「美容クリニックって顔採用があるって本当かな」
「太っている人が美容看護師になれるわけないよね」
と思うことはありませんか?
美容クリニックで働きたいと思っても、容姿が重要なのでは、若くないと受からないのではと気になってしまいますよね。
では、美容クリニックの面接では、容姿よりも何を見られているのでしょうか。
この記事を見れば容姿や年齢が合否を決めるわけではない理由、美容看護師には何が求められるのかが理解できます。
「美容クリニックで働いてみたい」「本当に顔で合否が決まらないのか気になる」という方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
- 美容に興味があり、働きながら知識を深めたい
- 日勤のみで給与水準が高い、インセンティブ制度が気になる
- 緊急対応もなく身体的・肉体的に負担の少ない職場で働きたい
美容クリニックで働きたい理由は人それぞれですが、待遇の与やさ負担軽減、美容への興味などで転職を検討する看護師はとても多いです。医療現場とは違う魅力がある美容看護師ですが、人気のクリニックは倍率が10倍以上とも言われる狭き門です。
何も対策をせずに応募しても書類選考すら通過しない可能性が高いので、美容クリニックで働きたい方はプロの手を借り履歴書添削や面接対策などサポートしてもらうと成功確率がグッと上がります。
今より負担を減らしたい、収入を上げたいという方は美容クリニックへの転職も検討してみてくださいね。
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太っていたらダメ!?美容看護師に容姿や年齢は関係あるのか
美容クリニックで働く看護師は若くて綺麗な人が多い印象ということもあり、太っていたり可愛くない人は採用されないのではと不安になってしまいますよね。
しかし、容姿や体型は関係ないので、看護師であれば誰でも働けます。なぜ美容看護師に容姿は関係ないのか、見た目に関する基礎知識を3つ紹介します。
美容業界は美しさよりもお客様を不快にさせない清潔感が求められるため、決して目鼻立ちのスッキリした綺麗な人しか働けないというわけではないです。
では、なぜ美容看護師は顔採用と言われているのか、容姿や年齢に関する誤解について解説してきますね。
容姿や体型は関係ない
目鼻立ちが整っている、スラっとしている人でなければ受からないと思いがちですが、美容看護師の評価基準は容姿や体型ではないです。
容姿や体型で合否が決まるわけではないものの、誰でも美容看護師になれるわけではありません。
- お客様を不快にさせない清潔感がある
- 自分自身が身だしなみに気を配っている
- お客様のニーズに応えられる知識やスキル
美しくなりたい人が訪れる美容クリニックだからこそ、清潔感がなく身だしなみに無頓着な看護師が働いていると「本当に綺麗になれるのか」と不安になってしまいます。
容姿や体型は関係ないとはいえ身だしなみに気を配れない人は働けないので、清潔感を大事にしてくださいね。
顔採用と誤解される理由
美容クリニックで働く看護師は綺麗な人が多いので、顔採用なのではという誤解が後を絶ちません。
美容や外見に関わるサービスを提供する美容業界はスタッフの容姿が目立ち、顔採用という印象を抱かれています。しかし、美容看護師が美しいのには理由があります。
- 仕事で得た知識を実践し、自分自身も綺麗になれる
- 福利厚生の一環で施術を受けられる
- 美しさを提供する側で、自分の見た目にも気を使っている
- 看護師の多くが美を追求するモチベーションが高い
- 日勤のみで残業も少ないため、生活のリズムが整っている
元から美意識が高く身だしなみに気を配れる看護師が働いた結果、さまざまな要因で働く前よりも綺麗になるというのが真実です。
美容業界で働く看護師だから綺麗なわけではないので、安心してくださいね。
年齢制限はないが若いほうが有利
美容業界に限らず募集の際の年齢制限は認められていないこともあり、年齢よりもスキルや経験が重視されます。
実際に50代の看護師も働いているため年齢関係なく活躍はできるものの、未経験でチャレンジする場合は若いほうが有利です。
- 細かい作業や長時間の立ち仕事が多く、体力が必要
- つねに進化する技術やトレンドの変化に柔軟に対応できる
- 長期間にわたってキャリアを形成できると見なされる
- 外見も重視されるため、年齢が若いほうが有利
- 若い世代のほうがトレンドに敏感で、業界内で価値が高い
