看護師が退職できないとき労働基準監督署を頼るのをおすすめしない3つの理由を詳しく解説

    「なかなか上司が退職を認めてくれない」
    「労働基準監督署に相談してみようかな」

    と思うことはありませんか?

    本来であれば2週間前に退職の意思を伝えたら辞められるものの、強引な引き止めにあうと「どうやって辞めればいいんだろう」と悩んでしまいますよね。

    労働基準監督署へ相談し職場へ指導してもらうのも方法の1つですが、今後の事を考えると労働基準監督署の介入はおすすめしません。

    この記事を見ればなぜ退職する際に労働基準監督署への相談をおすすめしないのか、どうやって辞めればいいのかがわかります。

    強引な引き止めにあい辞めれない、退職届を受け取ってくれないなど退職トラブルを抱えている方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

    • 退職したいのに話を聞いてくれない
    • 退職届を受け取ってくれない
    • 自分の力で退職できる気がしない

    つねに人手不足の看護業界は退職を引き止められることが多く、なかには退職届を受け取らず話も聞いてくれないというケースもあります。

    退職したいのに話も聞いてくれないという状態は大きなストレスで精神的に疲弊してしまうので、退職代行を利用して辞めるのも1つの手です。当サイトのアンケートによると利用者全員が「ストレスなく退職できて利用して良かった」と言っているので、1人で悩まず無料相談だけでも依頼してくださいね。

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    目次

    大前提として2週間前に伝えれば退職はできる

    どこで働くのか、いつ仕事を辞めるのかは労働者の自由なので、退職の申し入れ日から2週間を経過すると雇用関係が終了すると民法で定められています。

    しかし、看護師の場合は就業規則で「退職の3ヶ月前に申し出る」など定められているケースも多く、民法と就業規則どちらが正しいのか悩んでしまいますよね。

    退職に関する基礎知識
    • 年棒制や雇用契約期間に定めがある場合、退職できない可能性がある
    • 2週間の数え方は休日も含め、申し入れ日と退職日を含めて14日間
    • 就業規則よりも民法のほうが優先される
    • 退職願ではなく「退職届」を提出する
    • 口頭ではトラブルになる恐れもあるため、退職届は書面で提出する

    退職の意思は2週間前に伝えれば問題ないものの、引継ぎなども考慮し2~3ヶ月前に退職の意思を伝えるのがマナーです。

    退職届を提出する際に有休消化の申請もすると残りの有休を使ったうえで退職できるので、かならず申請しましょう。

    ミヤ

    退職者に有休消化はさせないという上司もいますが、労働者の権利なので退職時に有休消化はできますよ。

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    退職する際に労働基準監督署への相談は避けるべき3つの理由

    退職できないと相談をすると是正指導をしてくれ、労働者の強い味方となる労働基準監督署。

    なかなか退職できないときの相談先としておすすめの機関ではあるものの、おすすめしない理由が3つあります。

    労基への相談は避けるべき理由
    1. 退職までに時間がかかる可能性がある
    2. 証拠を用意しなければいけない
    3. 職場に居づらくなってしまう
    この3つが
    避けるべき
    理由です

    労働基準監督署はどんなに時間がかかっても構わないと考える人向けの退職方法なので、今すぐにでも辞めたいと悩んでいる方にはおすすめできません。

    場合によっては職場に居づらくなってしまうので、労働基準監督署への相談は避けるべき3つの理由を詳しく紹介していきますね。

    1.退職までに時間がかかる可能性がある

    労働基準監督署に相談する前に退職できない証拠を集め、相談内容を事前に考えておかなくてはいけません。

    事前準備をして相談に行ったとしても、労働基準監督署ができるのは指導なのでトラブルが解決するとは限りません。

    時間がかかる問題点
    • 労基へ相談→上司と面談→労基へ相談と何度もやり取りが必要
    • 指導を受け入れてもらえない場合、自分で解決しなくてはいけない

    労働基準監督署の職員は代理人となり話し合ってくれるわけではないので、あくまでもアドバイスや指導で自己解決が原則です。

    今まで何度話し合っても退職を認めてもらえず労働基準監督署に行ったのにも関わらず、話が平行線のままというケースもあるので注意が必要です。

    2.証拠を用意しなければいけない

    労働基準監督署は労働に関する相談に乗ってくれるイメージですが、あくまでも労働に関する法律違反を取り締まる機関にしかすぎません。

    退職届を受け取ってくれない、強い引き止めに合っていても証拠がなければ動いてくれないので、証拠を用意するまでの時間が必要です。

    証拠の一例
    • 有給取得を拒絶したことがわかる資料
    • 雇用契約書や給与明細
    • ボイスレコーダーに録音した音声
    • 同僚や上司などほかの関係者の証言
    • メールやメッセージなどのやり取り

