「通勤時間が1時間って普通なのかな」
「子育てしながら1時間もかけて通勤するのはツライ」
と思うことはありませんか?
子育てをしていると朝から晩までバタバタし1日があっという間に感じてしまいますが、工夫次第で今よりも仕事と子育ての両立をラクにすることは十分可能です。
そこで今回は通勤時間に焦点を当て、なぜ家から近い職場を選んだほうがいいのか理由を深掘りして解説していきます。
この記事を見ればママナースの平均的な通勤時間はどれくらいなのか、家から近い職場を選ぶメリットは何なのかがサクッと理解できます。
「仕事と子育ての両立がツライ」と悩んでいるママナースの方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
一生のうち子どもと過ごせる時間は約7年6ヶ月と言われ、長い人生の中のごく一部にしかすぎません。家族や子どものために頑張って働いていても、子どもが大きくなり「もっと一緒に過ごしたかった」と後悔してからでは遅いです。
小学校卒業時点で子どもと過ごせる時間は半分以上経過してしまうので、後悔する前に1度働き方を見直してみてください。
- 子どもの将来のためにバリバリ働く
- 収入が減っても子供と過ごす時間を優先したい
どちらを選んでも間違いはないものの、先輩ママナースの多くは「子どもに寂しい思いをさせてしまった」と後悔しています。
もし子どもとの時間を優先する場合は転職も1つの方法なので、今すぐ行動するつもりはなくても転職サイトに登録して求人探しのアンテナを張っておくと転職しやすくなりますよ。
子育てしている看護師の平均通勤時間は平均24分
結婚を機に引っ越しをした人でも慣れた職場で働きたいと考えるのは当然のことですが、独身時代とは違い子育てには時間がかかることばかりです。
自宅から近い職場のほうが通いやすく家事や育児に時間を充てやすいので、家からの通いやすさを従事している看護師が多いです。
当サイトが独自におこなったアンケートによると、8割近くのママナースは自宅と職場の距離が20分以内と通勤時間が短い傾向にあります。
住んでいる地域によって働く場所が限られるなどの事情もあるので、30分以内の通勤時間であれば平均の範囲内だと考えられます。
通勤に時間がかかるほど家事や育児にしわ寄せが行くので、職場との距離はママナースにとって重要なポイントです。
子育て中の看護師が職場探しでチェックする3つのポイント
どの職種でも仕事と子育ての両立は大変なことですが、心身ともに負担の大きい看護師の仕事はとても大変な仕事です。
当サイトがママナースにアンケートをおこなったところ、仕事と子育ての両立で譲れない条件は「子育てしやすい職場か」「通勤時間は適切か」の2つのポイントを重視していることがわかりました。
子どもを育てながら働くことは大変だからこそ職場までの距離や理解は譲れない条件の上位に挙がるので、多くのナースが職場探しで重視する部分ではないでしょうか。
仕事と子育てを両立させるために重視するポイントは何なのか、詳しく紹介していきますね。
1.職場が子育てへの理解があるか
どんなに給料や待遇が良くても、子育てに理解がなく仕事を押し付けられたり子どもの用事で休みが取れないと仕事を辞めたいほど思い詰めてしまいますよね。
とくに子どもにとって母親は自分しかいないというプレッシャーもあるので、どのような理解を求めているのかアンケート結果で多かった3つの項目を紹介します。
- 時短勤務や夜勤免除など柔軟な勤務体系か
- 子どもが何歳まで育児休暇を取得できるか
- 職場が託児所や院内保育などと提携しているか
独身のナースが多い職場だと子育ての大変さを理解してもらうのは難しいので、ママナースが多く上司も子どもがいる職場のほうが働きやすい傾向にあります。
実際に子持ちのナースが少ない職場で理解が得られずに転職した看護師もいるので、子育ての大変さを分かってもらえない職場で働き続けるのは難しいです。
2.職場との距離や通勤時間
当サイトがおこなったアンケートでママナースの通勤時間は平均24分だと判明しましたが、家から近く通いやすさを重視する人は非常に多いです。
通勤時間が30分違うだけで往復1時間、20日出勤すれば20時間も差が出るので、通勤時間が短いに越したことはないですよね。
- 時間を浪費し家族や趣味の時間が減ってしまう
- 渋滞や長時間の立ちっぱなしなど、疲労とストレスが溜まる
- 仕事へのモチベーションが下がってしまう
看護のお仕事レポートのアンケートによると、約8割のワーママが通勤時間は30分以内が理想と回答するほど家からの通いやすさを重視している人が多いです。
通勤は毎日の事だからこそ積み重ねれば年単位で数百時間になってしまうので、無理のない時間で通えるのかは非常に重要な要素です。
3.急な休みへの理解はあるか
小さい子どもはすぐに体調を崩してしまい、保育園からの呼び出しや体調不良で突然の欠勤などママナースは肩身の狭い思いをしながら働いています。
人手が足りていない職場ほど穴を埋めるのは大変なことなので、休ませてくれたが嫌味を言われた経験があるママナースも多いのではないでしょうか。
- 急な休みを取ることに対して偏見や差別的な考えを持つ人が多い
- ママナースが極端に少なく、突発的な休みへの対応に慣れていない
- ほかのスタッフがサポートできる体制が整っていない
雇う側は休まずに出勤してくれる人がいいと思うのは当然のことなので、実家や病児保育など休みを取らないよう努力する姿勢は必要です。
ただ、急な休みは母親が対応するケースが多いからこそ理解のない職場で働くのは難しいことなので、いざというときに休めるのかはママナースにとって重要な問題です。