年齢が上の看護師がアドバイスしたほうが説得力も上がるため、採用されないというわけでがありません。
しかし、病院とはまったく異なるスキルが求められる美容業界は若いほうが吸収力が高いので、面接でも好印象を与えられますよ。
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美容看護師になるために容姿よりも大切な5つのこと
美容クリニックで働くにあたり生まれつきの美しさは重要視されないものの、見た目が綺麗に越したことはありません。
容姿よりも重要なポイントが5つあるので、面接時に何を見られているのか参考にしてください。
これから紹介する5つのポイントが備わっている、前向きな姿勢を示せれば面接で好印象を与えられるので、かならず面接時にアピールしてください。
容姿よりも求められるのは何なのか、5つのポイントを深掘りして解説していきますね。
1.美意識が高い
美容看護師は美意識が高く自分自身興味関心がなければ務まらないというほど、今より綺麗になりたいという向上心がある人ばかりです。
外見はもちろんですが、内面や健康管理も含めたトータルケアが必要で、美意識が高い人ほど面接が有利になります。
- トレンドやお客様の要望を理解し、サービスを提案できる
- 最新情報や技術を把握し、お客様に還元できる
- お客様の悩みに寄り添い、共感できる
- 日々のケアや自己管理ができ、健康的で清潔感のある外見を保てる
- お客様の外見だけでなく、内面的な美しさもサポートできる
美意識が高い人ほど継続的に学び自己投資ができるので、この看護師が言うならとお客様も安心して施術アドバイスを受け入れられます。
面接時に自己管理能力や最新トレンドに触れると好印象を与えられるので、美容医療の勉強をしてアピールしてくださいね。
自分も美意識が高い、美容医療に興味があること。患者さんの小さな美の悩みや変化に共感や変化を感じることができる人が向いていると思います。
2.コミュニケーション能力が高い
お客様の悩みを聞き出し最適な施術を提案しなければいけない美容看護師は、高いコミュニケーション能力が求められます。
話すだけでなく相手の話をしっかりと聞く傾聴力も求められるので、コミュニケーション能力が求められる5つの理由を紹介します。
- 悩みや希望を聞き出し、適切なアドバイスや施術プランを提案できる
- 施術後の仕上がりが予想と異なるなど、トラブルを未然に防げる
- 信頼感系が構築でき、安心して施術を受けてもらえる
患者ではなくお客様を相手にするサービス業の側面がある美容業界は、聞き上手であることや説明力、感情に寄り添う姿勢が必要不可欠です。
コミュニケーション能力が高いほど満足度や信頼関係を構築できるので、面接時に1番確認されるポイントと言っても過言ではありません。
美容看護師向きなのは、色々な性格のお客様がいるのでその人の性格に合わせた対応など臨機応変に接客ができる人です。
3.つねに勉強し続けられる
急速に進化する美容業界はスキルと知識のアップデートが求められるので、つねに勉強し続けなくてはいけません。
容姿は一時的な魅力ですが、勉強した知識は時間がたつほど蓄積していきます。美容看護師は何を勉強するのか、代表的な5つの学ぶことを紹介します。
- 美容医療技術の最新トレンド
- カウンセリング能力を向上させる倫理学や接遇
- 術後前後のケアや精神的な関り方
- 肌や筋肉、神経などの解剖学的の知識
- 医療に関連する法規や倫理に関する知識
学び続けていればほかの看護師との差別化が図れ、お客様からの信頼を得る要素にもつながる重要なことです。
新しい技術を学ぶことで安全な施術の提供や多様なニーズに対応できるようになるので、向上心がある人ほど美容看護師に向いています。
日々勉強を怠らず常に向上心を持った方がいいと思います。勉強を日々行うことで営業成績なども伸びて行かせると思います。
4.臨床経験が3年以上ある
一部の美容クリニックでは新卒や臨床経験の浅い看護師を採用するケースもありますが、即戦力として働ける臨床経験3年を応募条件としていることが多いです。
なぜ3年の実務経験が必要なのか、代表的な3つの理由を紹介します。
- 予期せぬトラブルが発生した際、緊急対応能力が求められる
- 今までの経験でコミュニケーション能力スキルが身についている
- 基礎的なスキルが身につき、業務全体を把握できる
美容クリニックとはいえ注射や点滴などの基本的な医療処置をおこなう機会は多いので、病院と仕事内容は異なるものの臨床経験が必要です。
