「まだ半年しか働いていないけど、もう辞めたい..」
「半年で辞めたら次の仕事が見つかるか不安..」
と思うことはありませんか?
さまざまな事情で辞めたいいと思っても、転職したばかりだと「本当に辞めていいのかな」と不安になってしまいますよね。
同じ職場で長く働けるのが1番の理想ではあるものの、かならずしも半年で辞めることが悪いわけではありません。
半年で転職することは問題ないものの、大事なのは次の転職先で長く働き「前の職場が合わなかっただけ」と思ってもらうことです。
「半年で辞めるなんてダメだよね..」と思い詰めている人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
医療だけでなく介護分野でも活躍できる看護師は、ほかの職種よりも転職しやすいです。
ただ、次の職場は長く働けるよう、しっかりと転職先のリサーチをしてくださいね。
「給料を上げたい」「残業がつらい」など転職する事情は人それぞれですが、最低譲れない条件から優先して探すのが転職活動を成功させる秘訣です。
診療科目や配属先によって大変さは多少違いますが、看護師の仕事に「給料が高いうえに残業もない、心身ともにラク」という求人はないからです。
転職を成功させるためには1つでも多くの求人に目を通し働きやすい職場を探すことなので、職場探しの選択肢を増やしてくださいね。
当サイトの独自アンケートでは1人当たり2.1社の転職エージェントを利用しているので、最低でも2社は登録し転職活動を有利に進めていってください。
看護師向けの転職サイトは多いので、とくにおすすめのエージェントを3つ紹介します。転職エージェント選びの参考にしてくださいね。
看護師が半年程度で転職するのは問題ない理由
「仕事は3年耐えろ」という意見もあり1つの職場で長く働いたほうが良いものの、看護師だからこそすぐに辞めても問題ない理由があります。
10年ほど前に比べて看護師の有効求人倍率は下がってしまったものの、医療や介護の分野で活躍できる看護師は比較的仕事が探しやすいことが一般職業紹介状況の調査で判明しています。
辞めることを推奨するわけではありませんが、ほかの職種に比べると倍以上有効求人倍率が高い看護師。安易に辞めるべきではないものの、10回以上転職を繰り返した看護師も存在するほど看護師は引く手あまたです。
次の職場では長く働けるよう、自分の中で譲れない条件や働きやすい環境など考えてから転職活動を始めてくださいね。
厚生労働省の再就職した女性への調査によると6割の人が半年で慣れたと回答しているので、半年という期間は職場を見極める1つの目安になりますよ。
転職して半年なのに⁉看護師が辞めたくなる3つの理由
「転職して半年で仕事を辞めるのはどうなんだろう」と悩んでしまいますが、短期間で辞めたくなるのには原因があります。
大きく分けると人間関係と仕事のことで悩み退職を検討し始めるので、よくある転職理由を3つ紹介していきますね。
辞めたくなる理由には自分で解決できるかもしれないこと、自分1人では解決できないことに分かれます。
自分1人で解決できないのであれば辞めたいと感じ思い悩んでしまうので、どのようなときに退職を考えるのか具体的に解説していきますね。
1.職場の人間関係が良くない
男性が増えてきたとはいえ女性看護師は9割以上と女性が多く、女性ならではの人間関係に悩まされる人は多いです。
人間関係は働いてみないとわかりませんが、一定数性格が悪い看護師も存在します。
- 中堅やベテラン看護師の悪口や陰口が多い
- 口調がきつく、トゲトゲした言い方をする
- ミスを必要以上に怒る
- パートや派遣看護師を見下している
- 特定の看護師が権力を持ち、みな同調している
ときに人の命を預かる看護師は仕事が忙しく心に余裕がないときもあり、イライラした状態で仕事をしている人もいます。
しかし、なかには人間性に問題があり職場の空気を悪くしている人もいるので、あまりにも働きにくいと感じたら転職を視野に入れ始めるのは当然のことです。
看護師以外の職種でも人間関係を理由に退職する人は多く、個人の力では改善できないので環境を変えるのも1つの手です。
