検討してみてくださいね。
給与にストレスを感じている場合
給与に対する不満が続くと仕事へのモチベーションが低下し、ストレスが溜まりやすくなります。
看護師の仕事は身体的にも精神的にも負担が大きいからこそ見合った対価が得られないと、やりがいを見失ってしまい働くこと自体ストレスに感じてしまうものです。
- 仕事はハードだが給与が高く設定されている「急性期病棟」
- 手当が充実している「ICU」「手術室」
- 多くの訪問先を担当すると給与が大幅にアップする「訪問看護」
- インセンティブで給与アップが見込める「美容クリニック」
- 日勤のみに比べて給与や手当が充実している「夜勤専従」
現在の職場が給与や手当の面で改善の見込みがない場合、転職すると給与だけでなく労働条件や福利厚生も改善される可能性があります。
給与面での不満を解消することで仕事への意欲が向上し、プライベートも充実した生活を送れますよ。
仕事内容にストレスを感じている場合
仕事内容にストレスを感じている場合、自分にとって適した業務内容や働き方を見つけると改善する可能性が高いです。
「ルーティンワークが多い」「緊張感が負担になる」などストレスの原因を明確にし、不満を解消できる職場へ転職することをおすすめします。
- ルーティンワークが好きな人なら「健診センター」
- 落ち着いた環境で働くなら「療養型病院」
- 自分のペースで働きたいなら「訪問看護」
- 日勤のみで高い給与を望むなら「美容クリニック」
- 希望する業務内容や勤務条件を選ぶなら「派遣看護師」
仕事内容が自分に合わない、業務量が多すぎる、専門性が活かせないなどストレスが長期間続くと、看護師としてのモチベーションが低下し、最終的にはバーンアウトに繋がる可能性があります。
自分が得意とする分野や興味のある業務に挑戦することで看護師としてのキャリアの幅も広がり、仕事に対するやりがいを再び感じることができますよ。
ワークラーフバランスにストレスを感じている場合
ワークライフバランスにストレスを感じている場合、残業や夜勤が少ない職場や、シフトが柔軟に調整できる職場が理想です。
さらに有給休暇の取得率が高く産休や育休制度が整っている職場も良い選択肢なので、家庭や趣味の時間を大切にしながら働ける職場を紹介します。
- シフトを柔軟に調節できる「訪問看護」
- 急変対応や長時間の勤務が少ない「外来」「クリニック」
- 日勤のみで働く時間がクッキリしている「デイサービス」
- カレンダー通り働ける「産業看護師」
- ほとんど残業がなく週末も休める「健診センター」
ワークライフバランスが取れていないと心身への負担が大きくなり、長期的に働くことが難しくなってしまいます。
働き方を見直すと仕事に対するモチベーションが向上しストレスが軽減するので、ワークライフバランスが整った職場へ転職するとキャリアと生活を両立できますよ。
ストレスが限界だと感じる看護師が退職する際の注意点3つ
「ストレスが限界」「爆発しそう」というとき、今すぐこの状況を抜け出したいと思ってしまいますよね。
しかし、いくらストレスから逃れたいからと言って、何も考えずに職場を探すと転職に失敗してしまいます。転職する際の注意点を3つ紹介するので、次の職場こそストレスを減らしたいという方は参考にしてください。
看護師の転職回数は多職種より多いとはいえ転職せず1つの職場で長く働いたほうがいいので、ミスマッチを防ぐためには入念な準備が必要不可欠です。
新しい職場の条件が明確になると無駄な転職や後悔を減らせるので、転職する際の注意点を深掘りし解説していきますね。
1.優先順位を明確にする
ストレスが限界に達すると感情的に退職を決めてしまいがちですが、まずは「転職において譲れない条件は何か」をハッキリさせ冷静に次のステップを考えてください。
退職後の方向性が明確になると自分にとって最適な選択ができるので、よくある5つの優先順位を紹介します。
- 健康やメンタルの回復
- 給与や待遇改善
- ワークライフバランスの改善
- 人間関係の改善
- キャリアアップや専門性の向上
急いで転職をすると自分の希望や条件に合わない職場に再就職してしまうリスクが高まり、結果的に今と同じようなストレスを抱える可能性があります。
退職後に「本当にこれで良かったのか?」という後悔や不安が生じないよう、冷静になり何を大切にして今後の決断をするべきかを慎重に考えてくださいね。
2.気になる求人の情報収集をする
現在の職場に限界を感じて退職を考えている場合、求人の情報収集は転職を成功させるために不可欠です。
労働条件や給与、職場の雰囲気、シフトの柔軟性、福利厚生など、自分の優先順位に合った職場を見つけるためには複数の選択肢を比較検討することが必要です。
- 不満やストレスの原因を対処できる職場を見つけられる
- 現職と比較して待遇が良い職場を見つけられる
- キャリアパスや、専門性を高める制度が整っているかを確認できる
- どのような看護師を求めているか把握し、面接対策に役立つ
- 他の病院と比較した際の給与相場を把握でき、交渉材料になる
情報収集を怠ると給与や労働条件、勤務時間など、自分が求める条件に合わない職場に就職してしまう可能性が高まります。
きちんと情報収集をしないと選択肢が狭まり自分に合う求人に出会えるチャンスを逃してしまうので、価値観やライフスタイルに合った職場を探してくださいね。
3.転職エージェントを活用する
転職エージェントを活用すると効率的に転職活動できるようになり、自分に合った職場を見つけやすくなります。
看護師の転職市場は競争が激しく好条件の求人を見つけるのは簡単ではないので、活用する5つのメリットを紹介します。
- キャリアの方向性や条件など専門的なアドバイスを受けられる
- 一般には公開されない好条件の非公開求人を紹介してもらえる
- 給与や労働条件など代わりに交渉してくれる
- 面接対策や日程調整など、転職活動がスムーズになる
- 万が一職場でのトラブルや不安が生じた場合も相談できる
転職エージェントの担当者は要望を理解したうえで求人をピックアップしてくれるため、効率よく転職活動を進められるのもメリットの1つです。
また、内部情報に詳しくストレスの原因を取り除ける職場を探してくれるので、職場選びにおけるリスクを軽減できますよ。
ストレスが限界を迎える前に不満を解消したほうがいい
看護師の約8割は毎日または週に何回かストレスを感じており、ほかの職種よりも心身ともに疲労が溜まりやすい職種です。
人間関係や職場環境など自分で対処できないこともあるので、ストレスで限界を迎える前に対処法やストレス解消法を試してみてくださいね。
- 嫌な患者への対応や激務、職場環境など看護師のストレスの原因は多岐にわたる
- 好きなことをする、食べるなど自分に合うストレス解消法を実践している看護師が多い
- 職場を変えるだけで今までのストレスが嘘かのように働きやすくなるケースもある
自分でストレスの原因を取り除くのは難しいからこそ、ストレスが限界を迎える前に対処法を考えたほうがいいです。
どうすれば今のストレスから脱け出せるのか、どんな職場なら悩みを解決できるのかを考え、生き生きと働ける職場を探してくださいね。
転職のプロにアドバイスを求めると、どんな職場が自分に合っているのか判断しやすくなります。
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