自由診療の美容業界は看護師ができて当たり前と思われているので、1人で業務をこなせる自信がついてからチャレンジしてくださいね。
今までの急性期医療とは異なり、美しくなるために施術する自費診療のため、患者さんから求められるものもサービス業と同じようなイメージでした。注射が痛い、採血が下手だなどというクレームなども多く大変でした。
5.ビジネスマナーが身についている
自由診療の美容は高額な施術を提供する場ということもあり、病院よりも高度なビジネスマナーや接遇スキルが求められます。
ビジネスマナーが身についている看護師ほどリピーターが増え長期的な関係を築けるので、最低限求められる5つのマナーを紹介します。
- 相手と目線を合わせた挨拶
- 敬語やクッション言葉など正しい言葉遣い
- 程よい距離感を保つ立ち振る舞い
- 適切なメイクやヘアスタイルなど身だしなみ
- どんなときでも笑顔を絶やさない明るい表情
言葉遣いや立ち振る舞いでお客様の機嫌や信用を損ねてしまう可能性がある美容クリニックは、正しい言葉遣いとマナーがなければ務まりません。
美容クリニックは医療機関でありながらサービス業と同じマナーが求められるので、丁寧な言葉遣いや立ち振る舞いの人ほど面接で好印象を与えられます。
患者ではなくお客様であり、お客様があっての商売なので、接遇が大切になってくるところです。敬語の使い方から挨拶の仕方、話の聞き方まで接遇面をかなりチェックされました。
美容クリニックの面接で注意するポイント7つ
病院や通常のクリニックは業務を円滑におこなえる最低限の身だしなみやマナーが求められますが、清潔感や美しさが重視される美容クリニックの面接は注意するポイントが異なります。
美容クリニックは見た目や接遇力が重視される傾向にあるので、面接時に注意する7つのポイントと注意点を紹介していきます。
髪色・髪型 | |
ポイント | ✓ 髪色は黒か黒に近い茶色 ✓ 長い髪はまとめ、夜会巻きやお団子など清楚感がある髪型 ✓ 前髪はおでこを少し見せると好印象を与えられる |
注意点 | ✓ 派手な髪色は避ける |
メイク | |
ポイント | ✓ ナチュラルメイクを心がける ✓ 血色がよく見えるリップやチークを使うと好印象 |
注意点 | ✓ ノーメイクは気を使わない印象を与えるためNG |
カラコン | |
ポイント | ✓ 自然なブラウンや黒であれば問題ない ✓ サイズは13.7㎜以下 |
注意点 | ✓ 派手な色や大きなサイズは避ける |
ネイル | |
ポイント | ✓ 爪は短く整える ✓ ネイルはベージュや透明感のあるネイルなら可 |
注意点 | ✓ 長すぎる爪や派手なネイルは避ける |
服装 | |
ポイント | ✓ シャツは白の無地が基本 ✓ 黒のリクルートスーツを着用する ✓ 私服の場合はオフィスカジュアルを着用する ✓ 靴はヒール3~5㎝のシンプルなもの ✓ 服や靴のサイズはフィットするものを選ぶ ✓ カバンはA4サイズの落ち着いたカラー ✓ かならずストッキングを着用する |
注意点 | ✓ 柄物やフリルが付いたシャツは避ける ✓ グレーやネイビーのスーツは避ける ✓ ヒールがない、高すぎる靴はNG ✓ スカートの場合、丈はひざ下 |
アクセサリー・香水 | |
ポイント | ✓ アクセサリーはシンプルなものにする ✓ 結婚指は以外は外してもOK ✓ 時間確認用に腕時計を付けると良い ✓ ヘアスプレーは無香料のものを選ぶ |
注意点 | ✓ 派手なアクセサリーやピアスはNG ✓ 基本的に香水はNG |
面接時の態度 | |
ポイント | ✓ 相手の目を見てハッキリと話す ✓ 背筋を伸ばし、膝を揃えて座る ✓ 礼儀正し態度と、適切な挨拶を意識する |
注意点 | ✓ 接遇が求められるからこそ、丁寧な言葉で話す |
医療機関は治療に関するスキルや知識が重要視され、見た目や接遇力が占めるウエイトは大きくありません。
反対に美容クリニックは看護スキルよりも見た目や接遇力、コミュニケーション能力や美意識が評価されるので、しっかりと面接対策をしてから挑戦してくださいね。
\ 年収600万円以上を目指せる /
✓ 日勤のみで病棟以上の年収
✓ 福利厚生で施術が受けられる
✓ 需要が高まっている業界で働ける
実際に美容看護師を経験した3人のリアルな業界のリアルとは
美容業界は医療現場とは違い戸惑うことも多く、向き不向きがクッキリ分かれる仕事です。
実際に美容看護師を経験した人にアンケートを取ったので、何にやりがいを感じ大変なことは何だったのか詳しく紹介していきますね。