    証拠が多いほど労働基準監督署も介入しやすくなる半面、証拠が揃わなければ問題解決が難しくなってしまいます。

    証拠を集めるまでに時間がかかり退職時期が遅れてしまう可能性があるので、すぐに退職したいと考えている人にはおすすめしません。

    3.職場に居づらくなってしまう

    労働基準監督署は自己解決に向けたアドバイスや介入をおこなってくれるものの、いくら指導があってもアクションを起こさない職場はたくさんあります。

    本来であれば労働基準監督署は守秘義務があり職場にバレることはないものの、退職したいと伝えていたタイミングで指導が入れば「あの人だ」とバレてしまいます。

    バレた場合の問題点
    • 仕事量の増減やハラスメントなど報復行為を受ける可能性がある
    • スタッフ同士の信頼関係が損なわれ、職場の雰囲気が悪化してしまう
    • ストレスを感じながら働かなければいけない

    職場で孤立し退職するまで居づらくなってしまう可能性が高いので、労働基準監督署への相談はおすすめしません。

    自己解決や第三者のサポートを受けスパッと辞めたほうがストレスがかからないので、すぐ辞めたい場合は労働基準監督署の利用は避けたほうが無難です。

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    辞められないと悩む看護師が退職する3つの方法

    労働基準監督署は違法性が疑われる場合は立ち入り調査等もおこなってくれますが、かなりの証拠がなければ動いてくれません。

    看護の世界は横のつながりもあり可能な限り円満に辞めたほうがいいので、自力で退職するための3つのポイントを紹介します。

    辞められない看護師が退職する方法
    1. 退職しやすい時期までガマンする
    2. 根気強く何度も退職の意思を伝える
    3. 人事部など伝える人を変える
    粘り強く
    説得します

    これから紹介する3つの方法は、短期間で辞めるというよりもタイミングや説得による退職方法なので時間がかかります。

    少しでも円満に辞めたい方向けの退職方法なので、3つの方法を詳しく解説していきますね。

    1.退職しやすい時期までガマンする

    退職は看護師の好きなタイミングで決められるものの、看護師長や先輩ナースに「こんな忙しい時期なのに」と文句を言われるのは嫌ですよね。

    引き止められやすい時期は避け「こちら側も事情は配慮している」という姿勢が重要なので、以下のタイミングで退職するのは避けたほうが無難です。

    退職が難しい時期
    • 年末年始や夏季休暇などシフトを組むのが難しいとき
    • 産休に入る看護師がいるとき
    • 委員会や看護研究の活動をしているとき

    年度末は異動や定年退職者なども多く次年度に向けて編成を考える時期なので、退職の話も比較的スムーズに進みます。

    少しなら退職時期が遅くなっても問題ない場合は、繁忙期を避け退職しやすい時期を選びましょう。

    2.根気強く何度も退職の意思を伝える

    「辞めるか迷っていて…」と相談すると引き止めれば思いとどまってくれると思わせてしまい、退職しにくくなってしまいます。

    退職するという強い意志で決定事項として伝えると「引き止めても無駄だ」と思ってもらえるので、自分の意思をハッキリと伝えましょう。

    決定事項として伝えるポイント
    • 相談ではなく報告として伝える
    • 引き止めにくい退職理由を伝える
    • 仲のいい同僚にも辞める意思は固いと断言する

    1度や2度の話し合いでは認めてもらえない可能性は高いものの、何度も「もう辞めます」と根気強く伝え上司に諦めてもらうのも方法の1つです。

    ただ、認めてもらえるまで数ヶ月~1年働き続けた看護師もいるので、時間がかかってでも自分の力で辞めたい人向けです。

    3.人事部など伝える人を変える

    直属の上司に退職を認めても会えない場合、ほかの関係者に認めてもらうのも1つの手です。

    何度も上司に話して認めらてもらえないときのみ有効な手段なので、伝える順番を紹介していきますね。

    退職を伝える順番
    1. 直属の上司に根気強く伝える
    2. 人事部に伝え、問題解決を手助けしてもらう
    3. 労働組合に支援を求め、サポートしてもらう
    4. 弁護士や退職代行サービスなどプロに頼む

    実際に合った退職トラブル10選でも紹介していますが、なかには理事長と話し合い何とか退職を認めてもらった看護師もいます。

    師長より立場が上の人に交渉しても即座に退職を認めてくれるわけではないので、粘り強く辞めたいと伝えなければいけません。

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    退職できない3人の看護師が転職するまでの体験談

    何度退職したいと伝えても見tめてもらえない場合、どうやって辞めればいいのか悩んでしまいますよね。

    そこで、3人の看護師が実際にどうやって退職を認めてもらったのか紹介するので、参考にしてください。

    転職するまでの体験談
    1. 時間をかけて退職の意思を伝えた
    2. 提示された辞める条件を飲んだ
    3. 最終的に退職代行を利用した

    クラウドワークスで独自調査したアンケートをもとに口コミを紹介します(調査期間:2023年12月2日~16日)