2.業務内容が聞いていたものと違う
どの職場も求人や面接時には良い条件を伝えるものですが、あまりにも条件とかけ離れすぎていると「こんなはずじゃない」と後悔してしまいます。
実際に面接時と条件が違うと感じる瞬間はいくつもあるので、どのようなときに「話が違う」と感じるのか紹介していきますね。
- 就業時間や休日が聞いてた内容と違う
- 面接時に伝えた条件よりも多く夜勤がある
- できることを伝えていたが、スキル以上の仕事を求められる
- オンコールはないと聞いていたが、実際はあった
- 聞いていたよりも残業時間が長い、残業代が出ない
聞いていた業務内容とギャップがあればあるほど不信感が募りこころよく働けなくなってしまうので、半年も働けば見切りをつける気持ちは十分わかります。
なかには面接時の条件が上司に伝わっていないケースもあるので、まずは改善を求め話し合ってみてくださいね。
上司との話し合いで折り合いがつかない場合は改善の見込みがないので、諦めるか転職かの選択肢しかありません。
3.不規則な労働環境で体力が続かない
病棟や有料老人ホームなどで働く看護師の場合、夜勤は避けて通れないです。
すぐに慣れる人もいれば何年たっても慣れない人もいるほど、生活のリズムが崩れる夜勤は体力が続かないと感じる人が多いです。
- 仮眠をしても全然スッキリしない
- 残業が続き、体力が回復しない
- 1人あたりの受け持つ患者さんが多い
夜勤手当があれば高収入は見込めるものの、体力が続かなければ仕事どころではありません。
不規則な勤務で疲れが抜けなければ仕事への影響は避けられないので、限界を感じた場合は日勤のみの仕事を探してみてくださいね。
不規則な勤務が続き体調を崩した場合は、診断書をもらい看護師長に夜勤を免除してもらえるか相談してみるのも良いですよ。
新卒入社や転職後に半年で辞めるのはあり?退職する弊害とは
同じ職場で長く働ければ良いのですが、人間関係や仕事内容などで限界を感じたら転職を考えるのも1つの手です。
ただし、短期間で退職するデメリットもあるので、デメリットを把握したうえで退職するのか考えてくださいね。
- 忍耐力がない人だと思われてしまう
- 責任感がない人だと思われてしまう
- 履歴書に記載しなくてはいけない
- 新たな人間関係を構築しなくてはいけない
- 今までと違うやり方で仕事を覚えなくてはいけない
- 転職活動が上手くいかない可能性がある
- 退職癖がついてしまう可能性がある
退職を繰り返せば経歴に傷がついてしまいますが、大切なことは「退職をした後でどうするのか」です。
次の転職先はしっかりと選び長く働けば周囲の人も「職場が合わなかったんだね」と理解を示してくれるので、何を求めるのか考え転職先を探してくださいね。
次こそは長く働きたい!と思っている人は、転職エージェントのコンサルタントに相談し客観的なアドバイスをもらうのも良いです。
転職活動をおこなう際は「2~3社の転職サイトに登録すると良い」と言われており、当サイト独自アンケートでも1人当たり2.2社の転職エージェントに登録していたことがわかっています。
複数の転職エージェントを利用することで転職活動が有利に進むので、複数登録のメリットを紹介します。
- 転職エージェントごとの非公開求人を探せる
- 1つでも多くの求人を閲覧でき、選択肢が広がる
- 話しやすい、親身になってくれる担当者と出会える
- さまざまな角度から助言を受けられる
- 1社では補えない部分をカバーできる
登録に手間はかかってしまいますが、複数社をうまく使い分けると効率よく転職活動を進められること間違いなしです。
入職後半年~1年の看護師が今すぐ転職すべき3つのケース
本来であれば半年から1年など経験が浅い場合は今すぐ辞めず、慣れたりスキルが身につくまで耐えたほうが良いです。
しかし、耐えていることで心身ともに不調をきたす場合があるので、これから紹介する3つのケースに当てはまった人は早急に転職すべきです。
心や体が不健康な状態では仕事にも悪影響を及ぼしてしまうので、無理をするのはよくありません。
どんなときに今すぐ退職すべきなのか、詳しく紹介していきますね。
1.パワハラやいじめにあっている