個人経営の
美容皮膚科勤務
21歳(神奈川県)
やりがい
患者さんが前回の施術から効果を感じ、自分の施術によって喜びや更に美意識があがった発言を頂けるとやりがいや嬉しさを感じることができる。また、施術側としても患者さんのいい変化が見れると嬉しい。
大変なところ
今までの病院経験とは異なる知識や技術、営業が要求されることが大変だと思う。保険診療でなく自由診療になることで、患者が治療や美容を追求する意識が大変異なるため、それに伴ったサービスを提供することの難しさを感じた。
人間関係
初めての美容看護師にチャレンジしましたが、務めている看護師全員が初めてです。寛容に受け止めてくれることや共感力が強いことがすごく有り難く、働きやすいと感じている。
辞めたあとの勤務先
夜勤がないクリニックで、終了時間が17〜18時までに終了するところ。残業がないところ。自宅から30分以内の病院ではなくクリニックでゆっくり働きたいと思っている。
大手の植毛・美容皮膚科勤務
41歳(愛知県)
やりがい
正直なところ、命を救っている現場ではないので患者さんに対してのケアでやりがいを感じることはほぼない。売り上げが好調で、予想よりもボーナス額が高かったり、臨時でインセンティブの収入があった時に嬉しく感じる。
大変なところ
植毛手術をメインとしているクリニックだったので、知識や技術をゼロから習得する必要があり、これまでの病棟経験やキャリアを生かすことができなかったこと。自分よりも若く、看護師としてのキャリアのないスタッフが上長になることもある。
狭い世界なので、クリニック独自のルールや職場風土に馴染めないと辛いと思います。
人間関係
スタッフ同士の人間関係は比較的良好だと思うが、役職者との関係はあまり良くない。経営重視であまり職場環境の改善などに目を向けてくれないので不満が貯まりやすく、相談しても嫌なら辞めればという空気感がある。
辞めたあとの勤務先
もう夜勤はやりたくないし、病棟や外来だと感染症リスクなども高いので、臨床現場は離れてメディカルコールセンターで働いています。
大手の美容外科勤務
30歳(福岡県)
やりがい
業務も人間関係も福利厚生も全てが自分に合わず、やりがいを感じれるほどのスキルを身に付けることができませんでした。脱毛など、看護師が行える処置で、指名をもらえたりしたら、やりがいを感じるかもしれません。
大変なところ
在籍している看護師が少なかったので、輪の中に入るのに苦労しました。また、オペも今まで経験したものとは全く違ったので、なかなか習得できず戸惑いました。接遇も対お客様になるので、病院とは違い大変です。結局慣れることが出来ず、試用期間が終わるときに退職しました。
人間関係
あまり教えてもらえる環境でもなく、入ってすぐに仲間はずれのような事をされることもあり、とてもいいとは言えませんでした。美容業界全体のイメージが悪くなり、その後は美容では働いていません。
辞めたあとの勤務先
特養・デイサービスのある施設を経て、一般病院の外来でパートとして働いたのち、現在はまた違う一般病院(内科メイン)で夜勤や遅出もしています。
美容クリニックは合う合わないもありますが、人間関係や働きやすさは職場ごとに大きく違います。
1度体験しなければ自分に合う職場なのか判断できないので、気になっている方はチャレンジしてみてくださいね。
美容皮膚科も美容外科も面接では見た目よりも適性を見られる
綺麗な人ばかりが働いているイメージがある美容業界ですが、実際は美意識の高い人が働いているうちにさらに綺麗になっただけで見た目は重要ではありません。
お客様に信頼される接遇や素直さ、適性が面接で重要視されるので、気になっている方は1度働いて自分に合う仕事なのか確かめてみることをおすすめします。
- 顔や体型で合否は決まらないものの、美への興味関心がなければ働くのは難しい
- 面接時には美意識や適性、ビジネスマナーが身についているかチェックされる
- 美容クリニックは、働いてみなければ自分に合う仕事なのか判断できない
美容クリニックは日勤のみで病棟以上の収入を得ることも可能なので、美への意識が高くしっかり稼ぎたい人におすすめの職場です。
容姿よりも美への興味関心やコミュニケーション能力、接遇力などが評価され、外見は関係ありません。とはいえ身だしなみに無頓着では働けないので、清潔感を大事にしてくださいね。
人気のクリニックは採用倍率が10倍とも言われているので、プロの手を借りてサポートしてもらうのが1番です。
解説します