    この3人を
    紹介します

    看護師として働いていれば引き止められるのはよくあることですが、自力で解決しようとすると半年~1年もガマンした人もいます。

    常識で考えるとあり得ない思いをして退職した看護師が多いので、どうやって認めてもらったのか詳しく紹介していきますね。

    1.時間をかけて退職の意思を伝えた

    兵庫県(26歳)
    当時 総合病院の集中治療室勤務

    退職体験談

    退職したいという意思を1年前に伝え、師長の判断ではどうにもならないと看護部長と面談して退職したい意向を説明した。その際にうちの系列のほかの病院ではダメなのかなど、何度も引き止められた。

    最終的に辞めたい意思を根幹と師長に伝え続け、看護部長との面談でもどうして辞めたいのか、他ではダメな理由を探し1年以上かけて論破した。

    退職を認めてもらえない上司は多く、どうすれば悩んでしまいますよね。もっとも多かったのが根気強く何度も退職したい理由を伝え、上司に認めてもらった方法です。

    3ヶ月~6ヶ月かけて退職を認めてもらった人が多く、長い人は1年もかかっています。

    時間をかけて認めてもらっても有給が消化できない、退職金が少ないなどトラブルが多かったので、お金よりも退職できる人向けの辞め方です。

    ミヤ

    有給は消化できないと拒否された場合の対処法でも紹介していますが、有給は労働者の権利なのでかならず取得してください。

    2.提示された辞める条件を飲んだ

    神奈川県(35歳)
    当時リハビリ病院勤務

    退職体験談
    新卒で入職したため、一人前にはなっていないと他者からの評価で退職できずにいました。当時は月に7〜8回夜勤(2交替)を行なっていたので、若手が辞めると夜勤者がおらず痛手だったのだと今は思います。

    辞める条件として看護研究、プリセプター、係、全てを同時期に行ない何とか退職できました。

    人手不足で新しい人員が入ってこない職場に多いケースですが、新しい人が決まるまでと具体的な期日を決めず引き止めてくるケースは多いです。

    話し合いで解決したものの不当な条件を飲むのはおかしな話ですが、シフトに文句を言うななど無理難題を言われた看護師もいます。

    辞めたいがゆえに条件を飲んでしまうものですが、冷静に考えて従うのか話し合うのか考えたほうがいいです。

    ミヤ

    何度も引き止められると心が折れてしまい冷静な判断ができなくなってしまうので、条件を飲んでしまう気持ちもわかります。

    3.最終的に退職代行を利用した

    三重県(23歳)
    当時重症心身障害児病棟勤務

    退職体験談

    師長さんに退職したいと伝えたものの「退職する半年前に言って。別に無理矢理今退職してもいいけれど、残った人たちの負担が増えるよ。看護部長が怒るよ。」と言われ、人手不足を理由に半年先延ばしにされそうにされました。

    半年も待てないと思いうつ病の診断を貰って休職した上に退職代行を使って退職しました。

    労働基準法では2週間前に退職の意思を伝えればいいことになっていますが、病院の独自ルールや上司の常識を押し付けるケースは多々あります。

    引き止めの際「怒る」「脅す」はよくあることなので、屈せず行動に移すのは非常に重要です。

    看護師の退職代行体験談でも紹介していますが、1日も出社せずササっと辞めたい方は退職代行の利用も検討してみてください。

    ミヤ

    2~3万円ほど費用はかかってしまいますが、有給消化したうえでストレスなく辞められるのが魅力です。

    もし「退職の話を聞いてくれない」「部署異動を説得されている」などの引き止めにあっている場合、今すぐに退職代行を利用することをおすすめします。
    長い人だと辞めさせてもらえず、半年~1年もの間退職できない看護師もいるからです。

    どんな退職トラブルも退職代行を利用すれば確実に退職できるので、嫌な思いをしながら働いている方は無料相談だけでもしてみてください。

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    居づらくなる労働基準監督署への相談はおすすめしない

    労働基準監督署へ相談すれば法令順守の確認や退職に関するアドバイスをもらえる一方で、あくまでも指導なので雇用主が聞き入れない可能性もあります。

    守秘義務はあるものの「タイミング的にあの人だ」とバレてしまう可能性は高いので、労働基準監督署以外の方法で退職することをおすすめします。

    まとめ
    • 労働基準監督署への相談は時間がかかるうえに、職場に居づらくなる可能性が高い
    • 円満退社したい場合は退職しやすい時期を狙い、根気強く退職の意思を伝えるしかない
    • 根気強く伝えた人でも3ヶ月~1年ほど理不尽な条件で働くケースもある

    労働基準監督署への相談がバレて居心地が悪くなったら、今よりもストレスを感じながら働かなくてはいけません。

    居づらい職場で働くのが嫌だと考える方は、根気よく説得したり退職代行でスパッと辞めることも検討してみてください。

    ミヤ

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