子育て中の看護師が通勤時間を短縮するメリット
通勤時間の許容範囲は人によって異なるものの、家と職場の距離が近いほうが良いに越したことはないです。
なかなか自分の時間を確保できないママナースにとって通勤時間は自分1人の時間にもなりますが、通勤時間を短縮するメリットはたくさんあります。
- 家族とコミュニケーションをとる時間が増える
- 帰宅後に子育てや家事にあてる時間が増える
- 子どものスケジュールに合わせて対応できる
- 休息時間が増え、心身のリフレッシュがしやすくなる
- 家族に何かあった際、すぐに対応できる
- 朝や帰宅後にゆっくりする時間ができ、心に余裕が持てる
- 災害時に交通機関がマヒしても自力で帰宅できる
通勤時間が短くなると自由時間が増え、子どもと遊んだり夕飯準備や家事をゆっくりするなど生活にゆとりが生まれます。
「もっと子どもと過ごす時間を増やせば良かった」と後悔しているママナースは多いので、貴重な子どもとの時間を確保するためにも無理のない通勤時間の職場を選んでくださいね。
子育てで後悔した7つのことの記事で解説していますが、ママナースならではの葛藤を抱えながら働いています。
通勤時間を短縮したい看護師におすすめの職場3選
独身時代とは環境がガラリと変わるため、育休明けに職場復帰をしたが子育てとの両立は無理だと感じ転職するママナースは多いです。
施設数が多い職場ほど待遇面だけでなく通勤時間も考慮して仕事を探せるので、ママナースにおすすめの職場を3つ紹介します。
ニッセイ基礎研究所の調査で通勤時間が短いほど幸福度が高まることが判明しているので、通勤時間を長いと感じている人ほど通いやすい職場への転職をおすすめします。
どんな職場ならママナースでも働きやすいのか、おすすめの職場を詳しく解説していきますね。
1.クリニック
日勤のみで働きたい、家の近所で働きたい人におすすめなのが、ワークライフバランスが取りやすいクリニックです。
入院施設のないクリニックは夜勤がなく診療時間も決まっているため、比較的残業が少なく働きやすい職場の1つです。
- 診療科が特化しているため、専門的な知識やスキルを習得できる
- アットホームな雰囲気で、プライベートの話もしやすい
- 施設数が多く、勤務場所や診療科目が選びやすい
- 比較的症状が軽度の患者さんが多く、高度な医療スキルを求められない
- 残業が少なく、仕事とプライベートを両立できる
非正規雇用であれば出勤日や勤務時間を選べることが多いので、子どもの予定を最優先にして働けるのもママナースには嬉しい条件ですよね。
規模の小さいクリニックのはギリギリの人員で運営していることが多く急な休みは難しいので、病児保育など万が一の預け先を考えておくと安心して働けますよ。
2.訪問看護
訪問看護は夜勤がなく日勤がメインですが平均年収は約430万円と給与水準が高く、しっかりと稼ぎたい人から人気があります。
人気がある理由は給与水準以外にもあるので、訪問看護のメリットを紹介していきますね。
- 交代制でオンコールはあるものの、土日祝日休みが多い
- 直行直帰ができ、柔軟な働き方ができる
- 午前中のみ、週〇日など働き方が選べる
- 1人になる時間があり、仕事中にリフレッシュできる
- 早出や残業が少ないため、プライベートの時間を確保しやすい
高齢化が進み在宅医療のニーズが伸びているため求人数も多く、自宅近くで理想の職場を探せるのも魅力の1つです。
ただし、夜間や休日にオンコールの対応をするステーションが多いので、かならずオンコールの有無を確認してから転職先を決めてくださいね。
3.デイサービス
ほとんどのデイサービスは土日祝日休みでカレンダー通りの生活が送れ、夜勤もないためプライベートを重視する人から人気がある職場です。
要介護2以下の人が入所するため、健康管理や介助がおもな仕事で、介護施設のなかでも医療行為が少ないのが特徴です。
- 午前中のみ、週〇日など働き方が選べる
- 医療行為が少ないため、ブランクがある人でも働きやすい
- 高齢者とのコミュニケーションスキルが磨ける
- 利用者の容態が急変するなど緊急的な業務が少ない
- 病院勤務と比較すると精神的負担が少ない
8時~17時、8時半~17時半など勤務時間が規則的で家事や子育てとの両立がしやすく、ママナースにも人気があります。
高齢化の影響でデイサービスの数は増えてきているので、家の近くで求人がないか探してみてくださいね。
ママナースが働きやすい職場はほかにもあるので、気になる施設をチェックしてみてください。
1時間もかけて通勤するよりも近場の職場のほうが子育てしやすい
総務省の調査によると通勤時間の全国平均は往復で1時間19分だと判明しているため、1時間であれば許容範囲だと捉えている人も多いです。
しかし、出勤前にバタバタしながら子どもを送り出し夕方は家事や子どもの相手で大忙しのママにとって、通勤時間は絶対に短いほうがいいです。
- ママナースの通勤時間は30分以内の人が圧倒的に多い
- 子育て中の看護師が職場へ求める条件には通勤時間が短いことも含まれている
- 通勤時間を短縮すると心身ともに余裕が生まれ、家族との時間を大切にできる
今の職場より往復1時間通勤時間が短くなれば、子どもと話す時間やお風呂に入る時間、ゆっくりご飯を作る時間が増え余裕をもって毎日過ごせます。
保育園のお迎えが遅く寂しい思いをさせた、ゆっくり話す時間が作れないと後悔しているママナースは多いので、今しかない子どもと過ごす時間を大事にしてくださいね。
いつ何が起こるかわからない時代だからこそ、災害時に自力で帰宅できる距離の職場を選ぶと安心です。
圧倒的に
多いです