看護師の退職理由の上位に上がるのが人間関係で、なかにはパワハラや嫌がらせ、いじめに耐えながら働いている人もいます。
しかし、過度ないじめは心が疲弊しうつ病などを発症してしまう可能性もあるので、可能であれば第三者に相談し状況を改善したほうが良いです。
- 上司
- 同僚
- 日本看護協会
- 労働基準監督署
- 弁護士
状況が変わればこころよく働けるかもしれませんが、すでに「誰とも話したくない」「辞めたい」と感じている場合は退職も検討すべきです。
ガマンしすぎると今後精神的につらく長期間働けなくなってしまうかもしれないので、いじめにあっている場合は無理をしないでくださいね。
2.ストレスで体調がおかしい
パワハラやいじめ以外にも、仕事が忙しくリフレッシュができず、ストレスで体調を崩してしまう看護師が多いです。
「患者さんのために頑張らないと」と我慢を続けていると、うつ病を発症し辞めてしまう看護師もいます。
- 心療内科で休職を勧められ、現在は働いていない
- 体は疲れているのに、なかなか寝付けない
- うつ病と診断され、その後数年間治療を継続している
- 働く環境を変えたものの鬱が治らす、結果退職した
平成30年の調査ではあるものの精神障害の労災補償状況によると、看護師を含む医療福祉分野の業種の請求率が1位になっています。
看護師は精神を病んでしまうほど仕事や人間関係が大変なので、体調に異変を感じたら休職や退職も検討してくださいね。
3.ブラック病院で残業代などが出ない
残業が辛いと感じる3つの原因でも紹介していますが、看護師は前残業や残業などで残業時間が長い職種です。
タイムカードを打刻してから記録を書くなど、サービス残業をおこなう看護師は多いです。しかし、ブラック病院の特徴は残業代が出ないことだけではありません。
- 業務は忙しいのにもかかわらず、スタッフの数が足りていない
- 休日が少ない、有給が取得できない
- お局看護師に仕事を押し付けられ、それが当たり前になっている
- 掃除が行き届かず、衛生管理が徹底できていない
- 業務時間外にもかかわらず、研修や勉強会に無償で参加させられる
ブラック病院にもいくつか特徴がありますが、看護師の入退職が激しい職場は労働環境が劣悪なことが多いです。
ブラック病院の特徴に当てはまった場合、すぐにでも現状から脱出してください。「自分だけ先に辞めるのは」と考えてしまいますが、1番大切なのは自分の心と体の健康を守ることです。
転職先を探す際に重視すべき7つのポイント
半年で辞めたいと思うほど嫌な経験をしたからこそ、今度こそは長く働きたいと思ってしまいますよね。
そこで、転職先を探す際に重視したほうが良いポイントを7つ紹介するので、焦らず求人に目を通していってください。
- 社内で変な噂が立たないよう、誰にも転職の話はしない
- 次の仕事が決まらないからと、焦って求人を探さない
- 転職サイトを利用し、1つでも多くの求人に目を通す
- 転職先ではどのような働き方をしたいか
- やりたい仕事、やりたくない仕事は何か
- 病院のホームページや口コミサイトを利用し、入念にリサーチする
- かならず職場を見学し、書類では確認できない部分をチェックする
なぜ辞めたいと思ったのか自己分析をし、今後は同じ理由で辞めないようにしっかりと対策を練ることが重要です。
いまの環境から逃げたいと焦って転職したい気持ちもわかりますが、今後働くからこそ転職先の情報収集をしてから行動に移したほうが良いです。
1つでも多くの求人に目を通し、選択肢を広げていってくださいね。
半年など短期で退職するのはあり?よくある疑問3選
短い期間で辞めてしまうと「どんなふうに思われるんだろう」「次の仕事は見つかるかな」など、いろいろなことが気になってしまいますよね。
そこで、退職に関するよくある疑問を紹介するので、不安解決に役立ててください。
転職前にリサーチすればある程度の情報は集められるものの、実際の様子は働いてみなければわかりません。
かならずしも転職回数が多い、短期間で退職していることが不利になるわけでないので、よくある疑問を詳しく解説していきますね。
1.転職しまくりの看護師ってどうなの?
一般的に転職回数が多いと不利になってしまうものの、専門職である看護師はほかの職種よりも引く手あまたです。
あまりにも転職回数が多ければ転職時不利になるものの、年代ごとに「これくらいなら問題ない」と判断される回数が異なります。
20代 | 2回まで |
30代 | 5回まで |
40代 | 7回まで |
30代以降は結婚出産などライフステージの変化にともない転職回数も多くなるので、ある程度の回数は仕方ないと捉えられます。
転職回数が多くなればなるほど不利になることは変わらないので、なるべく在籍期間を長くし突発的な理由ではないと印象付けてくださいね。
2.看護師が転職後1ヶ月や2ヶ月で辞めるのってどうなの?
入職しても1ヶ月や2ヶ月など短期間で辞めてしまうと、新たに人材を募集する手間がかかり勤務先へ迷惑をかけてしまいます。
「すぐ辞めてしまうのでは」と不安になり転職するときに不利になってしまいますが、なかには短期で辞めても不利にならない人もいます。
- なぜ短期間で辞めてしまったのか、納得できる理由を言える
- ほかの病院では3~5年ほど長く働いた実績がある
- 面接の受け答えが丁寧で、印象が良い
年代や転職回数にもよりますが、1度の職場で長く働いた経験があれば「前職が合わなかっただけだ」と判断される可能性が高いです。
人間関係が悪すぎる、待遇が聞いていたものと違うなど明確な理由があれば早く見切りをつけるのも1つの手なので、明確な転職理由を面接で伝えてくださいね。
3.看護師が勉強したくないから転職するのはあり?
努力して看護学校を卒業しても、看護師には勉強することがたくさんあります。
働き始めてからが本番というほど覚えること、やることが多く「もう勉強したくない」と、1年目で辞めてしまう看護師もいるほどです。
- レポートの提出がつらい
- 先輩との相性が合わず、指導されるのが苦痛
- 勉強会に参加し休日でも休んだ気がしない
臨床経験が少ないうちに辞めると不利になってしまうのではと不安になってしまいますが、まだ学び直しができる時期です。
職場の環境や仕事の内容が合わず「勉強がつらい」と感じているかもしれないので、興味関心がある診療科目はあるか、どんな働き方をしたいのか考えてから行動に移してくださいね。
初めて転職する場合は転職エージェントを利用し、専属のコンサルタントに相談しながら進めると有利です。
たとえ半年で辞めても看護師には転職先はたくさんある
看護師は病院だけでなく介護施設や保育園、障害者支援などさまざまな場所で働けるため、半年で辞めたとしても転職先はたくさんあります。
明確な転職理由があれば半年で辞めたことは不利にはならないので、どんな働き方をしたいのかゆっくり考えてみてくださいね。
- 半年働けば職場の雰囲気や業務内容がわかるため、見切りをつける良い時期
- 半年で辞めてしまうことに弊害はあるものの、重要なのは退職後の行動
- いじめやパワハラなどがある場合、今すぐにでも退職すべき
半年で退職することは問題ないものの何回も短期間で辞めてしまえば今後の選択肢が狭まってしまうので、同じ理由で辞めないようしっかりと対策を練ったほうが良いです。
少しでも多くの情報を集めたほうがミスマッチを減らせるので、1つでも多くの求人に目を通し選択肢を広げていってくださいね。
転職サイトを利用すれば目に触れる求人が増えるので、理想の職場を探しやすくなります。
よくある
原因です